カスタムレポートファイルのエクスポートおよびインポートに必要な設定
カスタムレポートファイルは、顧客が作成または修正し、レポートで使用されるファイル (Info*Engine タスク、JSP、RBINFO ファイルなど) です。「レポート」テーブルで使用できる「レポートをエクスポート」および「レポートをインポート」操作により、Windchill インストールの指定した場所にあるカスタムファイルのみをエクスポートおよびインポートします。この場所は <Windchill>/codebase および <Windchill>/tasks を基準とする相対ディレクトリであり (デフォルトでは ext)、これは「レポートのカスタマイズのディレクトリ」プリファレンスの値として指定されています。このプリファレンスは、「サイト」ユーティリティページから起動する「プリファレンス管理」ユーティリティの「レポート」カテゴリにあります。
PTC が提供しているレポート成果物およびコードはエクスポートされません。
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顧客が作成し、「レポート」テーブルでレポートとして公開されている「照会ビルダー」レポートテンプレート、顧客が作成または修正したその他のファイル、PTC がレポートおよびレポートテンプレートのために提供しているロードファイル、Cognos レポート仕様 XML ファイル、Cognos レポート属性プロパティファイルは、いずれもカスタムとは見なされません。したがって、これらのファイルは、「レポートをエクスポート」および「レポートをインポート」操作により、Windchill システムで格納されている場所から公開されインポートされます。
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Windchill レポートでカスタムファイルを使用するには、
PTC が提供しているファイルのカスタマイズに関する最良事例および
カスタマイズしたファイルを管理するためのディレクトリ構造の設定とテキストの調整に記載されている手順に従って、カスタマイズ可能な領域に必要な
ext ディレクトリを作成してそこにカスタムファイルを保存し、
Windchill インストールディレクトリに適用します。
ext 以外のディレクトリ名を使用する場合、それに合わせて
「レポートのカスタマイズのディレクトリ」プリファレンスを設定する必要があります。PTC が提供している別のディレクトリ名に合わせてプリファレンス値を変更することはサポートされていません。
「レポートをエクスポート」および「レポートをインポート」操作を使用してある Windchill システムからカスタムファイルを含むレポートをエクスポートし、別の Windchill システムにインポートする場合、「レポートのカスタマイズのディレクトリ」プリファレンスの値がソースシステムとターゲットシステムの両方で同じである必要があります。
この設定に合わせて既存のカスタムレポートを更新する方法については、eSupport ポータル (URL:
https://www.ptc.com/appserver/cs/portal/) の記事 CS123005 を参照してください。