修正スタックテーブルについて
修正スタックテーブルには、コンフィギュレーションアイテムの重複するエフェクティビティの範囲に影響を与えた変更作業の変更履歴が示されます。
変更作業はスタックとして表示されます。最新の変更作業がトップレベルに表示され、その下に以前の変更作業と修正されたエフェクティビティの範囲がインデントされて表示されます。ただし、「修正スタック」テーブルは、必ずしも特定の設計または変更作業の変更履歴ではありません。むしろ、「修正スタック」テーブルには、エフェクティビティの範囲 (通常はシリアル番号) のセグメントの履歴が示される場合もあります。
「修正スタック」テーブルは、次のオブジェクトの情報ページに表示されます。
オブジェクト情報ページ
タブ
説明
設計解決策
変更
このテーブルには、設計解決策に関連付けられている各変更作業に関する情報がリストされます。以下のコラムが表示されます。
番号
エフェクティビティ - 変更作業の影響を受けるエフェクティビティの範囲。
ステータス - この値は、空白または「解決」のいずれかです。
オーナー変更ディレクティブ - リストされた変更作業の生成元となった変更ディレクティブをリストします。
リンクオブジェクト - このフィールドは、管理者によってシステムがリンクオブジェクトを使用するように設定されている場合にのみ表示されます。ここには、リストされた変更作業に関連付けられている設計解決策のリンクオブジェクトがリストされます。
コンフィギュレーションアイテム - リストされた変更作業が設計解決策によって解決されるコンフィギュレーションアイテム。
変更作業
詳細
このテーブルは、変更作業に関する詳細情報を提供します。以下のコラムが表示されます。
番号
エフェクティビティ - 変更作業の影響を受けるエフェクティビティの範囲。
ステータス - この値は、「スタディ予定」または「解決」のいずれかです。
オーナー変更ディレクティブ - リストされた変更作業の生成元となった変更ディレクティブ。
コンフィギュレーションアイテム - 変更作業の影響を受けるコンフィギュレーションアイテム。
実行に使用する設計解決策 - 変更作業を実行する設計解決策。
リンクオブジェクト - このフィールドは、管理者によってシステムがリンクオブジェクトを使用するように設定されている場合にのみ表示されます。ここには、リストされた変更作業に関連付けられている設計解決策のリンクオブジェクトがリストされます。
変更の修正スタックの例
次のセクションでは、前述の単純なコンフィギュレーションレベルの変更管理の例を使用して、「修正スタック」テーブルについて説明します。
コンフィギュレーションアイテム (CI-53) は、ドアの設計を表します。
最初の変更が識別されました。
1. 変更ディレクティブ 1 では木製ドアをリクエストしています。これは、CI−53 のエフェクティビティの範囲 001-999 に影響を与えます。
2. 「変更作業を生成」操作が実行され、変更ディレクティブ 1 に対処するための変更作業 1 が作成されます。
3. 変更作業 1 に対処するための設計解決策 (DS-1) が作成されます。
4. 「変更作業を実行」操作が実行され、DS-1 を使用して変更作業 1 が実行されます。
2 つ目の変更が識別されました。
1. 変更ディレクティブ 2 では金属製ドアをリクエストしています。これは、CI−53 のエフェクティビティの範囲 500-999 に影響を与えます。
2. 「変更作業を生成」操作が実行され、変更ディレクティブ 2 に対処するための変更作業 2 が作成されます。
3. 変更作業 2 に対処するための設計解決策 (DS-2) が作成されます。
4. 「変更作業を実行」操作が実行され、DS-2 を使用して変更作業 2 が実行されます。
5. DS-1 のエフェクティビティの範囲が 001-999 から、新しい範囲 001-499 に調整されます。
3 つ目の変更が識別されました。
1. 変更ディレクティブ 3 では、ドアの設計に窓を追加するようにリクエストしています。これは、CI−53 のエフェクティビティの範囲 400-600 に影響を与えます。
2. 「変更作業を生成」操作が実行され、次の変更作業が作成されます。
変更作業 3 は、エフェクティビティの範囲 400-499 の木製ドアの設計に窓を追加します。
変更作業 4 は、エフェクティビティの範囲 500-600 の金属製ドアの設計に窓を追加します。
3. 次の設計解決策が作成されます。
変更作業 3: DS-3 は、窓付きの木製ドアの設計を提供します。
変更作業 4: DS-4 は、窓付きの金属製ドアの設計を提供します。
4. 「変更作業を実行」操作が実行され、DS-3 を使用して変更作業 3 が実行されます。さらに、再度「変更作業を実行」操作が実行され、DS-4 を使用して変更作業 4 が実行されます。
