クラス
ESI 応答生成機能をサポートするクラスを以下に示します。
ESIResponseGenerator
このクラスはインタフェース java.lang.Runnable を実装します。その run() メソッドには、そのリリースに必要な数の ESITransaction オブジェクトを作成し、必要に応じて各種オブジェクトをリンクし、ESI 応答メッセージを生成して適切な宛先に送信するために必要なすべてのロジックがあります。このクラスは com.ptc.windchill.esi.txn パッケージの一部です。
ユーザーが Windchill PDMLink からオブジェクトをリリースすると、起動した RTM ワークフローはリリース前検証を実行してから、StandardESIService の release() メソッドを呼び出します。このメソッドは、ESIResponseGenerator インスタンスをラップする wt.session.SessionThread のインスタンスを作成します。ESIResponseGenerator の属性の 1 つに、ESIRelease オブジェクトへのハンドルがあります。これは、新しく作成されたオブジェクト (オブジェクトを初めてリリースする場合)、またはリリース内のプライマリビジネスオブジェクトにすでに関連付けられているオブジェクト ("ESI の失敗" を再度サブミットする場合) のいずれかです。release メソッドは、新しく作成されたスレッドを開始し、ESIRelease オブジェクトをワークフローに返します。サスペンドされたワークフローは、ESIReleaseUtility の postEvent() API から発行される "ESI Release Complete" イベントを待ちます。
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デフォルトでは、RTM ワークフローは ESIRelease オブジェクトに関連付けられている ESI release complete イベントを受信します。詳細については、「ESIResultEvent」および「ESIRelease」のセクションを参照してください。
新しく開始したスレッドで実行される run() メソッドは、ESITransaction オブジェクトを作成し、必要に応じてほかのオブジェクトに関連付けて、リリース内のすべての宛先に ESI 応答を生成して適切な宛先に送信するなど、実質的な作業をすべて実行します。リリース内の一部のトランザクションが失敗したか、リリース内のすべてのトランザクションが正常に完了したことが判明すると、postEvent() API が呼び出されます。この API は "ESI Release Complete" イベントを発生させることで、サスペンドされている RTM ワークフローを先に進めて正常に終了し、リリースの終了をマークします。
このクラスはカスタマイズ担当者による拡張の対象です。新しいタイプのオブジェクトをパブリッシングする場合には拡張が特に便利です。
新しいタイプのオブジェクトに対応する ESIResponseGenerator のカスタム拡張を作成する際には、次の点に注意してください。
1. StandardESIService の release(obj : Persistable, userName : String, locale : Locale) API は、Windchill ESI プリファレンス ESI Response Generator から ESI 応答ジェネレータクラスの名前を取得します (これは「プリファレンス管理」ユーティリティの「ESI」 > 「応答設定」の下に表示されます)。したがって、ESI 応答の生成にクラス ESIResponseGenerator の拡張を使用する場合、このプリファレンスを拡張の完全修飾名に設定する必要があります。
2. この拡張は、少なくとも setType() および generateResponse() メソッドのオーバーライドバージョンを提供する必要があります。新しいタイプのオブジェクトをレンダリングするために、getXXX() メソッドも作成する必要があります。
3. オーバーライドバージョンの setType() により、インスタンス変数 type が新しいタイプに適した値に設定されるようにします。
4. オーバーライドバージョンの generateResponse() は、新しいタイプをレンダリングするために作成された getXXX() API を呼び出します。
5. getXXX() API は StandardESIService に対して同じ名前のメソッドを呼び出すだけであり、これにより、新しいタイプに適したレンダラーインスタンスに対して getXXX() API が呼び出されます。
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オーバーライドバージョンの setType() と generateResponse() は、既成でサポートされているオブジェクトの既存の動作を維持する必要があります。また、前述の手順は、クラス ESIResponseGenerator の拡張の作成方法の概要を示しているにすぎません。カスタマイズ担当者は、これらに従うだけでなく、新しいレンダラーの実装、配布ターゲットの関連付け、配布ターゲットへの適切な応答設定 (および該当するその他の属性) の追加、新しいタイプのオブジェクトに対応するミドルウェアでのビジネスロジックのカスタマイズなど、その他の側面についても考慮する必要があります。
ESIResponseSender
