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規則のオブジェクトタイプ階層の使用法
定義されたすべての規則は、その規則を適用するオブジェクトタイプを指定します。オブジェクトタイプには、独自の階層があります。オブジェクトに適用する規則を決定するときに、この階層を使用します。オブジェクトタイプ階層は、最上位レベルのタイプを親タイプとして定義し、親のサブタイプはすべて親の子となります。
オブジェクト初期化規則は、この親子関係を使用して、特定のオブジェクトに適用する規則セットを識別します。
親タイプを使用して定義された任意の規則は、その親の子にも適用されます。たとえば、次のように指定されているとします。
wt.doc.WTDocument という親タイプがあります。
WTDocument には使用可能な複数のサブタイプがあります (com.ptc.General および com.ptc.ReferenceDocument として識別される 2 つのサブタイプなど)。
wt.doc.WTDocument オブジェクトタイプ用の規則セットは、サブタイプ com.ptc.General および com.ptc.ReferenceDocument に関連付けられたオブジェクトにも適用されます。
サブタイプ用に定義された規則は、そのサブタイプおよびその子に対してのみ適用されます。親タイプには適用されません。たとえば、wt.doc.WTDocument のサブタイプ com.ptc.General に対して定義された規則は、wt.doc.WTDocument オブジェクトタイプに関連付けられたオブジェクトに適用されません。
親タイプ用の規則セットと同じ属性に影響を与えるサブタイプ用の規則セットがある場合は、通常、サブタイプの規則が優先されます。例外には以下のものがあります。
final 引数が親規則に含まれる場合
ignore 引数が子規則に含まれる場合
親規則が現在のコンテキストに存在し、子規則が上位レベルのコンテキストに存在する場合