会社は、割り当てられた定義式を、その定義式が割り当てられているオブジェクトとは別に、作業版数を適用して改訂できます。そのような定義式を独立定義式と呼びます。割り当てられた独立定義式を作成または編集しても、その定義式が割り当てられているコンフィギュレーション可能モジュールの作業版数は変わりません。同様に、コンフィギュレーション可能モジュールを修正しても、そのモジュールに関連付けられている割り当てられた独立定義式には作業版数が適用されません。

独立定義式は部品、部品の親子リンク、オカレンスに割り当てることができます。

独立定義式を作成するには、依存定義式を割り当てるときと同じユーザーインタフェースを使用します。独立定義式の情報ページから、変更履歴、エフェクティビティ、親情報を取得できます。

独立定義式を割り当てるには、適切なアクセス制御が必要です。

独立定義式については、次の点に注意してください。

独立定義式を有効にするには、サイト管理者が次のコマンドラインユーティリティを実行する必要があります。

このユーティリティを実行すると、新しい定義式はすべて独立定義式として作成されます。

独立定義式を作成する際には、その定義式の名前を入力できます。独立定義式を作成および編集する際のその他のステップは、依存定義式の場合と同じです。

部品および部品の親子リンクに割り当てられている独立定義式の情報ページを表示するには、その部品の「構造」タブを開き、コンフィギュレーション可能モジュールを右クリックして「割り当てられた定義式を表示」を選択します。そのアイテムまたは親子リンクに割り当てられている独立定義式の最新のリビジョンの最新作業版数の情報ページが開きます。

情報ページの「操作」メニューから、独立定義式の状態設定、コピー、編集、改訂を行えます。

独立定義式はその他の Windchill オブジェクトと同様に改訂できます。「改訂」操作は、その定義式の情報ページにある「操作」メニュー、または変更タスクの「変更適用オブジェクト」テーブルから実行できます。

独立定義式の最新のリビジョンと、そのリビジョンのすべての作業版数 (C.1、C.2、C.3 など) を削除するには、その定義式の情報ページで「削除」を使用します。あるリビジョンを削除しても、以前のリビジョンはそのまま残ります。たとえば、リビジョン C を削除した場合、定義式は前のリビジョンの最新の作業版数 (B.3 など) に戻ります。

この操作は、定義式に複数のリビジョンがある場合にのみ使用できます。独立定義式がアイテム、親子リンク、またはオカレンスによって参照されている場合、その 1 つ以上のバージョンが残っている必要があります。定義式を参照するオブジェクトが削除された場合にのみ、その定義式を完全に削除できます。