これはインタフェース java.lang.Runnable を実装し、com.ptc.windchill.esi.txn パッケージの一部です。特定の宛先を表す配布ターゲットへの ESI 応答メッセージを生成する際に、ESIResponseGenerator の run() メソッドによってこのクラスのインスタンスが作成され、新しい wt.session.SessionThread インスタンスにラップされてスレッドが開始されます。新しく開始したスレッドで実行する run() メソッドは、処理中の配布ターゲットの taskURI 属性の値をフェッチし、フェッチした URI を使用して新しい com.infoengine.SAK.Task インスタンスを作成し、タスクの VDB を応答 IeCollection に設定し、タスクパラメータを適切な値に設定し、最後にタスクを呼び出すなど、実質的な作業をすべて実行します。このクラスはカスタマイズ担当者による拡張の対象ではありません。ただし、配布ターゲットの taskURI 属性を、応答メッセージを必要な宛先に送信するカスタマイズバージョンの Info*Engine タスクに設定できます。この属性はデフォルトで <Windchill>/tasks/com/ptc/windchill/esi/ExportTo<XXX>.xml 内のタスクの URI に設定されています (ここで、<XXX> は、宛先のターゲットタイプがファイル、FTP、電子メールのいずれであるかに応じて、それぞれ File、FTP、または SMTP になります)。
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ESIResponseGenerator の run() メソッドは、前述のように (現在処理している宛先の配布ターゲットに対して) ESIResponseSender スレッドを開始した直後に、リスト内の次の宛先の配布ターゲットに対する応答メッセージの生成に進みます。
以下のクラスは変更通知自動生成機能をサポートしています。
変更通知自動生成をサポートするクラス
ESIECNFactory
このインタフェースは、変更通知ファクトリクラスが実装する必要があるメソッドを定義します。変更通知ファクトリは、Windchill 環境で変更処理が使用されていないが、ターゲットエンタープライズシステムでは変更処理が必要な場合に Windchill 変更オーダーを自動生成します。
createChangeOrder(item : Changeable2) : WTChangeOrder2
指定された変更対象オブジェクトを変更オーダーでラップします。
ESIStandardECNFactory
このクラスは ESIECNFactory のデフォルトの実装です。Windchill 環境で変更処理が使用されていないが、ターゲットエンタープライズシステムでは変更処理が必要な場合に Windchill 変更オーダーを自動生成します。このクラスはカスタマイズ担当者による拡張の対象です。このクラスで使用可能なメソッドを以下に示します。
createChangeOrder(item : Changeable2) : WTChangeOrder2
変更リクエスト、変更オーダー、および変更アクティビティを作成し、引数を変更アクティビティに関連付けます。プリファレンス Change Notice without Change RequestYes に設定されている場合、変更リクエストは作成されません。
1. プリファレンス Change Notice without Change Request の値が No である場合、ESIChangeRequestFactory のインスタンスから WTChangeRequest2 のインスタンスを取得します。
2. ESIChangeOrderFactory のインスタンスから WTChangeOrder2 のインスタンスを取得します。(1) で変更リクエストが作成されなかった場合、ESIChangeOrderFactory の create() API に Null が渡されます。(1) で変更リクエストが作成された場合、作成された WTChangeRequest2 オブジェクトが渡されます。
3. ESIChangeActivityFactory のインスタンスから WTChangeActivity2 のインスタンスを取得します。
4. associateChangeableToChangeActivity() を呼び出します。
associateChangeableToChangeActivity(changeActivity : ChangeActivity2, item : Changeable2)
指定された変更アクティビティと指定された変更対象オブジェクトの間の関連付けを永続化します。
getChangeRequestFactory() : ESIChangeRequestFactory
変更リクエストを作成可能なオブジェクトを返します。
getChangeOrderFactory() : ESIChangeOrderFactory
変更オーダーを作成可能なオブジェクトを返します。
getChangeActivityFactory() : ESIChangeActivityFactory
変更アクティビティを作成可能なオブジェクトを返します。
ESIChangeRequestFactory
このクラスは変更リクエストの作成と保存を行います。カスタマイズ担当者はこのクラスを拡張できます。このクラスで使用可能なメソッドを以下に示します。
create() : WTChangeRequest2
新規変更リクエストを作成して保存します。
getName() : 文字列
新規変更リクエストに渡される名前を返します。この値は EsiResource.ESI_CHANGE_REQUEST_NAME からローカライズされます。
getDescription() : 文字列
新規変更リクエストに渡される説明を返します。この値は EsiResource.ESI_CHANGE_REQUEST_DESC からローカライズされます。
