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認証パスワードの暗号化
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Windchill 10.2 以降では、wvs.properties ファイルの場所に変更があります。$WT_HOME/codebase ディレクトリから $WT_HOME/codebase/WEB-INF/conf ディレクトリにファイルを移動しました。この場所の変更を反映して、コードに必要な変更を加えてください。
WVS 認証ファイルに保存されているパスワードを暗号化するには、Windchill シェルで次のスクリプトを入力します。
ant -f <Windchill>/bin/adminTools/sip/EncryptPasswords.xml
encryptWVSWorkerAgent
<Windchill>Windchill インストールディレクトリです。
このスクリプトは、すべての WVS 認証ファイルに含まれているプレーンテキストのパスワードを暗号化します。wvs.properties ファイル内の useworkerdownload プロパティおよび edrload.livecycle.authfile プロパティで指定されているパスワードも対象となります。認証ファイル内のパスワードを暗号化すると、それらのパスワードは以下のように置き換えられます。
encrypted.<認証キーワード>.<認証プロパティファイルパス>
ここで、
<認証キーワード> は、暗号化されるパスワードの認証行の先頭にあるキーワードです。
<自動プロパティファイルパス> は、PROPERTIES ファイルのフルパスです。このファイルには Windows プラットフォームのパスワードおよび UNIX プラットフォームの Windchill インストール bin ディレクトリで始まるパスが含まれます。
次の行は、暗号化される前の認証ファイルの例です (D:\ptc\Windchill\auth.properties の Windows システムにあります)。
auth=user1:pw123abc
auth.RemoteSiteA.PROE=user2:pw789xyz
Windows システムから暗号化スクリプトを実行して暗号化したパスワードは、必要なエスケープ文字を持つファイルパスで構成され、ページに収まるように長さが調節されています。
auth=user1:encrypted.D:\\ptc\\Windchill\\auth.properties
auth.RemoteSiteA.PROE=user2:encrypted.auth.RemoteSiteA.PROE. D:\\ptc\\Windchill\\auth.properties
次の行は、暗号化される前の認証ファイルの例です (/opt/ptc/Windchill/auth.properties の UNIX システムにあります)。
auth=user1:pw123abc
auth.RemoteSiteA.PROE=user2:pw789xyz
UNIX システムから暗号化スクリプトを実行して暗号化したパスワードは、Windchill インストール bin ディレクトリで始まるファイルパスで構成され、ページに収まるように長さが調節されています。
auth=user1:encrypted.auth./opt/ptc/Windchill/bin/../auth.properties
auth.RemoteSiteA.PROE=user2:encrypted.auth.RemoteSiteA.PROE. /opt/ptc/Windchill/bin/../auth.properties
このファイルのパスワード情報は実際のパスワードではありませんが、使用する暗号化ソフトウェアのパスワードを一意に識別します。つまり、この情報を変更するとパスワードが無効になります。
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実際のパスワードを変更しないかぎり、暗号化されたパスワード情報を変更しないでください。