Windchill ProjectLink 10.0 リリースから拡張プロジェクト計画 (EPP) プロジェクトが導入されました。以前のリリースの Windchill で作成された計画は "クラシック" 計画と呼ばれ、クラシックタイプの計画は新規としては作成できなくなりました。ただし、最新リリースにアップグレードした場合は、クラシック計画を引き続き実行でき、インポートしたクラシックプロジェクトテンプレートから新規プロジェクトを作成することもできます。

Windchill プロジェクトは、要請されたユーザーがプロジェクトチームとして共同で作業する Web ベースのスペースです。たとえば、ブルドーザーの製品ラインがあるとすると、1 つまたは複数のブルドーザーのブレード設計に関連付けられたアクティビティを調整するためのプロジェクトを作成できます。エンジニア、エンジニアリングマネージャ、製品マネージャ、サプライヤなどのチームメンバーはそのプロジェクトスペースにアクセスし、ドキュメント、CAD ファイル、重要な Web ページへのリンク、またはその他の情報の検索、保存、共有に使用できます。チームメンバーは CAD ファイルをマークアップして表示し、既存の部品やドキュメントの新しい作業版数を作成し、ファイルをほかのチームメンバーにルーティングして、レビューや承認を受けることができます。プロジェクトマネージャ役割に割り当てられているチームメンバーは、プロジェクトのスケジュール、または計画を作成したり、プロジェクトの成果物をチームメンバーに割り当てたりできます。また、チームミーティングをスケジュールしたり、プロジェクトディスカッションをオンラインで開くこともできます。

プロジェクトテンプレートにより、新しいプロジェクトをあらかじめ定義されたフォルダ構造、ユーザー役割などに基づいて作成できます。管理者はプロジェクトをテンプレートとして保存またはエクスポートして、既存のプロジェクトから新規プロジェクトテンプレートを作成できます。また、既存のプロジェクトを新しいプロジェクトとして保存して、フォルダ構造やチーム役割、成果物などのオブジェクトを再利用することもできます。