オプションセットのクラス
BasicESIRenderer
これはインタフェース ESIRenderer を実装する抽象クラスであり、ESI サービスによって提供されるオプションセットレンダラークラスと関連レンダラークラスによって拡張されます。BasicESIRenderer の詳細については、クラスを参照してください。
OptionSetRenderer
これはパッケージ com.ptc.windchill.esi.ov に属し、カスタマイズ担当者による拡張が可能です。このクラスは (i) ライフサイクル状態を設定するか Send To Distribution Target オプションを使用してオブジェクト中心モードでオプションセットをパブリッシングするとき、(ii) 結果オブジェクトとしてオプションセットが格納されている変更通知をパブリッシングするとき、(iii) プロモート可能なオブジェクトとしてオプションセットが格納されているプロモーションリクエストをパブリッシングするとき、または (iv) オプションセットが (直接またはそのコンテキストによって) 割り当てられ、特定の配布ターゲット属性が設定されているビジネスオブジェクト (部品など) をパブリッシングするときにインスタンス化されます。このクラスは、ローカルの「選択肢」規則が変更通知に追加され、有効な OptionSet が関連付けられている場合にもインスタンス化されます。したがって、前述のシナリオとは別に、変更プロセスを介してローカルの「選択肢」規則が変更された場合にもオプションセットがパブリッシングされます。
このクラスで使用可能な属性とメソッドの詳細については、Windchill リリース関連の Java ドキュメンテーションを参照してください。
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1. このレンダラーには、オプションセット自体のほかに、いくつかの関連付け (オプションセットオプションリンク、オプションセットメンバーリンク、オプションセット「選択肢」規則リンク) を処理するメソッドがあります。
2. Windchill ESI プリファレンス Enforce Distribution TargetYes に設定されている場合、オプションセットがスタンドアロンオブジェクトとしてパブリッシングされており、関連付けられている配布ターゲットがなければ、このレンダラーはトランザクションを中止します。standalone object とは、オブジェクト中心モードでパブリッシングされるか、変更通知またはプロモーションリクエストと関連付けてパブリッシングされるオプションセットを意味します。これは属性 context が Null の場合に相当します。
3. 配布ターゲット属性「オブジェクトのパブリッシング時に、関連付けられたオプションセットをパブリッシング」が Yes に設定されている場合、ESI サービスは、ビジネスオブジェクト (コンフィギュレーション可能部品など) のパブリッシング時に、割り当てられているオプションセット (存在する場合) を処理します。ただし、コンフィギュレーション可能でない部品に割り当てられているオプションセットを ESI サービスが処理するには、前述の属性に加え、配布ターゲット属性「コンフィギュレーション可能でないオブジェクトのパブリッシング時に、関連付けられたオプションセットをパブリッシング」を Yes に設定する必要があります。
4. 配布ターゲット属性「修正したオプションセットの追加変更のみをパブリッシング」が Yes に設定されている場合、修正済みのオプションセットをパブリッシングすると、オプションセットに (最後に成功したパブリッシング以降の) 追加変更のみが ESI 応答で送信されます。ただし、この属性が No に設定されている場合、修正されたオプションセットとそのすべての関連オブジェクト (選択肢、オプション、「選択肢」規則、および関連する関連付け) は、ESI 応答で追加オブジェクトとして送信されます。
5. オプションセットをパブリッシングすると、その関連する選択肢、オプション、「選択肢」規則、および関連する関連付けもパブリッシングされます。オプションセットレンダラーは、このために OptionRenderer と ChoiceRuleRenderer を使用します。
6. 割り当てられているオプションセット (およびその関連付け) と定義式レンダリングを処理するために、Windchill ESI サービスによっていくつかのその他のレンダラー、つまり AssignedOptionSetLinkRenderer と ExpressionRenderer が使用されます。
OptionRenderer
これはパッケージ com.ptc.windchill.esi.ov に属し、カスタマイズ担当者による拡張が可能です。このクラスは、(i) オプションセットに関連付けられている選択肢が属するオプションおよび (ii) これらのオプションのすべての選択肢を処理するために、クラス OptionSetRenderer の buildGroups() API によってインスタンス化されます。このクラスは、定義式のレンダリングに固有の属性が設定されている場合に部品構造の定義式をレンダリングする際にもインスタンス化されます。したがって、このクラスは前述のシナリオでは ESI 応答でオプションおよびオプションの選択肢をレンダリングします。
このクラスで使用可能な属性とメソッドの詳細については、Windchill リリース関連の Java ドキュメンテーションを参照してください。
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1. このレンダラーは、オプションに属するすべての選択肢を処理しますが、パブリッシング対象のオプションセットに実際に関連付けられている選択肢はその一部のみです。
