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接続規約
コネクタは、以下のサービスプロバイダインタフェースを実装する必要があります。
javax.resource.spi.ManagedConnectionFactory
javax.resource.spi.ManagedConnection
javax.resource.spi.ManagedConnectionMetaData
javax.resource.spi.ConnectionManager
これらのクラスの Info*Engine コネクタ実装の内容は、以下のとおりです。
com.infoengine.connector.IeManagedConnectionFactory
com.infoengine.connector.IeManagedConnection
com.infoengine.connector.IeManagedConnectionMetaData
com.infoengine.connector.IeConnectionManager
これらのクラスについては、次のセクションで説明します。
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コード上のオブジェクト参照は、クラスを実装するのではなく、適切なインタフェースを定義することによって行われます。以下に例を示します。
ManagedConnectionFactory mcf = new IeManagedConnectionFactory ();
IeManagedConnectionFactory
IeManagedConnectionFactory クラスを使用して、実際に Info*Engine への接続を作成できる EIS 固有の接続ファクトリのインスタンスを作成します。このクラスには、物理接続の作成と比較に必要なロジックも含まれています。これらの追加メソッドは、接続プールを容易にするために、アプリケーションサーバーやその他の実装などの接続マネージャで使用されます。アプリケーション開発者がこのクラスを直接参照するのは、スタンドアロン Java SOAP クライアントを開発する場合のみです。詳細については、スタンドアロン Java SOAP クライアントの例を参照してください。
IeManagedConnection
IeManagedConnection クラスは、EIS への物理接続を表現します。アプリケーション開発者は、このクラスを直接インスタンス化または操作する必要はありません。
IeManagedConnectionMetaData
IeManagedConnectionMetaData クラスを使用して、EIS への物理接続についての一般情報を取得できます。Info*Engine コネクタによって、このクラスの実装と、CCI の実装の一部である javax.resource.cci.ConnectionMetaData とが結合されます。詳細については、共通クライアントインタフェース (CCI)を参照してください。
たとえば、クライアントは以下の方法で接続についてのメタデータを要求できます。
Connection cx = cxFactory.getConnection();
ConnectionMetaData meta = cx.getMetaData ();
IeConnectionManager
IeConnectionManager クラスは、スタンドアロン Java SOAP クライアントなど、Java EE アプリケーションサーバー以外でコネクタが使用される場合に接続を管理する必要があります。アプリケーションサーバーのこのクラスの実装は、接続プールや自動トランザクション管理などの機能を取り込みます。このクラスが Info*Engine Java EE コネクタを実装することで、単純な接続プールのサポートが提供されます。自動トランザクション管理はサポートしません。トランザクションのサポートは、Info*Engine Java EE コネクタが Windchill システムに対して公開されている場合にのみ提供されます。スタンドアロンアプリケーションでコネクタが使用される場合、アプリケーションはトランザクションの境界を手動で管理する必要があります。アプリケーション開発者は、このクラスを直接インスタンス化または操作する必要はありません。詳細については、スタンドアロン Java SOAP クライアントの例を参照してください。