CATIA 3DEXPERIENCE パブリッシング中のメッセージの抑制
Windchill Visualization Services (WVS) を使用した CATIA 3DEXPERIENCE 設計データのパブリッシング中に、警告メッセージがポップアップウィンドウに表示されることがあります。これらのメッセージによって、CATIA 3DEXPERIENCE セッションがハングする場合があります。これらの警告メッセージの例を次の図に示します。
この問題を回避するには、WVS CAD Worker Agent が、CATIA 3DEXPERIENCE のパブリッシング中に抑制する特定のポップアップメッセージウィンドウのタイトルおよびメッセージを XML ファイルでスキャンできるように環境変数を設定します。抑制するポップアップウィンドウを指定するとき、メッセージタイプに基づいて実行される操作を指定することもできます。たとえば、"Warning" の場合、パブリッシングジョブは続行され、"Error" の場合、パブリッシングジョブはただちに中止されます。
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パブリッシングプロセス中のポップアップウィンドウを抑制すると、パブリッシング対象のデータセットの更新が完了しない、または正しく行われない可能性があります。しかし、データセットが不完全な場合は、望ましい次善策である場合があります。
CATIA 3DEXPERIENCE パブリッシングジョブを実行中の WVS ポップアップウィンドウの抑制をセットアップするには、次の手順に従います。
1. CAD Worker が実行されている場合は停止します。
2. XML エディタを起動し、suppress.xml という名前のファイルを作成します。このファイルのコンテンツについては、対応策が記述された suppress.xml ファイルの例で説明します。
3. suppress.xml ファイル内の適切な場所で、失敗の原因である警告ウィンドウのタイトル、そのメッセージテキスト、および後続のパブリッシングジョブでウィンドウが表示された場合に実行する適切な操作を指定します ("Warning" の場合はジョブが続行され、"Error" の場合はすぐに中止されます)。
たとえば、次のような定義を使用できます。
<popup_definition title="Hole*" message="Geometry*" action="Warning">/
* 
この前の例に示すように、定義を簡略にするためにワイルドカード (*) を使用できます。
4. suppress.xml ファイルをユーザーのシステムの任意の場所に保存します。
5. "PTC_WGM_CATIAV6_POPUP_SUPPRESS_DEF_FILE" という名前を使用してシステム環境変数を作成し、その値を suppress.xml ファイルのパスに設定します。
6. ファイル同期化 CAD Worker 管理アプリケーションを再起動し、パブリッシングジョブを再発行して、設定したポップアップウィンドウの抑制をテストします。
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環境変数 PTC_WGM_CATIAV6_POPUP_SUPPRESS_DEF_FILE の値が最初に定義されていた場合、または変更された場合は、Worker が実行されている Worker Daemon を再起動する必要があります。または、Worker がサービスとして実行されている場合は、そのサービスをそのサービスのコンソールから再起動します。
パブリッシングジョブが正常に完了するか、別の失敗が発生します。これは WVS ジョブモニターウィンドウのログパネルに表示されます (新しいバージョンの CAD Worker)。
7. ほかの失敗がある場合は、ジョブがポップアップメッセージによってハングすることなく完了するまで、この手順を繰り返します。
対応策が記述された supress.xml ファイルの例
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!--
INSTRUCTIONS:
- in worker mode, during job processing, the adapter suppresses CATIA popups defined
in the <popup_definition> tags and performs an action specified in the "action"
attribute
- action attribute can only have one of the following case-sensitive values:
"warning" - Log warning, continue job
"error" - Log error, exit CNEXT.exe, job fails without delay
- for a window to be suppressed, its title has to match the pattern specified in the
"title" attribute (case-sensitive) and its message has to match the pattern specified
in the "message" attribute (case-sensitive)
- using a wildcard (*) is supported in the "title" and "message" definitions where <*>
matches any (zero or more) characters, for example:
string "ABC abc" matched with:
pattern: "*" -> match
pattern: "ABC*" -> match
pattern: "*A*" -> match
pattern: "*bc" -> match
pattern: "a*B" -> no match
- examples
<popup_definition title="*Err*" message="*twisted*" action="Warning"/> causes suppression of all popups having "Err"
in the title and "twisted" in message body
<popup_definition title="*" message="*" action="Warning" /> causes suppression of all popups
- in cases where there are intersecting "error" and "warning" definitions and the popup
matches both of them, the "error" definition applies, regardless of the order listed
in the XML,(error definitions are processed first):
<popup_definition> title="*" message="*" action="Warning"/>
<popup_definition title="AB*" message="TEST*" action="Error"/>
Error def is used if popup matches
-->
<popups_to_handle>
<popup_definition title="*diameter was changed*" message="*need update geometry*" action="error"/>
<popup_definition title="*Admin*" message="*Reque*" action="error"/>
<popup_definition title="*" message="*twisted*" action="error"/>
<popup_definition title="*" message="*" action="error"/>
</popups_to_handle>
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