getPriority() : RequestPriority
新規変更リクエストに割り当てられる優先度を返します。値は常に RequestPriority.LOW になります。
getCategory() : カテゴリ
新規変更リクエストに割り当てられるカテゴリを返します。値は常に Category.OTHER になります。
getComplexity() : 複雑度
新規変更リクエストに割り当てられる複雑度を返します。値は常に Complexity.SIMPLE になります。
ESIChangeOrderFactory
このクラスは変更オーダーの作成と保存を行います。カスタマイズ担当者はこのクラスを拡張できます。このクラスで使用可能なメソッドを以下に示します。
create(changeRequest : WTChangeRequest2) : WTChangeOrder2
新しい変更オーダーを作成して保存します。入力引数が Null でない場合、変更オーダーは入力変更リクエストにも関連付けられます。
getName() : 文字列
新規変更オーダーに渡される名前を返します。この値は EsiResource.ESI_CHANGE_ORDER_NAME からローカライズされます。
getDescription() : 文字列
新規変更オーダーに渡される説明を返します。この値は EsiResource.ESI_CHANGE_ORDER_DESC からローカライズされます。
ESIChangeActivityFactory
このクラスは変更アクティビティの作成と保存を行います。カスタマイズ担当者はこのクラスを拡張できます。このクラスで使用可能なメソッドを以下に示します。
create(changeOrder : WTChangeOrder2) : WTChangeActivity2
引数に関連付けられた新規変更アクティビティを作成して保存します。
getName() : 文字列
新規変更アクティビティに渡される名前を返します。この値は EsiResource.ESI_CHANGE_ACTIVITY_NAME からローカライズされます。
getDescription() : 文字列
新規変更アクティビティに渡される説明を返します。この値は EsiResource.ESI_CHANGE_ACTIVITY_DESC からローカライズされます。
Windchill ESI Windchill ワークフローをサポートするクラスを以下に示します。
Windchill ESI ワークフローのサポート
ESIResultEvent
Windchill ESI ワークフローは、外部プロセスが完了するまでサスペンドすることがあります。その場合、ESIResultEvent (ESI Release Complete イベントとも呼ぶ) が、このワークフローに再開を通知するトリガーになります。このクラスのオブジェクトは、Windchill ESI 外部リクエストが成功したかどうかをワークフローに伝達します。カスタマイズ担当者はこのクラスを拡張できますが、Windchill ESI ワークフローは ESIResultEvent のサブクラスを検索するように設計されていません。
カスタマイズ担当者は、クラス ESIResultEvent を拡張する場合、Windchill ESI ワークフローテンプレートを修正する必要があります。次の属性にはパブリック getter とパブリック setter があります。
successful : ブール
外部プロセスが成功したかどうかを定義します。
errorMessage : 文字列 = ""
ワークフローに提供するオプションのメッセージ。
targetUfid : 文字列
そのリリースを表す ESIRelease オブジェクトの UFID。
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既成では、ESIRelease オブジェクトは ESI 結果イベントのターゲットオブジェクトとして機能します。
esiReleaseUfid : 文字列
そのリリースを表す ESIRelease オブジェクトの UFID。これは targetUfid と同じです。
txUfid : 文字列
この結果に関連付けられている ESITransaction の UFID。これは現在使用されていません。
consumed : ブール
PostEvent RPC によってポストされた "ESI Release Complete" イベントが RTM ワークフローによって受信されて消費されたかどうかを定義します。
このクラスのパブリックメソッドを以下に示します。
ESIResultEvent(eventTarget : 永続可能オブジェクト)
このクラスの唯一のコンストラクタ。オブジェクトが常に正しい状態になるようにします。
getTarget() : 永続可能オブジェクト
このイベントに関連付けられているイベントターゲットを返します。
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クラス ESIReleaseUtility の postEvent() API は、Windchill ESI プリファレンス Associate ESI Release Complete Event To Primary Business Object の値を使用して、ESI Release Complete イベントに使用するターゲットオブジェクトを特定します。したがって、このプリファレンスを Yes に設定することで、ESIRelease オブジェクトではなくプライマリビジネスオブジェクトにイベントを関連付けるように postEvent() API を設定できます。この設定は、RTM ワークフローテンプレートでイベントに関連付けるターゲットオブジェクトはプライマリビジネスオブジェクトであることが求められている、以前のリリースの ESI から移行された ESI の失敗を処理する場合に役立ちます。
