Logging_Service プロセス定義
SAP Readiness Validator は、Logging_Service という名前の共有ログサービスプロセス定義を使用して、TIBCO BusinessWorks プロセスエンジンのログへの API の機能的および技術的な成功メッセージと失敗メッセージの書き込みを処理しました。
論理フロー
Logging_Service プロセス定義は、Start ノードと End ノード、および Write To Log アクティビティで構成されます。プロセスの必須およびオプションの入力パラメータがスキーマで定義されています。プロセス定義を以下の図に示します。
コンポーネント
以下のチャートでは、Logging_Service プロセス定義を構成する TIBCO BusinessWorks アクティビティについて説明します。
アクティビティ名 | 入力 | 出力 | 依存 |
|---|---|---|---|
Start | 必須フィールドが設定された、APIReturnLog スキーマインスタンス | なし | なし |
Log | 必須フィールドが設定された、APIReturnLog スキーマインスタンス | BusinessWorks プロセスエンジンのログに追加された、API の技術的または機能的な成功または失敗を示す行 | なし |
End | なし | なし | なし |
Logging_Service プロセス定義のコンポーネント
入力スキーマ
Logging_Service プロセスの入力スキーマには APIReturnLog という名前が付いています。次のチャートでは、このスキーマの必須およびオプションの入力パラメータについて説明します。
ノード名 | カーディナリティ | タイプ | 値の制限 | コメント |
|---|---|---|---|---|
LeadingText | 必須 | 文字列 | 推奨されるフォーマット: "[操作] [オブジェクト] Step n: [API 名]" 例: "Create Part Step 1: BAPI_MATERIAL_SAVEREPLICA" | |
FunctionalorTechnical | 必須 | 文字列 | "F" または "T" | API 呼び出しの機能的 ("F") または技術的 ("T") な結果をログに記録するかどうかを示します |
Success | 必須 | 文字列 | "true" または "false" | "true" は API が正常に呼び出されたことを示します。"false" は失敗したことを示します。 |
TYPE | オプション | 文字列 | API の機能的な成功メッセージと失敗メッセージの API リターン構造から直接マッピングされます。標準 SAP メッセージのタイプは次のとおりです。 • S (成功) • I (情報) • W (警告) • E (エラー) • A (異常終了) | |
ID | オプション | 文字列 | API の機能的な成功メッセージと失敗メッセージの API リターン構造から直接マッピングされます。SAP メッセージ ID はメッセージクラスとも呼ばれます。 | |
NUMBER | オプション | 文字列 | API の機能的な成功メッセージと失敗メッセージの API リターン構造から直接マッピングされます。これは通常は 3 桁の数字です。 | |
MESSAGE | オプション | 文字列 | API の機能的な成功メッセージと失敗メッセージの API リターン構造から直接マッピングされます。これは SAP API リターンメッセージテキストです。 | |
StackTrace | オプション | 文字列 | API の技術的な失敗メッセージの TIBCO BusinessWorks エラー遷移から直接マッピングされます。 |
Logging_Service の入力スキーマ APIReturnLog