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匿名アクセス URL のフォーマット
タイプ
URL フォーマット
ライブラリ
http://サーバー:ポート/Windchill/servlet/WindchillGW/com.ptc.arbortext.windchill.anonymous.AnonymousAccessDownloader/lib/組織名/ライブラリ名/名前[?params]
製品
http://サーバー:ポート/Windchill/servlet/WindchillGW/com.ptc.arbortext.windchill.anonymous.AnonymousAccessDownloader/product/組織名/製品名/名前[?params]
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フォルダ名そのものは URL には含まれません。フォルダ名は「カスタマイズフォルダ」プリファレンスで定義されます。このプリファレンスの設定については、匿名アクセスのフォルダパスの設定を参照してください。
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HTTP URL では通常、空白、コロン、非ラテン文字といった文字を含めることはできません。たとえば、空白文字は %20 に置き換える必要があります。
URL の名前部分は、次の 3 つのいずれかを使用します。
Windchill のオブジェクト番号
Windchill のオブジェクト名
基本となるファイルのファイル名一般に、これはもともとアップロードされているファイルの名前です。
Windchill のフォルダには同じ名前または同じ基本名の複数のオブジェクトが含まれているため、正しいオブジェクトを取得するための最も安全な方法は、ファイル番号を使用することです。名前が衝突することはほとんどありません。
たとえば、このフォルダに hello.txt という名前のファイルをアップロードしたとします。オブジェクト名は "hello"、オブジェクト名の例は "0000007324"、ファイル名は "hello.txt" にできます。この場合、URL でこのオブジェクトを指定するにはこれらのいずれも使用できます。
指定した文字列に一致するオブジェクトを検索する際に優先度が高いのは、番号の一致です。一致する番号が見つからない場合、最初のオブジェクトと同じ名前が検索されます。一致する名前が見つからない場合、最後に最初のオブジェクトと同じファイル名が検索されます。
一般に、複数のオブジェクトに同じ名前またはファイル名が付けられることはありません。しかし、そのようなことがあった場合は、番号を使用して目的のオブジェクトに安全にアクセスできます。
オプションの照会パラメータの組み合わせは次のとおりです。パラメータの順序は不同です。
パラメータ
説明
(パラメータなし)
最新バージョンの最新の作業版数が選択されます。作業中 (チェックアウトされている) の作業版数は対象になりません。
状態
指定したライフサイクル状態と一致する直近のバージョンの直近の作業版数が選択されます。
バージョン
指定したバージョンの直近の作業版数が選択されます。
作業版数
作業版数パラメータは無視されます。これは、バージョンパラメータと同時にのみ使用されます。
状態、作業版数
作業版数パラメータは無視されます。前述の「状態」を参照してください。
状態、バージョン
指定した状態に一致する指定したバージョンの直近の作業版数が選択されます。
バージョン、作業版数
指定したバージョンの指定した作業版数が選択されます。
状態、バージョン、作業版数
作業版数パラメータは無視されます。前述の「状態、バージョン」を参照してください。
照会パラメータの使用方法の例は次のとおりです。
照会パラメータ
説明
.../custom.zip.xml?version=C&iteration=2
custom.zip のバージョン C.2
.../custom.zip?state=Approved
「承認済み」とマークされた直近のバージョン。
.../custom.zip?state=Approved&version=B
バージョン B で「承認済み」とマークされた直近のバージョン。
.../custom.zip?version=B
バージョン B の最新の作業版数。
フォルダに存在しないオブジェクトの名前を指定した場合、または指定した要求パラメータにオブジェクトの作業版数がいずれも一致しない場合、匿名アクセス URL は呼び出し元に 404 応答を返します。これは、要求されたオブジェクトが見つからない場合の通常の HTTP 動作です。
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「最新」バージョンの選択
バージョン付けされた Windchill オブジェクトを扱う場合、規則は最初に "latest" のオブジェクトをバージョンによって選択し、次に作業版数によって選択します。バージョン C の最新の作業版数の方がより最近作成されていたとしても、バージョン D の最新の作業版数はバージョン C の最新の作業版数よりも "newer"(新しい) と見なされます。たとえば、別のバージョンにより新しい作業版数がある場合でも、フォルダコンテンツを Web UI を使用してブラウズする際には常に、最新のバージョンから最新の作業版数を表示できます。
匿名アクセス URL のバージョン選択は、このように動作します。たとえば、バージョンなしに状態パラメータが指定されており、A.4 と B.2 にリクエストされた状態がある場合、A.4 の作成日時にかかわらず B.2 が常に返ります。