2. パブリッシング対象のオプションセットに関連付けられている選択肢ごとに、ESI 応答に <Class_structure_relationship> エレメントが存在します。
3. 配布ターゲット属性「修正したオプションセットの追加変更のみをパブリッシング」が Yes に設定されている場合、オプションと選択肢は、初めてパブリッシングされるときにのみ追加オブジェクトとして送信され、最後のパブリッシング以降に変更された場合は変更されたオブジェクトとして処理され、変更されていない場合は変更なしオブジェクトとして処理されます。ただし、この属性が No に設定されている場合、オプションと選択肢は常に追加オブジェクトとして送信されます。
4. このレンダラーはスタンドアロンのオプションとその選択肢に対応するように設計されていますが、そのようなオプションのパブリッシングは現在サポートされていません。
ChoiceRuleRenderer
これはパッケージ com.ptc.windchill.esi.ov に属し、カスタマイズ担当者による拡張が可能です。このクラスは、パブリッシング対象の選択肢に関連付けられている規則と関連する関連付けの処理のために、クラス OptionSetRenderer の buildGroups() API によってインスタンス化されます。
このクラスで使用可能な属性とメソッドの詳細については、Windchill リリース関連の Java ドキュメンテーションを参照してください。
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1. このレンダラーは、IncludeEnable、および Exclude タイプの「選択肢」規則のみを処理します。グローバル規則とローカル規則の両方が処理されます。
2. このレンダラーには、規則自体のほかに、いくつかの関連付け (規則メンバーリンクと規則メンバー操作リンク) を処理するメソッドがあります。
3. 配布ターゲット属性「修正したオプションセットの追加変更のみをパブリッシング」が Yes に設定されている場合、「選択肢」規則は、初めてパブリッシングされるときにのみ追加オブジェクトとして送信され、最後のパブリッシング以降に変更された場合は変更されたオブジェクトとして処理され、変更されていない場合は変更なしオブジェクトとして処理されます。ただし、この属性が No に設定されている場合、「選択肢」規則は常に追加オブジェクトとして送信されます。
4. 「修正したオプションセットの追加変更のみをパブリッシング」配布ターゲット属性が Yes に設定されている場合と同様に、パブリッシング済み履歴およびオブジェクト比較フレームワークからの出力に応じて、オプションセット「選択肢」規則リンク、規則メンバーリンク、規則メンバー操作リンクが追加された関連付け、削除された関連付け、変更された関連付け、または変更されていない関連付けとして送信されます。ただし、この属性が No に設定されている場合、これらのリンクは常に追加された関連付けとして送信されます。
AssignedOptionSetLinkRenderer
これはパッケージ com.ptc.windchill.esi.ov に属し、カスタマイズ担当者による拡張が可能です。このクラスは、特定のビジネスオブジェクト (またはそのコンテキスト) とオプションセットの関連付けを処理するために、ESIBOMRenderer、ESIBOMHeaderRenderer の各レンダラーによってインスタンス化されます。ただし、これは特定の配布ターゲット属性が設定されていることを前提としています。
このクラスで使用可能な属性とメソッドの詳細については、Windchill リリース関連の Java ドキュメンテーションを参照してください。
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1. コンフィギュレーション可能部品をパブリッシングする際に割当済みオプションセットを処理するには、配布ターゲット属性「オブジェクトのパブリッシング時に、関連付けられたオプションセットをパブリッシング」の値が Yes である必要があります。ただし、コンフィギュレーション可能でない部品をパブリッシングする場合、上記の設定に加えて、配布ターゲット属性 "Publish the Associated Option Set when Publishing a Non- configurable Object" の値が Yes でなければなりません。
2. ビジネスオブジェクトを割当済みオプションセットとともに初めてパブリッシングする場合、(ビジネスオブジェクトとオプションセットをリンクする) OptionSetAssignmentHistory という名前の関連付けがデータベース内に作成されます。ただし、オブジェクトのパブリッシング時にビジネスオブジェクトのパブリッシング済み作業版数が存在する場合、差異情報 (追加/削除されたオプションセット割当履歴) が計算され、適宜処理されます。
3. 割当済みオプションセットがまだ処理されていないとレンダラーが判断した場合、OptionSetRenderer インスタンスが作成され、オプションセットおよびその関連オブジェクトと関連付けを処理するために、そのインスタンスに対して getOptionSet() API が呼び出されます。
ExpressionRenderer
