パブリッシング履歴オブジェクトの作成
(Windchill からのビジネスオブジェクトのリリース時に呼び出される) Windchill ESI 応答ジェネレータは、そのリリースを表す ESIRelease オブジェクトを作成します。さらに、リリース内の各宛先に ESITransaction オブジェクトを作成します。ESIRelease オブジェクトの初期ステータスと新しく作成された各 ESITransaction オブジェクトの初期ステータスが「保留中」に設定されます。
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ESI 応答ジェネレータの詳細については、ESIResponseGeneratorのセクションを参照してください。
Windchill ESI RPC の GetPart、GetBOM、GetECN、GetDocument、GetPromotionRequest、GetProcessPlan、および GetResource は、パブリッシングが予定されているすべてのオブジェクトにリリースアクティビティオブジェクトを作成します。リリースアクティビティオブジェクトのステータスは「保留中」に設定されます。
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ここで GetXXX という名前の RPC は、クラス StandardESIService の getXXX() という名前の Java API を指します。ReleaseActivity オブジェクトは、getXXX API を介して VdbBuilder の createReleaseActivities() API から呼び出される、クラス ESITransactionUtility の markPending() API によって作成されます。
ERP Connector は、サブトランザクションに対する PostResult RPC リクエストが実行されるたびに、リリースアクティビティオブジェクトをトランザクションに追加します。トランザクションに追加された 1 つ目のリリースアクティビティによって、その状態が「プロセス中」に設定されます。
トランザクション全体に対して PostResult RPC リクエストが実行された場合、ERP Connector によってトランザクションステータスが「成功」または「失敗」に設定されます。さらに、「保留中」のリリースアクティビティオブジェクトがすべて削除されます。また、特定のリリースのすべてのトランザクションが完了すると、ESIRelease オブジェクトのステータスが該当する値に設定されます。そのリリースのすべてのトランザクションが成功した場合には「成功」に設定され、いずれかのトランザクションが失敗した場合には「失敗」に設定されます。
Windchill ESI Windchill サービスは PostResult リクエストを処理します。このサービスは、サブトランザクションが処理中であるかどうかを判別します。次に、このサービスは、ReleaseActivity の作成や ESITransaction の更新を行う ESITransaction ユーティリティの適切なメソッドにリクエストパラメータを渡します。
Windchill ESI Windchill サービスの RPC でサポートされているメソッドをリモートクライアントに対して実行することはできません。
ログ作成の詳細のレベルは、次の 2 つの Windchill ESI コンフィギュレーションプリファレンスによって制御されます。
「失敗したサブトランザクションのログを記録」: このプリファレンスが「いいえ」に設定されている場合、PostResult は失敗したサブトランザクションのメッセージを無視します。このプリファレンスのデフォルト値は「はい」です。
「成功したサブトランザクションのログを記録」: このプリファレンスが「いいえ」に設定されている場合、成功したすべてのサブトランザクションのメッセージに「削除済み」のフラグがただちに付きます。これにより、ユーザーインタフェースでの表示は抑制されますが、そのオブジェクトはリリース済みとして記録されます。このプリファレンスのデフォルト値は「はい」です。
以下に示す「成功したトランザクションのステータス値の変化」の図は、成功したトランザクションのステータス値を示しています。
成功したトランザクションのステータス値の変化
以下の図は、失敗したトランザクションのステータス値を示しています。
失敗したトランザクションのステータス値の変化
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