ワークスペースに保存 (NX)
「ワークスペースに保存」コマンドでは、アクティブなファイルとそのすべての参照をローカルファイルシステムからアクティブなワークスペースに保存できます。このコマンドにアクセスするには、NX で、「Windchill」 > 「ワークスペースに保存」の順にクリックします。このコマンドは、ローカルファイルシステムから NX ファイルを開いた場合にのみ使用できます。複数の NX ファイル (および大規模なデータセット) を 1 回の操作で保存するには、Windchill Workgroup Manager クライアントユーザーインタフェースのワークスペースにインポートコマンドを使用します。
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ワークスペースに存在しないモデルを既存のアセンブリに挿入すると、警告メッセージが表示されます。これを解決するには、そのモデルをワークスペースに保存してください。
マルチバイトのファイル名と属性文字を使用した NX データのパブリッシングは、UTF-8 エンコーディングでサポートされています。詳細については、アーティクルを参照してください。
「ワークスペースに保存」では、最後に保存された場所でオブジェクトが表示されます。ほかの場所をブラウズすることもできます。
「ワークスペースに保存」を使用して、新規ドキュメントのリビジョンを制御できます。プリファレンス InitialRevisionParameter により、ファイルを Windchill にアップロードしたときに使用する最初のリビジョンを示すファイルプロパティ名が特定されます。このリビジョンは、最初の保存の実行中にのみ設定できます。それ以降のリビジョンは、Windchill によって制御されます。「リビジョンのシステム属性」プリファレンスは、CAD ドキュメントのリビジョンを表示する CAD ツールのプロパティ名を識別します。
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ファイル名とファイルパスにマルチバイト文字を使用して NX モデルを保存できます。
ワークスペース外部にあるファイルへの参照の処理
ローカルシステムから CAD 部品またはアセンブリを既存のアセンブリに挿入すると、1 つ以上のファイルがワークスペースの外部から参照されており、このようなファイルはワークスペースにインポートする必要があることを示す警告メッセージが表示されます。Windchill Workgroup Manager のメッセージ領域には、ワークスペース外部から参照されているコンポーネントが表示されます。参照されているコンポーネントの、依存関係のないオブジェクトが作成され、これらはゴーストオブジェクトとして扱われます。これらを解決するには、参照されているコンポーネントをインポートする必要があります。
NX での単独のファミリーテーブルに対する「ワークスペースに保存」操作
NX 用のサーバープリファレンス「インスタンスを単独で修正」「はい」 (デフォルト) に設定されている場合、スタンドアロンのジェネリックをワークスペースに保存することはできますが、そのインスタンスはワークスペースに保存されません。
NX 用のサーバープリファレンス「インスタンスを単独で修正」「いいえ」に設定されている場合、スタンドアロンのジェネリックをワークスペースに保存できます。ジェネリックを Windchill に保存すると、そのインスタンスもワークスペースに保存されます。
NX ファイルを Windchill に保存する際のベストプラクティス
サブフォルダ内のファイルをサーチしない場合は、「Assembly Load Options」ウィンドウでサーチパスの末尾に 3 つのピリオドを追加しないでください。
expose.model.annotation プリファレンスを Designated に設定すると、選択した製品製造情報 (PMI) のみが Windchill に更新され、これによってアセンブリがより迅速に保存されます。
多数のファミリーテーブルインスタンスを持つ大規模なアセンブリを保存するときに、スタンドアロンのジェネリックのみをワークスペースに保存するには、「インスタンスを単独で修正」プリファレンスを「はい」に設定します。この設定により、使用されるリソースが削減され、保存プロセスが高速化されます。
「インスタンスを単独で修正」プリファレンスを「いいえ」に設定すると、スタンドアロンのジェネリックとインスタンスの両方が保存されるので、保存プロセスの速度が低下します。
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NX では、「ワークスペースに保存」を使用するときに、クライアント側のビューデータを作成できません。
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