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選択肢の選択に対する規則の影響
オプション選択肢には、割当済みオプションセットに定義されている規則が適用されます。このため、フィルタ基準を選択すると、選択内容によってはほかの選択肢が自動的に選択されたり、有効または無効になったりする場合があります。
割当済みオプションセットに規則が定義されている場合は、次のようになります。
「含む」規則に含まれている選択肢を選択すると、関連した選択肢がすべて自動的に選択されます。
「除く」規則に含まれている選択肢を選択すると、共存できない選択肢が自動的に無効になります。
「有効」規則に含まれている選択肢を選択すると、特定の選択肢だけが選択可能になり、同じオプションのほかの選択肢は無効になります。
選択肢の選択を規定する規則は、次の処理順序でシステムによって評価されます。
「除く」規則 (グローバルまたはセット固有) - 共存できない選択肢を除外します。
エフェクティビティ日付 (セット固有) - エフェクティビティ範囲に含まれない選択肢を除外します。
「含む」規則 (グローバルまたはセット固有) - ソース選択肢が選択された後、関連したターゲット選択肢を含めます。
選択の競合は次のように処理されます。
単一選択オプションの場合:
「含む」規則の結果として選択肢が選択された場合は、単一選択肢オプションに対してすでに選択されていた選択肢があれば選択解除されます。
選択肢が「含む」規則のターゲット選択肢である場合は、単一選択肢の選択項目を選択解除することはできません。
「含む」規則のターゲット選択肢を選択すると「除く」規則と競合する場合、これらの選択肢はすべて無視されます。
「含む」規則に選択肢が指定されている場合に、エフェクティビティ日付を選択すると、選択肢のいずれかが使用不可になって、「含む」規則が無効になる可能性があります。選択したエフェクティビティ日付が原因でターゲット選択肢が選択解除されたことを示すエラーメッセージが出されます。
選択肢が有効、無効、または未選択になる選択肢の選択と規則の影響
規則のトリガとなる選択肢またはエフェクティビティ日付が指定されている選択肢を選択すると、以前に選択した選択肢が無効になるか未選択になることがあります。そのようなコンフリクトが検出された場合、エラーメッセージが表示されます。
選択肢を選択すると、以前に無効にした選択肢が有効になる規則もトリガされることがあります。
選択肢が有効化されたときに自動的に再選択するか決定するために、選択肢の選択に影響するすべての要因が評価されます。その評価に基づいて、選択肢の横にあるチェックマークがオンまたはオフにされます。決定要因の一部を次に示します。
選択肢は規則によって制御されているか、その規則のソース選択肢が選択されているか。
選択肢はエフェクティビティ日付によって有効化/無効化されているか。
選択肢は規則によって有効化/無効化されているが、エフェクティビティ日付によって有効化/無効化されているか。
規則の確認の無効化
選択肢の選択に関する規則の効力を無効にする場合は、「フィルタを編集」ウィンドウで「規則の確認を無効化」を選択します。
規則の確認を無効化する場合は、次の点を考慮してください。
子部品の「必要最小値」と「許容最大値」の確認ステップがスキップされ、子部品数の制約に違反するバリエーション部品を作成できます。
すべての規則とエフェクティビティ設定が無効になり、割当済みオプションセットの選択肢がすべて選択できるようになります。