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メソッド内のその他のユーティリティ
メソッド内で使用できるユーティリティまたはヘルパメソッドは以下のとおりです。
LoadServerHelper.getTargetContainer() メソッドを使用して、読み込みに使用するターゲットコンテナを取得できます。これは、ロードファイルセットに指定されているコンテナです。LoadFromFile を使用する場合、-CONT_PATH コマンドラインオプションで指定します。
コンテナを指定しない場合、警告メッセージが表示され、Exchange コンテナが使用されます。
LoadServerHelper.getTargetContainer() メソッドを使用して、読み込みに使用するターゲットコンテナを取得できます。入力ファイルでは、ドメインパスが以下のように指定されている場合があります。
絶対パス (/System) - ターゲットコンテナを参照し、次に Exchange を参照します。
コンテナ修飾パス ([/]/System) - コンテナがターゲットコンテナの親組織の場合、コンテナパスの部分に [/Org] を使用できます。
ドメイン名 (System) - 移行のために、ドメイン名を使用することもできます。ドメイン名が特別なドメインの場合、このドメインが返されます。ドメイン名が特別なドメインでない場合、Exchange コンテナのルート親を持つドメインが返されます。
LoadServerHelper.changePrincipal(user) メソッドを使用して、一連の操作の実効ユーザーを変更できます。このセッションに関して認証されたユーザーが管理グループのメンバーである場合のみ、この機能を使用できます。1 行のデータの処理が完了した後、呼び出されたメソッドによって参加者 (旧プリンシパル) が変更された場合、読み込みユーティリティによって参加者が元の状態に戻されます。
LoadServerHelper.removeCacheValue(MY_KEY) メソッドおよび LoadServerHelper.setCacheValue(MY_KEY,my_object) メソッドを使用して、特定のメソッドへの呼び出しまたは別のメソッドへの呼び出しの間にオブジェクトをキャッシュできます。読み込みユーティリティにより、メソッドがデータファイルの行ごとに 1 回ずつ呼び出されます。最初にドキュメントを作成してキャッシュし、読み込みユーティリティに戻す例の 1 つとして、ドキュメントを読み込んで、複数のコンテンツファイルをドキュメントに読み込む場合があります。読み込みユーティリティにより、次のデータ行のコンテンツ行が読み込まれます。
LoadContent メソッドは、キャッシュされたデータを以下のように読み込みます。
ContentHolder contentHolder =
(ContentHolder)LoadServerHelper.getCacheValue(CURRENT_CH_KEY);
このメソッドは、コンテンツファイルをドキュメントに追加します。コンテンツ (ファイルや URL) を保持できるオブジェクトを作成し、データファイル内のオブジェクトの後の行にある複数のコンテンツアイテムを読み込む場合は、以下の定数を使用してオブジェクトをキャッシュする必要があります。
private static String CURRENT_CH_KEY = "Current ContentHolder";
ほかの理由でオブジェクトをキャッシュする場合は、固有のキー文字列を作成する必要があります。作成に失敗した場合に、それに依存している次の処理が失敗してほかのデータを破壊しないように、次の作成の開始時点でキャッシュされているオブジェクトをクリアしてください。最後のデータ行が処理された後、すべてのオブジェクトのキャッシュがクリアされます。
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キャッシュはそれ自体でアイテムをクリアするわけではありません。さまざまなキーを持つ多数のアイテムをキャッシュし、ロードファイルからメソッドを何回も実行すると、メモリが不足する可能性があるので、ロードファイルのサイズが制限されます。