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SAP 用のアダプタの問題
次のリストは、SAP 用のアダプタで発生する可能性のある問題の対処方法を示しています。
アダプタインスタンスが展開され実行されていることを確認します。
アダプタ公開設定を確認します。
グローバル変数グループ ESISAPAdapter によって定義されている次の SAP システム接続パラメータを確認します。
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アダプタのタイムアウトエラーは、アダプタ設定内のパラメータと、Windchill で作成された ESITarget オブジェクトの属性との間の不一致によって発生する場合があります。これらの値には大文字と小文字の区別があります。ESISAPAdapter/SystemID や ESISAPAdapter/Locale など一部の値は、アダプタが SAP システムにログオンするときに使用されません。アダプタが即時に直接エラーを生成することはありませんが、BusinessWorks プロセスエンジンはアダプタと通信できません。そのためタイムアウトエラーが発生する可能性があります。ESISAPAdapter/ApplicationServer、ESISAPAdapter/SystemNumber、ESISAPAdapter/Client、ESISAPAdapter/Username、ESISAPAdapter/Password などのほかの値が不正な場合は、アダプタは SAP システムにログオンすることができず、SAP 用の TIBCO アダプタのログにエラーメッセージが記録されます。
さらに、ESIFlags/isMultiplePE 変数が true に設定されていると、アダプタは ESIResponse からのトランザクション/宛先の値を無視し、アプリケーションのデフォルトアダプタを呼び出します。ERP インスタンスごとに専用のプロセスアーカイブがある場合は、この値を true に設定します。
ESIJMS/DataResponseQueue の構成は、com.ptc.windchill.esi.DataResponse にします。<ESISAPAdapter/SystemID>.< ESISAPAdapter/Client>
Windchill ESI から送信された Windchill PDMLink の配布ターゲット (ESITarget 属性) が、アダプタ展開設定で定義された SAP 接続パラメータと一致していることを確認します。
アダプタ公開設定の「設定」タブで、BusinessWorks ドメインのユーザー名とパスワードを確認します。
アダプタ展開設定の「カスタム」タブで、SAP のユーザー名とパスワードが正しく設定されていること、およびアカウントが SAP でロックされていないことを確認します。
国際化またはロケール設定に関する問題を切り分けます。
各アダプタ展開設定で、ESISAPAdapter/Locale グローバル変数 (「カスタム」タブ) は、Locale Encoding パラメータ値 (「アドバンス」タブ) と一致している必要があります。
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ESISAPAdapter/Locale グローバル変数値は Rendezvous メッセージの件名に使用され、適切なターゲットアダプタを識別します。
すべてのロケールパラメータ値が有効でなければなりません。たとえば、設定可能な値のリストから選択する必要があります。
アダプタ接続数が ESI データロードおよび配布ターゲット SAP システム設定に対応することを確認します。