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クラシック状態とフェーズについて
Windchill は、プロジェクトまたはプログラム、それらの計画、およびそれらに含まれるオブジェクトの状態を定義する機能を提供します。プロジェクトまたはプログラムのフェーズを定義する機能も用意されています。これらの状態およびフェーズは、プロジェクトまたはプログラムとその情報の管理に役立ちます。
オブジェクトの状態
状態は、プロジェクトまたはプログラムに保存されたオブジェクトの完成度を表します。Windchill には、「作業中」「完了」、および「キャンセル」の 3 つの状態が用意されています。オブジェクトが作成されると、初期状態は「作業中」に設定されます。オブジェクトの所有者は、オブジェクトの情報ページで状態を変更できます。状態の変化は、完成度の変化か、そのオブジェクトの完了を示します。オブジェクトがプロジェクトまたはプログラムの成果物にリンクしている場合、状態の変化を使用して、変更があったことをチームメンバーやプロジェクトまたはプログラムのマネージャに知らせることができます。
オブジェクトの作成者、編集アクセス許可を持つすべてのユーザー、およびプロジェクトまたはプログラムのマネージャ役割に属するすべてのユーザーは、オブジェクトの状態を変更できます。
プロジェクトまたはプログラムの状態
状態は、プロジェクトまたはプログラムの操作と作業の段階を示します。Windchill は、プロジェクトまたはプログラムの状態に特有のいくつかの機能とアクセス制御をサポートしています。
以下の表は、プロジェクトまたはプログラムと、それらの計画の状態およびフェーズを示したものです。
プロジェクトまたはプログラムの状態
許可された計画の状態
注記
定義済み
定義済み
プロジェクトまたはプログラムの作成時の初期状態です。
実行中
定義済み
実行中
サスペンド
完了
プロジェクトマネージャまたはプログラムマネージャは、計画を手動で変更できます。
サスペンド
サスペンド
計画の状態が自動的に変わります。
キャンセル
キャンセル
計画の状態が自動的に変わります。
完了
完了
計画の状態が自動的に変わります。
計画の状態
計画の状態は、計画の操作とアクティビティの段階を示します。計画は、計画の状態に特有のいくつかの機能とアクセス制御をサポートしています。計画の状態はプロジェクトまたはプログラムの状態の下位にあります。プランの状態を個別に設定できますが、プロジェクトまたはプログラムの状態によってオーバーライドすることもできます。
プロジェクトまたはプログラムが自動実行モードの場合、「計画」ページから利用できる操作を実行して、計画の状態を変更できます。
以下の表は、プロジェクトまたはプログラムの状態に応じて使用可能となる計画操作を示しています。
プロジェクトまたはプログラムの状態
許可されている計画アクセス許可
注記
定義済み
プロジェクトマネージャまたはプログラムマネージャの場合はすべてのアクセス許可
プロジェクトまたはプログラムが作成されたときの計画の初期状態です。
実行中
プロジェクトマネージャまたはプログラムマネージャの場合はすべてのアクセス許可、メンバーの場合は読み取り専用アクセス許可、オーナーの場合は編集アクセス許可
通常操作中の計画の状態です。
サスペンド
プロジェクトマネージャまたはプログラムマネージャの場合はすべてのアクセス許可、メンバーの場合は読み取り専用アクセス許可
キャンセル
プロジェクトマネージャまたはプログラムマネージャの場合は読み取りおよび再開始アクセス許可、メンバーの場合は読み取り専用アクセス許可
プロジェクトまたはプログラムがキャンセルされると、その計画もキャンセルされます。
完了
プロジェクトマネージャまたはプログラムマネージャの場合は読み取りおよび再開始アクセス許可、メンバーの場合は読み取り専用アクセス許可
完了した計画を再開始することはできません。
フェーズ
プロジェクトまたはプログラムのフェーズは、プロジェクトまたはプログラムを使用する組織およびすべてのメンバーに対して、プロジェクトまたはプログラムの完成度を示します。フェーズは、プロジェクトマネージャまたはプログラムマネージャによって設定されます。フェーズは、プロジェクトまたはプログラムの特有の機能やアクセス制御機能にはリンクされません。
Windchill では、「プランニング」「開発」「レビュー」などの、さまざまなプロジェクトまたはプログラムのフェーズが用意されています。