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メッセージボディおよびマニフェスト
メッセージボディ Zip ファイル
メッセージボディファイルは WVS から Arbortext PE サーバー に送信された ZIP ファイルです。メッセージボディには、必要な出力の生成に使用されるコンテンツとメタデータが含まれています。メッセージボディのコンテンツは、リクエストされたパブリッシング済み出力のタイプと、そのリクエストが完全なパブリッシングジョブか差分のみのパブリッシングジョブかによって異なります。パブリッシングは情報構造、パブリッシング構造、または製品階層から開始できます。
パブリッシングリクエストと構造のタイプに応じて、メッセージボディのファイルセット内に次のファイルが含まれます。
manifest.xml
メッセージボディ内のすべてのオブジェクトを箇条書きにします。これらのエントリはメッセージボディファイルのコンテンツの明細を表します。マニフェストには、パブリッシング仕様への Windchill のパス、サーバーのホスト名、作成日、出力タイプ、ルート構造の URI などその他の情報も含まれます。
PublishInfo.xml
メッセージボディの作成に使用された環境とシステムに関連する情報を箇条書きにします。
メッセージボディのバージョン
Windchill バージョンのシステム出力
リリーストグル
WVS パブリッシングジョブ ID などのパブリッシングジョブの仕様
基本サービス構造の情報と属性
バンドルでは、PublishInfo.xml にバンドルのバージョン、Arbortext Publishing Engine のバージョン、およびトランザクション ID も含まれます。
PublishInfo.xml に含めるサービス構造属性を publishinfo_attset.xml で設定できます。
windchill.type.name ディレクトリ
ダイナミックドキュメントなど、構造のコンテンツを含む 1 つ以上のディレクトリ。名前は Windchill タイプから形成されます。このようなディレクトリが 1 つ以上存在します。
windchill.partlist.PartList ディレクトリ
partslist.xml 汎用マークアップ形式でシリアライズされた部品リストが含まれているディレクトリ。
custom ディレクトリ
Windchill からのカスタム成果物が含まれているディレクトリ。カスタム成果物は、非 Windchill オブジェクトである場合も、パブリッシング構造、情報構造、または製品階層にリンクされていないオブジェクトである場合もあります。ディレクトリの作成、ディレクトリへのカスタム成果物の追加、メッセージボディへのディレクトリの追加は、CustomArtifactProvider 拡張機能によって制御されます。詳細については、パブリッシングの高度なカスタマイズを参照してください。
Identifier.xml
WVS によって送信された汎用マークアップ形式の XML ファイルにシリアライズされたルートサービス構造。Identfier が生成されます。このファイルは処理されるルート構造を表す XML ドキュメントです。
バンドルパブリッシングでは、言語に関係ない固定値である URI によって構造が識別されます。
ProductInstances.xml
製品階層に関連付けられている製品インスタンス情報がシリアル化された XML フォーマットで含まれています (存在する場合)。
ProductInstances.xml のメタデータ属性を publishable_attset.xml で設定できます。
reps
さまざまな XML 成果物で指定された ResourceMap エレメントによって参照されている製品表現が含まれています。製品表現はメッセージボディマニフェストに箇条書きにされません。
pubspec.xml
Arbortext PE サーバー での使用のため XML フォーマットに変換された、選択済み WVS パブリッシング規則のパブリッシングの仕様が含まれます。パブリッシング規則を選択すると、その仕様が pubspec.xml に配置され、WVS によって Arbortext Publishing Engine に送信されます。
パブリッシングパラメータのデフォルト値のセットを含む別の pubspec.xml ファイルが Arbortext PE サーバー 上の通常はサービスアプリケーション内に存在します。WVS から送信された pubspec.xml で指定されているパラメータ値は、Arbortext PE サーバー 上のファイルで設定されているデフォルト値をオーバーライドします。デフォルトで、デフォルト値を含むサービスアプリケーションの pubspec.xml ファイルが次の場所にあります。
Arbortext パス\application\com.ptc.arbortext.service\lib\pubspec.xml
サーバー上の pubspec.xml 内のデフォルト値に変更を加える場合、変更前にこのファイルのバックアップコピーを保存します。
