承認されたセキュリティラベル値
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このオプションでは、免除承諾の作成または編集時に承認されたセキュリティラベル値を選択します。セキュリティラベルのコンフィギュレーションファイルでステップが有効になっているときにだけ使用できます。詳細については、「セキュリティラベルの設定」のエレメント AgreementConfigurationを参照してください。
免除承諾を作成または編集する際に、「新規承諾」または「承諾を編集」ウィンドウの「承認されたセキュリティラベル値を選択」ステップで、設定されているセキュリティラベル値のうちのいずれによって規定される要件を免除承諾によって免除するかを指定できます。免除承諾を適用可能なセキュリティラベルまたはセキュリティラベル値のサブセットだけを指定することで、免除承諾によって承認された参加者がアクセス可能なオブジェクトをさらに制限できます。たとえば、複数のセキュリティラベルの複数の値に適用されるタイプの免除承諾が 1 つだけサイトにあるとします。別の会社と契約し、設定されているセキュリティラベルのうちの 1 つだけによって規定される要件を一時的に免除する必要がある場合、このステップを使用して、そのセキュリティラベルとその値にだけ免除承諾を適用できます。
次の例では、Non-Disclosure Agreement の「承認されたセキュリティラベル値を選択」ステップによって、Corporate Proprietary セキュリティラベルとその値だけが表示されます。この免除承諾では、選択した値だけが承認され、Internal 値だけが選択されます。オブジェクト A には Internal 値だけが適用されるため、このユーザーはそのオブジェクトにおいて要件が免除されます。
「承認されたセキュリティラベル値を選択」ステップでは、選択した免除承諾タイプが設定されている値を 1 つ以上持つセキュリティラベルが表示されます。アクセスを制限するセキュリティラベル値は「承認」ドロップダウンリストに表示されます。アクセスを制限しないセキュリティラベル値は「制限されていない値」ドロップダウンリストに表示されます。
設定されているすべてのセキュリティラベル値や選択したセキュリティラベル値を承認することも、特定のセキュリティラベルのセキュリティラベル値を承認しないこともできます。
すべてのセキュリティラベル値: その免除承諾タイプに現在設定されているすべてのセキュリティラベル値と将来設定されるすべての値で規定される要件を免除します。現在の免除承諾タイプに設定されているすべてのセキュリティラベル値がデフォルトで選択され、そのチェックボックスは使用できません。コンフィギュレーションが変更された場合、同じ免除承諾タイプに設定された新しい値もこの免除承諾によって承認されます。
選択したセキュリティラベル値: セキュリティラベルの選択したセキュリティラベル値で規定される要件だけが免除されます。このオプションを選択した場合、この適用可能な値のリストから 1 つ以上のセキュリティラベル値を選択する必要があります。アクセスを制限するすべての値がリストされますが、この免除承諾タイプに設定されている値だけを選択できます。アクセスを制限するがこの免除承諾タイプに設定されていない値を選択することはできません。コンフィギュレーションが変更された場合、同じ免除承諾タイプに設定された新しい値をこの免除承諾によって承認するには、その値を手動で追加する必要があります。
セキュリティラベル値なし: その免除承諾タイプに現在設定されているセキュリティラベル値と将来設定される値で規定される要件を免除しません。現在の免除承諾タイプに設定されているすべてのセキュリティラベル値は選択されず、選択を変更することはできません。
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免除承諾が有効になるためには、このステップで 1 つ以上のセキュリティラベルの 1 つ以上のセキュリティラベル値を選択する必要があります。
免除承諾を保存すると、適用可能なセキュリティラベル値が免除承諾の情報ページにリストされます。免除承諾作成後にコンフィギュレーションが変更された場合、変更は免除承諾の情報ページに反映されます。免除承諾によって特定のラベルまたはラベル値へのユーザーアクセスが許可されなくなった場合、情報ページに警告アイコン が表示され、免除承諾を編集して、承認されたセキュリティラベル値を適宜変更する必要があります。
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