エンタープライズデータ
エンタープライズデータは、Windchill のバージョン化されている処理可能なオブジェクトであり、ERP システムにパブリッシングされる必要のあるデータを格納するために使用されます。
2 種類のエンタープライズデータがシステムによって管理されています。1 つは共通エンタープライズデータ (CED) で、もう 1 つはビュー特有のエンタープライズデータ (VSED) です。共通エンタープライズデータは、特定のマスターのすべての改訂および作業版数で共有されている属性と関連オブジェクトで構成されています。 ビュー特有のエンタープライズデータは、特定のビューのすべての改訂および作業版数で共有されている属性と関連オブジェクトで構成されています。
エンタープライズデータの情報ページは、エンタープライズデータに関連する情報の集積場所です。このページにアクセスするには、オブジェクトの情報アイコン
をクリックします。
情報ページから、エンタープライズデータに対する操作を実行したり、オブジェクト属性と関連情報を表示したりできます。
情報ページの使用方法については、
情報ページについておよび
情報ページのタブのカスタマイズを参照してください。
操作
情報ページの左上隅にある
「操作」メニューに、該当する操作がリスト表示されます。
Windchill の多くのオブジェクトで使用できる操作については、
一般的な操作を参照してください。これらの操作を実行できるかどうかは、エンタープライズデータの状態およびエンタープライズデータに対するアクセス権によって異なります。ステータスインジケータの詳細については、
オブジェクトステータスを参照してください。
タブ
エンタープライズデータの情報ページには、次のタブが表示されます。各オブジェクトの情報ページでタブをカスタマイズし、必要な情報のみが表示されるように設定できます。詳細については、
情報ページのタブのカスタマイズを参照してください。
| 管理者はユーザーに表示可能なタブを修正する権限を持っています。 |
タブ | 説明 |
詳細 | 「詳細」タブにはオブジェクトの属性が表示されます。 Windchill で使用できる一般的な属性については、 オブジェクトの属性を参照してください。 このオブジェクトに関連する属性は次のとおりです。 • 属性 • システム |
履歴 | 「履歴」タブでは、オブジェクトのプロセス全体をそのワークフロー状態によって表示できます。このタブから以下のテーブルを表示できます。 • タイムライン 「タイムライン履歴」テーブルには、オブジェクトの履歴情報がグラフィック形式で表示されます。イベントの横にある色の付いたインジケータアイコンをクリックすると、そのイベントの詳細情報が表示されます。 • バージョン履歴 オブジェクトのこれまでのすべての作業版数と改訂を一覧表示します。 Windchill で使用できる一般的な属性については、 オブジェクトの属性を参照してください。 |
関連オブジェクト | 「関連オブジェクト」タブでは、関連するドキュメントや部品の関連付けを表示、追加、変更または除去できます。このタブから以下の関連テーブルを表示できます。 • 詳細ドキュメント • 参照ドキュメント • CAD/ダイナミックドキュメント • 部品 Windchill で使用できる一般的な属性については、 オブジェクトの属性を参照してください。 |
エンタープライズデータのバージョン属性のカスタマイズ
デフォルトで、共通のエンタープライズデータとビューの特定のエンタープライズデータの両方のバージョン属性に設定されているデータユーティリティがあります。ただし、このデータに独自のバージョン属性を追加して新規レイアウトを作成する場合は、製造関連製品構造ブラウザに必ず正しい値が表示されるようにデータユーティリティ ID を割り当てる必要があります。そうしない場合、カスタマイズしたバージョン属性は割当不可として表示されます。
適切なデータユーティリティ ID を提供するには、次の手順に従います。
1. カスタマイズしたレイアウトでバージョン属性を選択し、「グループ属性プロパティを表示」をクリックします。
2. 「データユーティリティ ID」フィールドに、「enterprisedataVersionDU」と入力します。