変更遷移列挙とマッピング規則 (オプション) を使用したリリースターゲットのフィルタ
変更管理プロセスでは、遷移のフィルタは次の 2 つの方法で行われます。
• モデル化されたカスタム列挙での変更遷移
• マッピング規則 (オプション)
変更遷移列挙
変更遷移列挙はライフサイクル遷移からの遷移を取得し、変更遷移として参照します。
デフォルトの変更遷移を選択し、次のいずれかのオプションを選択することで、値リストにエントリが表示される順序を並べ替えることができます。
• 「ドラッグアンドドロップにより手動でエントリを並べ替え」
• 「エントリを自動で並べ替え」
マッピング規則と「リリースターゲットを設定」および「結果オブジェクト」テーブルの「リリースターゲット」メニューリストでの遷移の順序は変更遷移列挙と同じになります。
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既存の変更遷移を除去または削除すると、「リリースターゲット」コラムメニューリストの下部、およびビジネス規則の「マッピングされた値」フィールドにその変更遷移が追加されます。
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マッピング規則 (オプション)
「変更意図リリースターゲット」マッピング規則を使用して、「変更遷移」列挙から取得された変更遷移をさらにフィルタできます。「変更意図リリースターゲット」マッピング規則を作成する際に、これらの変更遷移が「マッピングされた値」フィールドにマッピング先の値として表示されます。これらのマッピング先の値 (変更遷移) はそのオブジェクトに有効な遷移です。デフォルトとして、空白を含む任意のマッピング先の値を選択できます。「マッピングされた値」フィールドに表示される遷移の順序は、「変更遷移」列挙と同じです。
選択したデフォルトのマッピング先の値およびその他の有効なマッピング先の値が「結果オブジェクト」テーブルの「リリースターゲット」コラムに表示されます。これらの変更遷移をリリースターゲットと呼びます。
「変更意図リリースターゲット」マッピング規則を設定していない場合、「リリースターゲット」コラムには、そのオブジェクトに有効なすべての遷移が表示されます。
デフォルトのリリースターゲット
このセクションでは、デフォルトのリリースターゲットがどのようにして設定されるかについて説明します。デフォルトの変更遷移は「変更遷移」列挙またはマッピング規則で選択できます。
この選択したデフォルトのリリースターゲットが、「結果オブジェクト」テーブルの「リリースターゲット」コラムにその他の有効なリリースターゲットとともに表示されます。デフォルトのリリースターゲットは空白または空白以外のいずれかです。
次の場合、リリースターゲットはデフォルトで空白になります。
• 変更遷移列挙で、選択した遷移が有効な遷移でない。
• 変更遷移列挙で、デフォルトとして何も選択されていない場合。
• 変更意図が設定されておらず、ビジネス規則が定義されていない場合。
• 変更意図は設定されているが、ビジネス規則が定義されていない場合。
次の場合、リリースターゲットはデフォルトで空白以外になります。
• 変更遷移列挙で、選択した遷移が有効な遷移である。
• 変更意図が設定され、ビジネス規則が定義されている。
次の図は、デフォルトのリリースターゲットがどのようにして設定されるかをまとめたものです。
| 「結果オブジェクト」テーブルの「リリースターゲット」コラムには、デフォルトの遷移が有効な遷移とともに表示されます。いずれかの結果オブジェクトのデフォルトの空白の遷移をその他の空白以外の遷移に変更した場合、空白の遷移にリセットすることはできません。たとえば、結果オブジェクトに、デフォルトの空白の遷移とその他の有効な遷移があるとします。デフォルトの空白の遷移をその他の有効な遷移に変更して変更をチェックインした場合、その結果オブジェクトのリリースターゲットコラムのリスト内には、空白の遷移は表示されません。 |