OptionsDefinition.xml
バンドルに渡される構造を指定します。
プロファイルのオプションセットが設定されている場合は、オプションの定義が含まれます。詳細については、パブリッシングでの適用性を参照してください。
referencedObjects.xml
メッセージボディには含まれない参照オブジェクトのメタデータが格納されます。
referencedObjects_attset.xml に含めるカスタムな属性セットを設定できます。
referencedParts.xml
メッセージボディで参照されているすべての部品のメタデータが含まれています。
relatedParts.xml
ほかの部品によって後継された、または代替部品を持つ部品リスト内の部品間の関係が含まれています。
publishable_attset.xml ファイルに入力することで、含める属性を指定できます。エントリは、関連部品用にパブリッシングする属性のリストを指定する必要があります。
詳細については、属性セットの定義を参照してください。
classifications.xml
メッセージボディで使用されている部品分類カテゴリの名前、その属性とデフォルト値が含まれます。
分類の子属性は publishable_attset.xml によって制御されません。プライマリ分類属性自体を除外することで、その分類に関連付けられているすべての属性 (子属性を含む) を除外できます。詳細については、Windchill での部品の分類を参照してください。
partThumbnails.zip
部品のサムネイルグラフィックイメージが含まれています。サムネイルは各部品のデフォルトの製品表現であり、役割によってメッセージボディ内で参照されます。
1 つの部品が多数のサムネイルを持つことができ、各サムネイルはその役割によって識別されます。パブリッシングパラメータ thumbnailRole を使用して、メッセージボディに含める役割を指定できます。
パラメータ PartResources を使用して、含めるサムネイルを指定することもできます。PartResources では、サムネイルの複数の役割や含める PVZ のコンポーネントをより柔軟に指定できます。
どちらのパラメータも特別な値 PVZ をとります。thumbnailRole では、デフォルトの製品表現が PVZ ファイルに圧縮され、これが部品のサムネイルとして使用されます。この値が役割である場合、指定されている役割と一致するサムネイルが partThumbnails.zip に格納されます。PartResources をパラメータ PvzFilter と組み合わせて使用した場合、複数の役割と PVZ コンポーネントを指定できます。
両方のサムネイルパラメータが設定されている場合、両方のパラメータの処理結果が partThumbnails.zip に格納されます。
translation.xml
パブリッシングプロセス中に見つかったローカライズ可能なメタデータ文字列が含まれています。このファイルはバンドルにコピーされます。ファイルには、メッセージボディのターゲット言語ごとの Targetエレメント (xml:lang で指定) が含まれます。Target エレメントには、指定されたそれぞれの xml:lang のローカライズ可能な属性の Value エレメントが含まれています。ローカライズ可能な属性は localizable_attset.xml で指定されています。
詳細については、属性セットの定義を参照してください。
ContentMap.xml
バンドルのローカルコンテンツへの URI のマッピングが含まれています。各マッピングには、.meta ファイルへのパス、コンテンツへのパス、およびコンテンツの URI が含まれています。パスは、バンドルのルートを基準にしています。
relatedContexts.xml
製品階層情報が含まれています。ファイルには、サービス構造と 1 つまたは複数の製品の階層構造間の関係についての情報が含まれています。製品の階層構造については、製品階層についてを参照してください。
SymptomTree.xml
現象セットドキュメントタイプを使用して作成されている現象値がツリー構造で含まれています。パブリッシングプロセス中、各言語のサイトごとに SymptomTree.xml ファイルが 1 つだけ生成されます。
現象セットはリリース済み状態の場合にのみパブリッシングされます。Windchill サーバーで複数の現象セットがリリース済み状態になっている場合、そのバンドルのパブリッシングは失敗します。wt.properties ファイル内のプロパティ com.ptc.arbortext.windchill.siscore.SKDSymptomsTreeReadyState によって、現象セットの準備完了状態を設定できます。このプロパティのデフォルト値は RELEASED (リリース済み) に設定されています。
マニフェストに含める属性の一部を、翻訳、参照先オブジェクト、パブリッシング用に送信される XLIFF で設定できます。詳細については、属性セットの定義を参照してください。