これらは、Windchill ESI サービスの一般に公開されている機能を提供するクラスです。
Windchill ESI Services
ESIService
このインタフェースは、リモートクライアントで使用可能な Windchill ESI メソッドを定義します。このインタフェースには、ServiceFactory ユーティリティを介してインタフェースのメソッドへのリモートアクセスを提供する wt.method.RemoteInterface アノテーションがあります。このインタフェースは拡張の対象ではありません。このインタフェースのメソッドを以下に示します。
assignTarget(object : 永続可能オブジェクト, target : ESITarget)
配布ターゲットシステムの宛先決定のために ESITarget にオブジェクトを割り当てます。すべての作業を ESITargetUtility のインスタンスに委任します。
assignTarget(object : 永続可能オブジェクト, targets : グループ)
配布ターゲットシステムの宛先決定のために ESITarget オブジェクトの Info*Engine グループにオブジェクトを割り当てます。すべての作業を ESITargetUtility のインスタンスに委任します。
deleteTarget(tgt : ESITarget)
ESITarget をデータベースから削除します。すべての作業を ESITargetUtility のインスタンスに委任します。
removeTargetAssignment(object : 永続可能オブジェクト, target : ESITarget)
ESITarget と永続可能オブジェクトの間の関係を除去します。削除を ESITargetUtility のインスタンスに委任します。
removeTargetAssignment(ufid : 文字列)
引数によって指定された ESITargetAssignmentLink をデータベースから削除します。すべての作業を ESITransactionUtility のインスタンスに委任します。
getTransaction(id : 文字列, object : 永続可能オブジェクト
指定された永続可能オブジェクトの method 引数と idNumber 属性が一致する ESITransaction を返します。一致するトランザクションが存在しない場合、ESIException を返します。すべての作業を ESITransactionUtility のインスタンスに委任します。
getTarget(system : 文字列) : ESITarget
番号属性が引数と一致する配布ターゲットを返します。一致する ESITarget が存在しない場合、ESIException を返します。すべての作業を ESITargetUtility のインスタンスに委任します。
createTransaction(object : WTObject)
WTObject にリンクされている新しい ESITransaction を作成してデータベースに保存します。すべての作業を ESITransactionUtility のインスタンスに委任します。
findESITargets(anObject : 永続可能オブジェクト) : コレクション
指定されたオブジェクトの ESITarget オブジェクトのコレクションを返します。オブジェクトが WTChangeOrder2 である場合、変更オーダーの変更対象オブジェクトに関連付けられている配布ターゲットを返します。
isWfLaunched(anObject : LifeCycleManaged) : ブール
指定されたオブジェクトにステータスが OPEN_RUNNING のワークフロープロセスがあるかどうかをチェックします。
ESIHelper
ESIService 実装へのアクセスを提供し、一般的に役立ついくつかのユーティリティメソッドを提供します。このクラスは拡張の対象ではありません。
このクラスのパブリックメソッドを以下に示します。
<<Static>> getTxStatusURL(txUfid : 文字列) : 文字列
このメソッドは、getReleaseStatusURL(releaseUfid : String) によって返された URL を返します。このメソッドが唯一呼び出されるのは、以前のリリースの ESI からの RTM ワークフローテンプレートを使用している場合です (以前のリリースから移行された ESI の失敗を再度サブミットする場合など)。ESIRelease オブジェクトの UFID が渡されます。
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このメソッドは廃止が予定されており、前述のシナリオ以外の状況で呼び出してはなりません。
<<Static>> getReleaseStatusURL(releaseUfid : 文字列) : 文字列
Windchill 「Enterprise Systems のトランザクション管理」 UI で入力 ESIRelease UFID に関連付けられている URL を返します。
<<Static>> hasESITargets(anObject : 永続可能オブジェクト) : ブール
指定されたオブジェクトに配布ターゲットが割り当てられている場合に true を返します。
<<Static>> isOnWfProcess(anObject : LifeCycleManaged) : ブール
Windchill ESI ワークフローが OPEN_RUNNING であり、指定されたオブジェクトを処理している場合に true を返します。
