手順:
1. 作業環境下の既存の TIBCO プロジェクトのコピーとバックアップを作成済みであることを確認します(.dat フォーマットまたは .zip フォーマット)。
2. 11.0 の MICU (Middleware Install and Configure Utility) CD を使用して、新しいバージョンの TIBCO がインストールおよび設定されていることを確認します。
3. 新しい TIBCO 環境で、既存の TIBCO プロジェクトを変換します。
a. .dat ファイルがある場合、最初に dat ファイルをマルチファイルプロジェクトに変換し、そのプロジェクトを TIBCO Designer で開きます。
b. ZIP ファイルをエクスポートした場合、TIBCO Designer で空のプロジェクトを作成し、新しく作成した TIBCO プロジェクトに ZIP アーカイブをインポートします。
4. トランザクションのコンテキストとコンテキストタイムアウトのマッピングを以下の場所で指定します。
CALO_INIT_API が呼び出される BAPI/RFC 呼び出しごと。
コミットまたはロールバック BAPI の前に実行される BAPI/zRFC 呼び出しごと。
たとえば、以下の BAPI/zRFC 呼び出しでは、コンテキストとコンテキストタイムアウトのマッピングが必要です。
BAPI_MATERIAL_SAVEREPLICA
BAPI_MATERIAL_BOM_GROUP_CREATE
/PTC/ZRFC_MODIFY_ROUTING
a. 入力パラメータ caret_userClosure_caret_ をタイプ RFCCLOSURE に修正する手順。
たとえば、既成では、BAPI_MATERIAL_SAVEREPLICA を呼び出します。プロセス名:
ProcessDefinitions\ERPCommunication\SAP\Part\Start_CBOPart_CreateChange_PD アクティビティ名: Invoke_BAPI_MATERIAL_SAVEREPLICA
b. 修正後の caret_userClouser_caret_ に以下のマッピングを指定します
i. bInTransactionContext
ii. contextTimeout (グローバル変数を作成して割り当てるか、ミリ秒単位の値をハードコードできます)
ビジネスオブジェクトトランザクションの 1 つ目の呼び出しである場合、blnTransactionContext を 1 に設定する必要があります。
例 1: ECN を作成するには、次の呼び出しを行います。
a. CALO_INIT_API
b. CCAP_ECN_CREATE
例 2: 材料を作成するには、次の呼び出しを行います。
a. BAPI_MATERIAL_SAVEREPLICA
b. BAPI_TRANSACTION_COMMIT
例 3: BOM を更新するには、次の呼び出しを行います。
a. CALO_INIT_API
b. CSAP_MAT_BOM_MAINTAIN
例 4: 材料のリビジョンを作成するには、次の呼び出しを行います。
a. CALO_INIT_API
b. CCAP_REV_LEVEL_MAINTAIN
c. BAPI_TRANSACTION_COMMIT
これら 4 つの例すべてで、1 つ目の呼び出し (a) に示す BAPI/RFC の入力パラメータを、上記のスクリーンショットの例に示すように修正する必要があります。
例 4 では、同じトランザクションコンテキストの一部として、ほかの 2 つの BAPI/RFC の間 (つまり CALO_INIT_API の後、BAPI_TRANSACTION_COMMIT の前) の間に CCAP_REV_LEVEL_MAINTAIN RFC が呼び出されます。このシナリオでは、2 つ目の RFC 呼び出し (この RFC 呼び出しは新規セッションの開始もセッションの終了も行わないが既存のセッションの一部なので) は、1 つ目の RFC/BAPI 呼び出し (通常は CALO_INIT_API が 1 つ目の呼び出し) によって返されたトランザクションコンテキストとセッション ID を取得します。この場合、CCAP_REV_LEVEL_MAINTAIN は、calo_init_api から返されたトランザクションコンテキストとセッション ID を取得します。グローバル変数から contextTimeout を指定します。
5. 以下に sessionID、bInTransactionContext および bContextEnd、bAutoCommit、および contextTimeout マッピングを指定します。
a. コミット BAPI およびロールバック BAPI。通常、これらの BAPI はセッショントランザクションを終了させます。
たとえば、材料を作成するには、次の呼び出しを行います。
a. BAPI_MATERIAL_SAVEREPLICA
b. BAPI_TRANSACTION_COMMIT
上記の例では、最後の呼び出し (ii) に示す BAPI の入力パラメータを、上記のスクリーンショットの例に示すように修正する必要があります。bContextEnd が 1 に設定されており、これはセッションが終了することを意味します。sessionID と bInTransactionContext は、BAPI_MATERIAL_SAVEREPLICA によって返された caret_userClosure_caret からマッピングされます。プロセスデータで、「Coercions」ボタンを使用して、_caret_reply_caret_BAPI_MATERIAL_SAVEREPLICA 内の caret_userClosure_caret_ のタイプを修正します。
b. セッションが終了し、その後にコミット BAPI またはロールバック BAPI が続かない RFC 呼び出し。
例 1: ECN を作成するには、次の呼び出しを行います。
a. CALO_INIT_API
b. CCAP_ECN_CREATE
例 2: BOM を更新するには、次の呼び出しを行います。
a. CALO_INIT_API
b. CSAP_MAT_BOM_MAINTAIN
例 3: ECN を更新するには、次の呼び出しを行います。
a. CALO_INIT_API
b. CCAP_ECN_MAINTAIN
プロセスデータでの強制
入力データ内のステートメントの編集
bInTransactioncontext、bContextEns、contextTimeout、sessionID、bAutoCommit のマッピング
上記の例では、最後の呼び出し (ii) に示す BAPI の入力パラメータを、上記のスクリーンショットの例に示すように修正する必要があります。
6. プロジェクトを保存し、まったく同じテスト環境でこのプロジェクトをテストします。
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