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製品階層について
製品階層の概要
製品階層と呼ばれるカスタムデータモデルは、製品カテゴリ別に情報を整理可能な構造の一種です。製品階層を使用して製品データを整理する例として、製品ファミリーや製品販売モデルなどがあります。これらの製品階層構造タイプは部品 (WTPart) のサブタイプとして実装され、それらのコンテキスト制約は「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで定義されます。
Service Information Manager におけるサービス構造と製品階層の関係は、サービス構造のルートで設定されているサービスエフェクティビティオブジェクトによって定義されます。サービスエフェクティビティコンテキストは製品階層ノードの 1 つです。サービスエフェクティビティタイプは「タイプおよび属性の管理」で設定し、プロパティファイルで指定します。
製品階層のルートまたはそのいずれかのノードからパブリッシングを開始できます。バンドルにパブリッシングする場合、ユーザーはフィルタ基準を設定し、適用するパブリッシング規則を選択できます。
製品階層は Servigistics InService でパブリッシングされた情報をナビゲートする際に使用できます。
サービス構造用製品階層の設定
サイトでは次のように定義されたコンフィギュレーションを介して独自の製品階層タイプを定義できます。1 つ以上のルートタイプと 1 つ以上の子タイプを定義する必要があります。
製品階層構造は WTPart のサブタイプです。たとえば、少なくとも以下を定義する必要があります。
com.ptc.arbortext.sis.typenameproductHierarchyRoot=wt.part.WTPart|myProductHierarchyRoot
com.ptc.arbortext.sis.typenameproductHierarchyNode=wt.part.WTPart|myProductHierarchyNode
これらの製品階層サブタイプの WTPart サブタイプを作成できます。
製品階層構造の設定については、Servigistics InService Utilities Configuration Guide を参照してください。
製品階層サブタイプを定義した後で、これらを Service Information Manager.xconf プロパティコンフィギュレーションファイルに追加する必要があります。プロパティコンフィギュレーションファイルでは基本サブタイプと子サブタイプが識別されます。xconfmanager ユーティリティを使用して、次のファイルを更新し、メソッドサーバーを中止してから開始します。
Windchill パス\codebase\com\ptc\arbortext\windchill\
siscore\xconf\sis.properties.xconf
xconfmanager の詳細については、Windchill Help Centerxconfmanager ユーティリティについてを参照してください。
製品階層へのサービス構造のリンク
製品階層を設定した後で、これにサービス構造をリンクできます。これを行うには、製品階層または製品階層ノードをサービス構造上の「サービスエフェクティビティ」コンテキストとして割り当てます。「適用性を管理」ダイアログボックスには「サービスエフェクティビティ」タイプの適用性があり、サービス構造に製品階層と製品階層ノードを選択することによって関係を定義します。
サービス構造を製品階層構造またはノードにリンクするには、次の手順に従います。
1. サービス構造を選択し、コンテキストメニューから「適用性を管理」操作を選択します。
2. 「サービスエフェクティビティを追加」を選択し、「タイプ」を選択します。
3. 「アドバンスサーチ」を使用してコンテキストをサーチします。「サーチ対象」フィールドで、サーチするオブジェクトタイプを選択します。タイプリストに「部品」と表示され、その定義済みのすべてのサブタイプがリストされます。定義済みの製品階層タイプとサブタイプがリストに含まれます。
4. サーチ基準を入力し、製品階層または製品階層ノードをリストから選択します。「OK」をクリックした後で、選択したコンテキストに適用するシリアル番号または日付を設定します。「適用」または「OK」をクリックすると、定義したエフェクティビティコンテキスト「サービスエフェクティビティ」にリストされます。
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このタイプのサービスエフェクティビティを、フィルタで定義可能なサービスエフェクティビティと混同しないでください。
情報構造からパブリッシング構造を生成する際に、新しいパブリッシング構造で製品階層への「サービスエフェクティビティ」リンクは維持されます。
デフォルトでは、すべての部品 (WTPart) サブタイプがユーザーに表示されます。コンフィギュレーションファイルで「サービスエフェクティビティ」コンテキストを指定することによって、サブタイプのリストを制御できます。このコンテキストコンフィギュレーションは「適用性を管理」ウィンドウの「サービスエフェクティビティ」セクションと「フィルタを編集」ウィンドウの「サービスエフェクティビティ」タブに適用されます。次のファイルを使用してサービスエフェクティビティのコンテキストコンフィギュレーションをサイトに展開する方法については、サービスエフェクティビティのカスタマイズを参照してください。
codebase/com/ptc/arbortext/windchill/serviceEffectivityFilter
/server/serviceEffectivityConfig.xml
実装の詳細については、カスタマイズしたファイルの管理とテキストの調整を行うディレクトリ構造の設定を参照してください。
sis.properties.xconf で使用されているタイプ定義をエントリ内で指定します。コンテキストのエントリは次の形式をとります。
<ServiceEffectivityContextTypes>
<Type>wt.part.WTPart|org.divname.ServiceEffectivityContext
</Type>
</ServiceEffectivityContextTypes>
製品階層のパブリッシング
製品階層はサービス構造とは別にパブリッシングされます (製品階層はカスタムモデルタイプであり、パブリッシングはカスタマイズの一環として有効になります)。 ユーザーが製品階層から新規製品表現を作成する際に選択できるように、パブリッシング規則も設定する必要があります。
publishable_attset.xml でメタデータ属性をパブリッシング用に設定できます。詳細については、属性セットの定義を参照してください。
サービス構造のパブリッシングメッセージボディには、サービス構造と製品階層の関係を定義するファイル relatedContexts.xml が含まれています。このファイルには次の属性が含まれています。
role
ターゲット製品階層ノードのサブタイプ
src
メッセージボディ内のソースサービス構造のルートの URI
target
ソースサービス構造のサービスエフェクティビティコンテキストである製品階層または製品階層ノードの URI
パブリッシングでは、サービスエフェクティビティコンテキストを使用してサービス構造にリンクされている製品階層または製品階層ノードから出力された XML バンドルパブリッシングと XSL パブリッシングがサポートされます。
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パブリッシング時にはグラフィック変換と URI 参照だけが処理されます。