<<Static>> isReleaseNeeded(persistable : 永続可能オブジェクト) : ブール
プリファレンス Enforce Changes の値が No である場合に true を返します。このプリファレンスの値が Yes であり、入力オブジェクトが変更通知である場合、(i) そのオブジェクトがまだリリースされておらず、(ii) プリファレンス Enforce Changes To Resulting ObjectsYes に設定され、変更通知にまだリリースされていない結果オブジェクトが 1 つ以上存在する場合にのみ、このメソッドは true を返します。入力永続可能オブジェクトがその他のオブジェクトの場合、このメソッドは、そのオブジェクトがまだリリースされていない場合に true を返し、そうでない場合は false を返します。
<<Static>> isTxActive(obj : 永続可能オブジェクト) : ブール
トランザクションステータスが保留中またはプロセス中の場合に true を返します。このクラスにはパブリック静的属性があります。
service: ESIService
この final static 属性は、リモートインタフェース実装 (デフォルトでは StandardESIService) の新規インスタンスに初期化され、これによってインタフェースのすべてのリモートメソッドへのアクセスを提供します。
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上記の初期化は、wt.services.ServiceFactory.getService(serviceClass : Class<T>) の呼び出しによって実現されます。
ESISvrHelper
ESISvrService 実装へのアクセスを提供します。このクラスは拡張の対象ではありません。このクラスにはパブリック静的属性があります。
service: ESISvrService
この final static 属性は、ESISvrService 実装の新規インスタンスに初期化されます。
ESISvrService
Windchill ESI サービスで使用可能な非クライアントメソッドを定義します。このインタフェースは拡張の対象ではありません。このインタフェースのメソッドを以下に示します。
postResult(objectID : 文字列, description : 文字列, txnID : 文字列, successful : ブール, subtransaction : ブール, targetSystem : 文字列, message : 文字列, timestamp : 文字列, action : 文字列, cls : 文字列, user : 文字列)
PostResult RPC プロセッサ。すべての作業を ESITransactionUtility のインスタンスに委任します。
postEvent(objectID : 文字列, transaction : 文字列, successful : ブール, message : 文字列)
PostEvent RPC プロセッサ。すべての作業を ESITransactionUtility のインスタンスに委任します。このメソッドは現在使用されていません。
getPart(objectID : 文字列, alternates : ブール, documents : ブール, auth : 文字列, wcAdapter : 文字列, transactionID : 文字列) : IeCollection
GetPart RPC プロセッサ。すべての作業を ESIWTPartRenderer のインスタンスに委任します。このメソッドは現在使用されていません。
getBOM(objectID : 文字列, delta : ブール, parts : ブール, alternates : ブール, substitutes : ブール, referenceDesignators : ブール, lineNumbers : ブール, mulitLevel : 文字列, documents : ブール, configSpec : 文字列, auth : 文字列, wcAdapter : 文字列, transactionID : 文字列) : IeCollection
このメソッドは GetBOM RPC プロセッサです。すべての作業を ESIBOMRenderer のインスタンスに委任します。このメソッドは現在使用されていません。
getECN(objectID : 文字列, delta : ブール, componentParts : ブール, alternates : ブール, substitutes : ブール, referenceDesignators : ブール, lineNumbers : ブール, mulitLevel : 文字列, documents : ブール, configSpec : 文字列, auth : 文字列, wcAdapter : 文字列, transactionID : 文字列) : IeCollection
このメソッドは現在使用されていません。
adjustTargetAssignments(ufids : 文字列, targetInfo : グループ)
(WTPart オブジェクトの) 連結された UFID のセットと ESITarget UFID のコレクションを引数としてとり、必要なすべての割当を作成 (または除去) します。
ufids 引数には、操作対象部品を定義する UFID のセットが含まれています。
targetInfo 引数はグループです。グループ内の各エレメントに、以下を定義する Att があります。
ESITarget の ufid
部品に対して実行する操作。操作が "add" の場合、配布ターゲットが割り当てられていないすべての部品に割当が指定されます。操作が "remove" の場合、既存の部品に割り当てられているその配布ターゲットの既存のすべての割当が除去されます。
