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範囲/適用可能性/前提条件
カスタムの Windchill ビジネスオブジェクトクラスまたはサブタイプを作成し、ユーザーがそのオブジェクトタイプの 1 つのインスタンスをデータベースに作成できるウィザードを開発すると仮定します。
作成するオブジェクトは永続可能でなければなりません。タイプ設定されたインタフェース、フォルダ格納済みインタフェース、および作業版数済みインタフェースについては、実装する場合としない場合があります。このガイド内で、作成するオブジェクトタイプに適さない属性について説明している箇所は無視して構いません。
このガイドでは、オブジェクトを作成する非常に基本的なウィザードの作成方法について説明します。多くの再利用可能なステップが標準で用意されています。ウィザードにこのようなステップを追加する方法については、再利用可能なウィザードステップのカスタマイズ を参照してください。
必ずしも独自のカスタムウィザードを開発してカスタムタイプのインスタンスを作成する必要はありません。必要なタイプが、ウィザードのタイプピッカーですでに利用できる Windchill ビジネスクラスである場合、そのタイプ用に定義済みのウィザードを使用することもできます。定義済みのウィザードでは、WTPart、WTDocument などの指定された基本タイプのサブクラスおよびサブタイプが自動的に検出され、ユーザーがそれらのインスタンスを作成できるように、それらのサブタイプをタイプピッカーに表示します。たとえば PBPart という WTPart のソフトサブタイプを作成した場合は、以下のように新規部品ウィザードに表示されます。
タイプおよび属性の管理ユーティリティのレイアウトのサブタイプに定義した、関連付けられていない属性のいずれかを指定して、これらが非ドライバ属性テーブルの「入力」フィールドとして表示されるようにします。属性はタイプおよび属性の管理ユーティリティで指定したとおりに UI に表示されます。
このステップとは異なる順序で属性を並べるには、特にサブタイプで、このステップ用に新規の jsp を作成する必要がありますが、新規部品ウィザードを使用することもできます。
ただし、ほかのオブジェクトを新しいオブジェクトに関連付けたり、追加のウィザードステップが必要になった場合は、カスタムのウィザードを開発する必要が生じることがあります。
このガイドでは、単一のオブジェクトを作成するウィザードの開発プロセスについて説明します。オブジェクトを編集するウィザードの作成方法については、単一オブジェクトを編集するウィザードの構築を参照してください。