システムの登録
各ソース Windchill システムにはターゲットシステムとして 1 つまたは複数の Windchill システムが登録されています。新規ターゲットシステムの追加時にのみ、この操作が必要です。
システムをターゲットシステムとして登録するには、システム識別子またはリポジトリ識別子を取得するコマンドをターゲットシステムで実行する必要があります。ターゲットシステムを登録する別のコマンドをソースシステムで実行します。システムを登録する際に、システムのタイプを指定します。
適切なシステムタイプの選択
次のシステムタイプが使用可能です。
同期化
同期化システムとは、ソースシステムと同じソースから再ホスト (複製) されたターゲットシステムです。この結果、ターゲットシステムに含まれるオブジェクトはソースシステムのオブジェクトと同じです。ソースシステムから同期化ターゲットシステムにデータをプロモートする際、ベースラインの確立以降に行われた変更に基づいて、プロモートするデータが選択されます。再ホスト (複製) のシナリオについては、Windchill Rehosting Utility Guide を参照してください。
選択的
選択的システムとは、ソースシステムと同じソースから再ホスト (複製) されていないターゲットシステムです。この結果、ターゲットシステムに含まれるオブジェクトは、ソースシステムのオブジェクトと識別子が異なる場合があります。ソースシステムから選択的ターゲットシステムにデータをプロモートする際、ベースラインの確立以降に行われたすべての変更ではなく、変更のタイプまたは日付範囲に基づいて、プロモートするデータが選択されます。
開発
開発システムとは、ソースシステムと同じソースから再ホスト (複製) されたターゲットシステムです。この結果、ターゲットシステムに含まれるオブジェクトはソースシステムのオブジェクトと同じです。このタイプのシステムは、同期化システムに似ていますが、ソースシステムからターゲットシステムにデータをプロモートするときに、ベースラインの確立以降のすべての変更をプロモートする代わりに、確立されているベースライン以降に加えられた変更であるか、日付範囲の間の変更であるかに基づいて、プロモートするデータを選択できます。また、ベースラインを除外することによってデータ全体を交換できます。開発システムで作成されたパッケージは、複数のシステムで再使用できます。
次の図に、複雑な Windchill 環境でのシステムタイプを示します。このシナリオでは、統合システムが各開発者システムの選択的システムとして登録されています。選択的システムの関係は紺色の破線によって示されています。運用前システムが統合システムの同期化システムとして登録されています。新しい実運用システムが運用前システムの同期化システムとして登録されています。同期化システムの関係は黄色の実線によって示されています。
開発システムで作成されたパッケージをテストシステムにインポートしてから、テストした後、同じパッケージを運用前システムおよび生産システムにインポートできます。ターゲットシステムでは GUID の検証はありません。開発システムの関係は茶色の実線によって示されています。
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