すべての操作を ESITargetUtility のインスタンスに委任します。
getTargetAssociations(ufids : 文字列, groupName : 文字列) : グループ
連結された UFID の文字列を引数としてとり、それらのオブジェクトに関連付けられている ESITarget オブジェクトを返します。UFID によって指定されたすべてのオブジェクトに ESITarget が割り当てられている場合、それは完全な割当であり、そうでない場合、その値は部分的です。すべての作業を ESITargetUtility のインスタンスに委任します。
getTargetsWithHistory(objects : コレクション) : グループ
マッピングされた ESITargetHistory オブジェクトの Info*Engine グループを返します。ESITargetHistory オブジェクトには以下が含まれています。
target 属性は、使用可能な配布ターゲットのうちの 1 つです。
persistableObject は、このメソッドの引数内にあるオブジェクトのうちの 1 つです。
永続可能オブジェクトが配布ターゲットにパブリッシング済みの場合、releaseAttribute には該当する ReleaseActivity が含まれています。
結果は Windchill ESI マッピングロジックによって Info*Engine エレメントオブジェクトのグループにシリアル化されます。すべての作業は、このメソッドによって呼び出される ESITransactionUtility によって行われます。
getTargetsWithHistory(ufid : 文字列) : グループ
マッピングされた ESITargetHistory オブジェクトの Info*Engine グループを返します。ESITargetHistory オブジェクトには以下が含まれています。• target 属性は、使用可能な配布ターゲットのうちの 1 つです。• persistableObject は、このメソッドの引数内にあるオブジェクトのうちの 1 つです。• 永続可能オブジェクトが配布ターゲットにパブリッシング済みの場合、releaseAttribute には該当する ReleaseActivity が含まれています。結果は Windchill ESI マッピングロジックによって Info*Engine エレメントオブジェクトのグループにシリアル化されます。すべての作業は、このメソッドによって呼び出される ESITransactionUtility によって行われます。
getTargetsWithHistory(object : 永続可能オブジェクト) : コレクション
マッピングされた ESITargetHistory オブジェクトのコレクションを返します。ESITargetHistory オブジェクトには以下が含まれています。
target 属性は、使用可能な配布ターゲットのうちの 1 つです。
persistableObject は、このメソッドの引数内にあるオブジェクトのうちの 1 つです。
永続可能オブジェクトが配布ターゲットにパブリッシング済みの場合、releaseAttribute には該当する ReleaseActivity が含まれています。
結果は Windchill ESI マッピングロジックによって Info*Engine エレメントオブジェクトのグループにシリアル化されます。すべての作業は、このメソッドによって呼び出される ESITransactionUtility によって行われます。
getHistory(ufid : 文字列, groupOut : 文字列) : グループ
引数によって指定されたオブジェクトに関連付けられている、マッピングされた ReleaseActivity オブジェクトのグループを返します。ESITargetAssignmentLink はないが ReleaseActivity 関連付けがあるオブジェクトの場合、これは getTargetsWithHistory() に相当する機能です。このメソッドは以下を行います。
ESIObjectHistoryRenderer のインスタンスと ESIObjectHistoryBuilder のインスタンスを ESIObjectHistoryRendererFactory から取得します
レンダラーに対して render() メソッドを呼び出します
builder.getGroup() の結果を返します
getActivities(ufid : 文字列) : ReleaseActivity[]
ESITransaction の UFID を引数としてとり、その ESITransaction に関連付けられているすべての ReleaseActivity オブジェクトの配列を返します。ESITransactionUtility に実装を委任します。
hideTransaction(ufid : 文字列)
ESITransaction をユーザーインタフェースで非表示にします。
recordExport(objectID : 文字列, targetSystem : 文字列, releaseClass : 文字列)
RecordExport RPC プロセッサ。このメソッドは、ESITarget にパブリッシングされたものとしてオブジェクトを識別します。以下の処理を行います。
1. objectID 引数を使用して、TaskHelper のインスタンスから永続可能オブジェクトを取得します。
2. targetSystem 引数を使用して、ESITargetUtility のインスタンスから配布ターゲットを取得します。
3. 配布ターゲット、永続可能オブジェクト、および releaseClass 引数を ESITransactionUtility のインスタンスに渡します。
