Windchill のドキュメント
Windchill ドキュメントにより、外部アプリケーションを使用して作成されたコンテンツを管理および共有できます。ドキュメントは、Windchill にアップロードされたファイル、URL リンク、電子的にアクセスできない外部コンテンツの説明のいずれかです。ドキュメントでは、一般的なコンテンツや、製品開発に関連する特定のタイプのコンテンツ (BOM、仕様、技術文書など) を表現できます。
Windchill ドキュメントは、本質的に 2 つの要素で構成されます。
Windchill ドキュメントオブジェクト
ドキュメントは Windchill オブジェクトとしてバージョン制御され、Windchill 固有の特定の属性 (番号、タイプなど) が割り当てられます。サイトで使用されるプロセスに応じて、ドキュメントにライフサイクル状態が割り当てられる場合や、ドキュメントがワークフロープロセスに含まれる場合があります。ドキュメントとその他の Windchill オブジェクトの間に、参照や親子関係を作成することもできます。
プライマリコンテンツ
各ドキュメントに含まれる情報が、そのドキュメントのプライマリコンテンツです。
プライマリコンテンツ
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説明
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ローカルファイル |
最も一般的なタイプのプライマリコンテンツは、ローカルマシンからアップロードされたファイルです。たとえば、Microsoft Word ドキュメント、PDF、スプレッドシート、プレゼンテーションなどがあります。
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URL リンク |
外部 Web サイトへのリンクです。この場合、プライマリコンテンツは完全な URL パスと見なされます。
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外部ストレージ |
外部ストレージのドキュメントは、ローカルファイルまたは URL リンクとして添付できないコンテンツを表します。これには、物理的なオブジェクト、場所、重要な機密情報などが含まれます。
この場合のプライマリコンテンツは簡単な説明です。コンテンツの性質に応じて、たとえば、オブジェクトの説明、住所、ファイルキャビネットの番号などになります。
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コンテンツなし |
コンテンツを含まないドキュメントオブジェクトです。たとえば、今後作成するドキュメントのプレースホルダーとして使用されます。
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セカンダリコンテンツ
プライマリコンテンツに加え、セカンダリコンテンツを添付資料としてドキュメントに含めることができます。
添付資料には、同じタイプのコンテンツを一般的な
Windchill ドキュメントとして含めることができますが、これらはスタンドアロンのオブジェクトとして見なされません。したがって、添付されたコンテンツは
「フォルダコンテンツ」テーブルに表示されず、ほかのドキュメントと比較して機能が制限されます。詳細については、
添付資料を参照してください。
添付資料は次の状況に最適です。
• コンテンツがプライマリコンテンツと直接相関があるか、プライマリコンテンツから派生しているとき。たとえば、テクニカルイラストレーションからイメージファイルが生成された場合などです。
• コンテンツに対し、バージョン制御、ワークフロープロセス、またはカスタマイズしたアクセス制御を使用する必要がないとき。
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どのオブジェクトにセカンダリコンテンツが含まれているかを確認するには、カスタムテーブルビューを作成して「添付資料」列を追加します。 オブジェクトにセカンダリコンテンツが含まれている場合、この列に添付資料インジケータ が表示されます。このインジケータをクリックすると 「添付資料」テーブルが開きます。 |
セカンダリコンテンツに関連しているが適切ではないコンテンツファイルが複数ある場合、次のオプションがあります。
• ドキュメントの情報ページの
「構造」タブ内でドキュメントをリンクできます。この場合、1 つの中央または "親" ドキュメントの下にドキュメントをグループ化します。これによって
「子ドキュメント」と
「親」の関係が作成され、
「関連オブジェクト」および
「構造」タブに表示されます。詳細については、
構造化ドキュメントを参照してください。
• 「参照ドキュメント」および
「親参照ドキュメント」の関連付けを使用して、ドキュメントをリンクできます。関連付けたドキュメントは、ドキュメントの情報ページの
「関連オブジェクト」タブに表示されます。詳細については、
ドキュメントの参照および
オブジェクトの関連を参照してください。
ドキュメントサブタイプ
Windchill ドキュメントでは、"サブタイプ" と呼ばれるさまざまなタイプを使用できます。タイプはドキュメントを作成するときに指定します。ドキュメントの作成後にタイプを変更することはできません。
通常、メインの
「ドキュメント」オブジェクトタイプ
に加え、
Windchill ではデフォルトでいくつかのドキュメントサブタイプを使用でき、一意のオブジェクトタイプインジケータがあります。
議事録 一般 議題 参照ドキュメント プレゼンテーション 計画 一部のドキュメントタイプには、デフォルトの属性や一意の機能が含まれている場合があります。たとえば、
「参照ドキュメント」オブジェクトタイプ
は、
「参照」および
「親参照」の関係を使用して部品に割り当てることができる唯一のドキュメントタイプです。
ドキュメントサブタイプはカスタマイズ可能です。つまり、サイト管理者は自分の会社に固有のドキュメントタイプを作成できます。ドキュメントタイプは、指定できるプライマリコンテンツのタイプを必ずしも制限しませんが、多くの場合は、特定のドキュメントタイプを作成するときに特定のファイルフォーマットを使用することが、サイトにおける最良事例です。
ドキュメント管理
Windchill 全体で使用できる一般的な操作に加え、次のツールを使用してドキュメントを管理できます。
ドキュメント構造は、ドキュメントの間の親子関係を定義します。これらの関係は階層テーブルに反映されます。テーブル内の各ドキュメントは、自身より下に表示されているドキュメントを使用しています。
ドキュメントとほかのドキュメントまたは部品の間に参照関係を作成できます。
Windchill Desktop Integration は、デスクトップから直接 Windchill ドキュメントにアクセスできるようにするプラグインです。また、ほとんどの Windchill ドキュメント管理操作を、Microsoft Word、Excel、Outlook、および PowerPoint から直接実行することもできます。
| 使用できる操作は、インストールしている Windchill ソリューションと、サイトで設定されているプリファレンスによって決定されます。たとえば、Pro/INTRALINK には Windchill Desktop Integration 機能が含まれていません。 |
特殊な Windchill ドキュメント
その他のいくつかの Windchill オブジェクトを "ドキュメント" と呼ぶこともあります。これらは、同様に外部アプリケーションで作成されて Windchill にアップロードされます。ただし、ここで説明する Windchill ドキュメントは、Windchill で管理されるほかのコンテンツとは異なる、固有のオブジェクトタイプです。たとえば、CAD ドキュメントや Arbortext ドキュメントは、それぞれ独立したオブジェクトタイプと見なされます。
サイトにインストールされているソリューションに応じて、その他にも使用できるドキュメントオブジェクトがあります。その他のドキュメントの詳細については、次のトピックを参照してください。
Windchill Integrations for Embedded Software をインストール済みで、ソフトウェアドキュメントを使用している場合は、次のトピックを参照してください。