5. DS-1 のエフェクティビティの範囲が 001-499 から、新しい範囲 001-399 に調整されます。DS-2 のエフェクティビティの範囲が 500-999 から、新しい範囲 601-999 に調整されます。
このプロセスが完了すると、ドア製品を 4 つの異なるオプションから選択できるようになります。
木製ドア (DS-1)
窓付きの木製ドア (DS-3)
金属製ドア (DS-2)
窓付きの金属製ドア (DS-4)
「修正スタック」テーブルでは、重複するエフェクティビティの範囲に影響を与えた設計解決策と変更作業の変更履歴の関連が次のように反映されます。
DS-3 修正スタック
設計解決策 3 (DS-3) は、窓付きの木製ドアを表します。DS-3 の設計は、以前の設計である木製ドアの設計、つまり設計解決策 1 (DS-1) を包含しています。DS-1 を作成した変更作業は、DS-3 の設計履歴の必要な部分です。
DS-3 の情報ページには、次の「修正スタック」テーブルが表示されます。
DS-3 の設計は以前の DS-1 の設計から発展したものであるため、DS-3 のエフェクティビティの範囲も同様に、最初は DS-1 に割り当てられていたシリアル番号から派生します。
この例では、テーブルにシリアル番号 400-499 の履歴が示されています。
現在、エフェクティビティの範囲 400-499 は DS-3 に割り当てられています。テーブルのトップレベルには、変更ディレクティブ 3 と変更作業 3 がリストされています。これが、DS-3 を引き起こした変更であるためです。
以前は、シリアル番号 400-499 はエフェクティビティの範囲 001-999 の一部でした。このエフェクティビティの範囲は、設計解決策 1 (DS-1)、つまり木製ドアの設計に割り当てられていました。テーブルの下位レベルでは、変更ディレクティブ 1 と変更作業 1 がリストされています。これが、DS-1 を引き起こした変更であるためです。DS-1 の現在のエフェクティビティの範囲は 1–399 です。
DS-4 修正スタック
設計解決策 4 (DS-4) は、窓付きの金属製ドアを表します。DS-4 の設計は、木製ドアの設計 (DS-1) と金属製ドアの設計 (DS-2) の 2 つの以前の設計解決策を包含しています。DS-1 と DS-2 を引き起こした変更作業は、DS-4 の設計履歴の必要な部分です。
DS-4 の情報ページには、次の「修正スタック」テーブルが表示されます。
この例では、テーブルはシリアル番号 500–600 の履歴を示しています。
現在、エフェクティビティの範囲 500–600 は DS-4 に割り当てられています。テーブルのトップレベルには、変更ディレクティブ 3 と変更作業 4 がリストされています。これが、DS-4 を引き起こした変更であるためです。
DS-4 の前は、シリアル番号 500–600 はエフェクティビティの範囲 500-999 の一部でした。このエフェクティビティの範囲は、設計解決策 2 (DS-2)、つまり金属製ドアの設計に割り当てられていました。テーブルの次の下位レベルには、変更ディレクティブ 2 と変更作業 2 がリストされています。これが、DS-2 を引き起こした変更であるためです。DS-2 の現在のエフェクティビティの範囲は 601-999 です。
DS-2 の前は、シリアル番号 500-999 はエフェクティビティの範囲 001-999 の一部でした。このエフェクティビティの範囲は、設計解決策 1 (DS-1)、つまり木製ドアの設計に割り当てられていました。テーブルの最下位レベルでは、変更ディレクティブ 1 と変更作業 1 がリストされています。これが、DS-1 を引き起こした変更であるためです。DS-1 の現在のエフェクティビティの範囲は 1–399 です。
変更作業およびコンフィギュレーションレベルの変更管理プロセスの詳細については、コンフィギュレーションレベルの変更管理についてを参照してください。
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標準の Windchill PDMLink のエフェクティビティ機能は、部品のリビジョンを選択することを目的としている点で、Windchill Aerospace & Defense の Configuration Item and Design Solutions のコンフィギュレーション管理エフェクティビティとは異なります。標準のエフェクティビティ機能は Windchill Aerospace & Defense で使用できますが、多くの場合、製品構造の下位レベルにのみ適用されます。標準の Windchill PDMLink エフェクティビティの詳細については、「エフェクティビティについて」を参照してください。
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