getReleaseActivities(ufid : 文字列) : グループ
ESITransaction オブジェクトの UFID を引数としてとり、マッピングされた ESIReleaseActivity オブジェクトの Info*Engine グループを返します。
getTransactions(elements : グループ) : グループ
引数内のオブジェクトに関連付けられている ESITransaction オブジェクトの Info*Engine グループを返します。引数は、Query-Objects Webject によって作成された (または Query-Objects Webject の出力に類似する) エレメントが含まれている Info*Engine グループです。すべての作業を ESITransactionUtility のインスタンスに委任します。
getReleaseActivitiesMessage(ufid : 文字列) : グループ
ReleaseActivity オブジェクトの UFID を引数としてとり、マッピングされた ReleaseActivityMessage オブジェクトの Info*Engine グループを返します。
getTransactionLogMessage(ufid : 文字列) : グループ
ESITransaction オブジェクトの UFID を引数としてとり、マッピングされた ESITransactionMessage オブジェクトの Info*Engine グループを返します。
getECN(objectID : 文字列, delta : ブール, componentParts : ブール, alternates : ブール, substitutes : ブール, referenceDesignators : ブール, lineNumbers : ブール, mulitLevel : 文字列, documents : ブール, processPlanPart : ブール, resource : ブール, sequence : ブール, standardProcedure : ブール, suboperationDepth : 文字列, operatedOnPart : ブール, bomPart : ブール, workInstructions : ブール, configSpec : 文字列, auth : 文字列, wcAdapter : 文字列, transactionID : 文字列) : IeCollection
このメソッドは GetECN RPC プロセッサです。VdbBuilder ファクトリから VdbBuilder を取得します。
ESIRendererFactory インスタンスから ESIWTChangeOrder2Renderer を取得します。
このメソッドの引数からレンダラーに必要なデータを提供します。
レンダラーに対して render() メソッドを呼び出します。
VdbBuilder asVDB() の結果を返します。このメソッドは現在使用されていません。
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このリリースで使用されている各種 getXXX() API については、Javadoc を参照してください。
StandardESIService
StandardESIService は ESIService と ESISvrService の具象実装です。このクラスは拡張できます。このクラスには次のようなモデル化された追加のメソッドがあります。
registerEvents(ms : ManagerService)
このメソッドには実装がありません。
dispatchVetoableEvent(eventType : 文字列, obj : 永続可能オブジェクト)
このメソッドには実装がありません。
performStartupProcess()
操作を開始するために Windchill サービスを準備します。これは、起動処理のために、基本クラス StandardManager によって呼び出される protected メソッドです。このメソッドは、以下を行うイベントリスナーを登録します。
部品、ドキュメント、変更通知、およびプロセス計画のアイデンティティ変更イベントを受信し、必要に応じて検証する。
部品またはプロセス計画の新規作業版数、バージョン、ビューバージョン、またはドキュメントの新規作業版数とバージョンが作成された場合に、配布ターゲット割当をコピーする。
新規 WTPartSubstituteLink オブジェクトの作成時に代替アイテムグループをコピーする。
Windchill ESI プリファレンスの設定に応じて、ライフサイクル状態が変化したときに Windchill ESI ワークフローを開始する。
「プリファレンス管理」 UI を使用してユーザーが入力した Windchill ESI プリファレンスの値を、データベース内のそれらのプリファレンスを更新する前に検証する。
必要に応じて、ESIpreference が変更されたときに、特定のワークフロー属性またはロケール関連マップを初期化する。
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1. このリリースで使用されている、このクラスによって提供される各種 getXXX() API については、Javadoc を参照してください。
2. カスタム動作を提供するためにこのクラスを拡張する場合、必要に応じて esi.wt.properties.xconf で関連プロパティを設定し、ファイル wt.properties に適用する必要があります。
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