Windchill PSI Log Analyzer ユーティリティ
Windchill には、PSI が失敗した場合に失敗分析ファイルを生成する Log Analyzer ユーティリティが備わっています。
必要条件
Windchill によってサポートされている Java のバージョンがマシンにインストールされていること。
このユーティリティを実行するために、プロパティファイルの場所が以下に設定されていること。
#Linux#
<Installation Location>/PSI/installer/PTCSolnInstaller-installer.properties
#Windows#
<Installation Location>\PSI\installer\PTCSolnInstaller-installer.properties
PSI 失敗時のユーティリティの実行
このユーティリティは、PSI のインストール中に失敗した場合にのみトリガーされます。このユーティリティを実行するために手動の操作は必要ありません。<Installation_Location> 成果物の解析レポートは、テキストファイルフォーマットで生成され、<Installation_Location> に配置されています。このレポートのログには、オペレーティングシステム、Java のバージョン、Windchill のバージョン、選択されているサブインストーラ、例外/致命的エラーに関する基本情報が含まれています。このレポートファイルの名前は "logsToAnalyze" にタイムスタンプが追加されたものです。このファイルの拡張子は ".log" です (例: logsToAnalyze20230328_110245.233.log)。ファイルパスの例を以下に示します。
<INSTALLATION_LOCATION>\PSI\installer\logs\logsToAnalyze20230328_110245.233.log
さまざまな失敗シナリオでのログ分析
新規インストールでロードポイントが作成される前に PSI が失敗した場合、以下の例に示す場所 %temp% に新規フォルダ LogAnalysis が作成されます。ここで、%temp% は、Windows プラットフォームと Linux プラットフォームのデフォルトの一時ディレクトリです。

%temp%/LogAnalysis/LogAnalysis{Timestamp}.log#
ロードポイントは存在するがロードポイントをチェックする前に更新モードのインストールが失敗した場合、新しいフォルダ LogAnalysis が一時的な場所に作成されます。以下の例に示すように、最新のログは一時的な場所に存在します。前述のように logAnalysis.log を使用できます。
#Windows
%temp%/PTCSOLNINSTALLER_PtcInstall.log
#Linux
$temp/$username/PTCSOLNINSTALLER_PtcInstall.log
同じシナリオで、PSI が更新モードで失敗した場合にスタンドアロンモードでログ分析を実行するには、ロードポイントが存在する場合、以下の例に示すように、%temp% 内のログをロードポイントログの場所にコピーする必要があります。
Loadpoint/PSI/installer/logs/PTCSOLNINSTALLER_PtcInstall.log
Windows または Linux プラットフォームの一時ディレクトリが非標準またはユーザー定義の場所に設定されている場合、LogLogAnalysis.log のパスは以下のようになります。
<Temp Directory Location>/LogAnalysis/LogAnalysis{Timestamp}.log
スタンドアロンモードでのユーティリティの実行
インストールプロセスが完了した後でログ分析を実行する場合、以下のコマンドを使用してこのユーティリティを実行します。
Windows の場合:
<INSTALLATION_LOCATION>\PSI\LogAnalyzerUtility\LogAnalyzer.bat
<INSTALLATION_LOCATION>/PSI/installer/PTCSolnInstaller-installer.properties
Linux の場合:
sh <INSTALLATION_LOCATION>/PSI/LogAnalyzerUtility/LogAnalyzer.sh
<INSTALLATION_LOCATION>/PSI/installer/PTCSolnInstaller-installer.properties
インストールディレクトリの成果物レポートは zip ファイルとして使用できます。この ZIP ファイルには、インストール場所から収集され、ログ分析レポートの生成に使用された、ログファイル、レジストリファイル、およびサマリーファイルなどの成果物が含まれています。例:
INSTALLATION_LOCATION\PSI\installer\logs\logsToAnalyze20230404_134248.028.zip
制限事項
次の場合、ログ解析レポートは生成されません。
パッチのインストール後。
最初のサブインストールがトリガーされる前にエラーが発生した場合、つまり実際のインストールプロセスが開始される前に PSI パネルでキャンセルボタンを押した場合。
コードでエラーまたは例外が処理され、PSI が強制終了されない場合、このレポートは生成されません。
Java プロセスの終了などのエラーが発生した場合、ログ解析ユーティリティは実行されません。
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