RPC クラスと RPC メソッドの作成
バックグラウンド
Windchill ESI の RPC クラスと RPC メソッドについては、Windchill Enterprise Systems Integration Open Application Programming Interface Guide で詳しく説明しています。RPC クラスはグローバルに安全な名前空間 com.ptc.windchill.esi を使用します。カスタマイズ担当者はこの名前空間内の RPC クラスやそれらのクラスのメソッドを修正してはなりません。このような修正は、Windchill ESI の今後のリリースによってオーバーレイされます。カスタマイズ担当者は、このドキュメントの前のセクションで定義されている手順を使用して、RPC クラスと RPC メソッドの出力を修正できます。
手順
カスタム RPC を定義するには、次の手順を実行します。
1. 委任アドミニストレータを使用して Info*Engine で RPC を使用可能にします。詳細については、Info*Engine Administration and Implementation Guide を参照してください。
2. RPC のリクエスト時に実行される、前の手順で指定した Info*Engine タスクを作成します。
例: オブジェクトにパブリッシング済みのマークを付けるための RPC の定義
StandardESIService には、オブジェクトにパブリッシング済みのフラグを設定する recordExport() メソッドがあります。このメソッドには void タイプの戻り値があります。このメソッドを Windchill ESI SOAP RPC として公開するには、以下の操作を行う必要があります。
適切な委任タイプ識別子を定義します。これは RPC クラスの名前です。タイプ識別子の例としては com.ptc.windchill.esi.Example3RPC があります。
委任定義を作成します。委任定義の例としては Example3RecordExport があります。
Windchill ESI Services では、委任タイプ識別子と委任定義が含まれている LDIF ファイルが提供されています。委任アドミニストレータを使用してファイル <Windchill>/codebase/com/ptc/windchill/esi/examples/Example3.ldif をインポートできます。
委任で定義されたタスクを記述します。委任の例では、このタスクが com/ptc/windchill/esi/examples/Example3RecordExport.xml に定義されています。Windchill ESI をインストールすると、Info*Engine によるタスクの実行に適したディレクトリにタスクが保存されます。一般的なインストールでは、ディレクトリは <Windchill>/tasks/com/ptc/windchill/esi/examples であり、タスクは <Windchill>/tasks/com/ptc/windchill/esi/examples/Example3RecordExport.xml に保存されます。
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