これはパッケージ com.ptc.windchill.esi.ov に属し、カスタマイズ担当者による拡張が可能です。このクラスは、定義式をレンダリングするための各レンダラー ESIBOMRenderer、ESIBOMComponentRenderer、および ESIReferenceDesignatorRenderer によってインスタンス化されます。ただし、これは「オブジェクトのパブリッシング時に、割り当てられた定義式をパブリッシング」配布ターゲット属性が設定されていることを前提としています。この「オブジェクトのパブリッシング時に、割り当てられた定義式をパブリッシング」が「はい」に設定され、「オブジェクトのパブリッシング時に、関連付けられたオプションセットをパブリッシング」、「コンフィギュレーション可能でないオブジェクトのパブリッシング時に、関連付けられたオプションセットをパブリッシング」、またはその両方が「いいえ」に設定されている場合、このレンダラーは、オプションと選択肢がパブリッシングされていない場合にこれらをレンダリングします。このレンダラーは、ESIResponse でレンダリングされる WTPart、WTPartUsageLink、ReferenceDesignator などの条件定義可能オブジェクトに定義されている、基本および高度な依存定義式と独立定義式をレンダリングします。
このクラスで使用可能な属性とメソッドの詳細については、Windchill リリース関連の Java ドキュメンテーションを参照してください。
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このレンダラーは、定義式は必ず、追加された定義式、つまりオブジェクトに現在存在する定義式としてのみ ESI 応答でレンダリングします。配布ターゲット属性「修正したオプションセットの追加変更のみをパブリッシング」は、このレンダラーの処理には影響しません。
定義式レンダラーは、委任メカニズムを使用して、ESIResponse でレンダリングされた定義式で定義式表現をレンダリングします。
ExpressionRendererDelegateIfc
これはパッケージ com.ptc.windhill.esi.ov に属し、カスタマイズ担当者による拡張の対象ではありません。インタフェースには、定義式を検証して定義式の表現を提供する API があります。
このクラスで使用可能な属性とメソッドの詳細については、Windchill リリース関連の Java ドキュメンテーションを参照してください。
DefaultExpressionRendererDelegate
これはパッケージ com.ptc.windhill.esi.ov に属し、カスタマイズ担当者による拡張の対象ではありません。ExpressionRendererDelegateIfc のデフォルトの実装。実装では ExpressionHelper API を使用して定義式をレンダリングします。このクラスは、必要に応じて定義式のレンダリングを修正し、レンダリングプロセス中の定義式の検証を追加または修正するために、カスタマイズ担当者によって拡張されることを想定しています。
クラスは、条件定義可能オブジェクトの定義式で使用されるエイリアスまたはカスタム Java 関数のオカレンスの定義式を検証し、レンダラーに通知します。
定義式の表現を返します。
オプションの wt.property "com.ptc.windchill.esi.AllowPublishingWithoutAlias" が設定されている場合はエイリアスを無視してパブリッシングを続行でき、そうでない場合はパブリッシングを中止します。
オプションの wt.property "com.ptc.windchill.esi.AllowPublishingWithoutJavaFunction" が設定されている場合は Java 関数を無視してパブリッシングを続行でき、そうでない場合はパブリッシングを中止します。
このクラスで使用可能な属性とメソッドの詳細については、Windchill リリース関連の Java ドキュメンテーションを参照してください。
OptionsVariantsHelper
これはパッケージ com.ptc.windhill.esi.ov に属し、カスタマイズ担当者による拡張の対象ではありません。このクラスは、オプションセットに関連付けられているデータをフェッチしたり、2 つのオプションセット間の差異情報を計算したり、フェッチした情報を以降の読み込みのためにキャッシュしたりする、いくつかのヘルパーメソッドを提供します。
このクラスで使用可能な属性とメソッドの詳細については、Windchill リリース関連の Java ドキュメンテーションを参照してください。
ESIOVDifferenceManagementDelegate
これはパッケージ com.ptc.windhill.esi.ov に属するパブリックインタフェースであり、カスタマイズ担当者による拡張の対象です。このインタフェースは、オプションセットに関連付けられているデータをフェッチしたり、2 つのオプションセット間の差異情報を計算したり、フェッチした情報を以降の読み込みのためにキャッシュしたりする、いくつかのヘルパーメソッドを提供します。このクラスで使用可能な属性とメソッドの詳細については、Windchill リリース関連の Java ドキュメンテーションを参照してください。
ESIOVDifferenceManagementDelegateImpl
これはパッケージ com.ptc.windhill.esi.ov に属する ESIOVDifferenceManagementDelegate のデフォルトの実装であり、カスタマイズ担当者による拡張の対象です。このクラスは、オプションセットに関連付けられているデータをフェッチしたり、2 つのオプションセット間の差異情報を計算したり、フェッチした情報を以降の読み込みのためにキャッシュしたりする、いくつかのヘルパーメソッドを提供します。このクラスで使用可能な属性とメソッドの詳細については、Windchill リリース関連の Java ドキュメンテーションを参照してください。
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