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ファイアウォールが存在する場合のリモート接続
ファイアウォールは通常、RMI をブロックするように設定されています。ただし、RMI は、JDK の "JSR 160" JMX リモート通信に組み込まれているワイヤプロトコルです。JSR 160 によって JMX リモートプロトコルの一般的なアーキテクチャが指定されますが、それ以外のプロトコルは JDK の最新サポートバージョンに含まれていません。
Windchill には、JmxProxyServlet と呼ばれる JMX JSR 160 リモート通信用の特殊な非透過 HTTP(S) プロキシが備わっています。ネットワークアクセスに関して、このプロキシは、Windchill Web アプリケーションへの通常の HTTP(S) アクセスのみを要求します。
この JSR 160 savvy JMX コンソール、およびこのガイドのこれまでのセクションを読んだ結果として確立した JMX RMI 接続を使用するには、以下の手順を実行します。
1. 以下のファイルを、codebase/lib から Java JDK の jre/lib/ext ディレクトリへコピーします。
WtHttpClientAddOns.jar
WtJmxClientConn.jar
そのためには、ブラウザで以下の URL へ移動してこれらのファイルを選択し、Java JDK の jre/lib/ext ディレクトリに保存します。
http(s)://yourHostAndPort/yourWebAppName/lib
2. JMX コンソールで、以下の JSR 160 接続 URL を指定します。
service:jmx:ptchttp://yourHostAndPort/yourWebAppName/servlet/JmxProxyServlet?jmxurl
=service:jmx:rmi://jmxTargetHost/jndi/rmi://jmxTargetHost:jmxTargetPort/jmxrmi
この URL で指定する内容は以下のとおりです。
http - https を使用する場合は https
yourHostAndPort - 使用する Web サーバーのホストとポート。
yourWebAppName - Windchill Web アプリケーションの名前 (Windchill_10 など)。
jmxTargetHost および jmxTargetPort - それぞれ、JMX RMI を使用してプロキシサーブレットが接続するホスト名とポート。
JConsole では、ステップ 2 で必要な URL を指定するには、コマンドラインに入力するか、JConsole 接続ウィンドウの「リモートプロセス」オプションを使用します。
必要な URL の作成プロセスを簡単にするユーティリティが存在します。このユーティリティを使用するには、ステップ 1 で指定した JAR が互いに元の名前で JDK jre/lib/ext ディレクトリに存在する場合、このディレクトリにインストールする必要はありません。
コマンドラインで、以下のコマンドを入力します。
WtJmxClientConn.jar と同じディレクトリから入力する場合:
...java -jar WtJmxClientConn.jar -usage
任意の場所から入力する場合 (WtJmxClientConn.jar がクラスパスにある場合):
...java com.ptc.jmx.client.Main -usage
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ヘルプを使用して、コマンドラインまたはユーティリティを入力して JMX サービスの URL を作成し、必要に応じてその URL を使用して JConsole を起動できます。Windows の場合、WtJmxClientConn.jar をダブルクリックするだけで、グラフィックバージョンのユーティリティを起動できます。