コンテキストチームについて
コンテキストチームは、アプリケーションコンテキストのメンバーのリストです。デフォルトでは、コンテキストのすべてのメンバーがチームを参照できます。
チームメンバーは、コンテキスト内の役割に割り当てられています。最初、チームには必ず以下の役割があります (ただし、役割は追加できます)。
• メンバー -- この役割を使用すると、ユーザーはコンテキスト内のすべての操作にアクセスできます。
• ゲスト -- この役割を使用すると、ユーザーはコンテキスト内のものを表示するだけで変更できないように制限されます。
• コラボレーションマネージャ - この役割を使用すると、アプリケーションコンテキスト間でオブジェクトを共有したり、「アクセス制御を編集」操作を使用してアドホックアクセス制御権限を管理したりするために必要なアクセス権限がユーザーに付与されます。
デフォルトでは、この役割のユーザーには、共有可能なすべてのオブジェクトタイプについて「アクセス許可の変更」権限が付与されます。このアクセス許可を持つユーザーは、以下のことが可能です。
◦ 「プロジェクトに追加」などの共有操作を必要な追加のアクセス許可を持つオブジェクトに対して実行する。
たとえば、コンテンツが Windchill に保存されているドキュメントに対して「プロジェクトに追加」操作または「PDM チェックアウト」操作を実行するには、読み取り、ダウンロード、修正のアクセス許可、ソースオブジェクトに対する修正アクセス許可、ソースコンテキストに対する読み取りアクセス許可、ターゲットフォルダに対する読み取りおよび修正のアクセス許可、オブジェクトのプロジェクト固有のバージョンに対する作成アクセス許可が必要です。
◦ アクセス許可を変更できるよう「アクセス許可のコンフィギュレーション (PDM)」セキュリティプリファレンスが設定されている場合、オブジェクトに対するアドホックアクセス制御許可を修正して、同じアクセス許可またはそのサブセットをほかのユーザーに付与する。
たとえば、コラボレーションマネージャがあるドキュメントに対してフルコントロール (すべて) アクセス許可を持つ場合、そのドキュメントに対するフルコントロール (すべて) アクセス許可までを別のユーザーに付与できます。
Windchill のアップグレード時にオプションで追加される場合を除き、ユーザーがこの役割に自動的に追加されることはありません。この役割にユーザーを追加するか、共有操作を実行できるようにするためのアクセス許可をユーザーに付与する必要があります。ユーザーを役割に追加する方法については、チームテンプレートの作成と編集を参照してください。
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オブジェクトを共有したり、アドホックアクセス許可を修正するには、ユーザーがコラボレーションマネージャである必要はありません。適切なアクセス許可を持つユーザーであれば、誰でもこれらの操作を実行できます。
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• コンテキストマネージャ役割 -- 使用可能なコンテキストマネージャ役割は以下のとおりです。
◦ プロジェクトコンテキスト -- プロジェクトマネージャ
◦ プログラムコンテキスト -- プログラムマネージャ
◦ 製品コンテキスト -- 製品マネージャ
◦ ライブラリコンテキスト -- ライブラリマネージャ
コンテキストを管理する責任のあるユーザーのコンテキストマネージャ役割を使用します。これには、コンテキスト内のチームおよびすべてのデータの管理が含まれます。
コンテキストマネージャ役割は、コンテキスト作成者に自動的に割り当てられます。ただし、作成者は、この役割を別のチームメンバーに割り当てることができます。その他のユーザーはチーム内の役割に自動的に追加されません。
コンテキストマネージャ、メンバー、ゲスト、およびコラボレーションマネージャ以外の役割については、役割に責任を関連付ける明示的な方法がありません。ただし、チームのそれぞれの役割またはメンバーの責任を特定するドキュメントをアプリケーションコンテキストに作成できます。会社がワークフローまたは変更プロセスを使用してユーザーアクティビティを指示している場合、このようなプロセスで使用されている役割を参照し、コンテキストチームにどの役割を含めるかを決定することがあります。役割とグループの詳細については、役割とグループを参照してください。ワークフローまたは変更プロセスについては、それぞれワークフローテンプレート管理および「変更管理について」を参照してください。
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コンテキストの作成時に不明な必須メンバーについてはプレースホルダーを作成できます。たとえば、デザイナーという役割があり、このデザイナー役割が 3 つ必要なのにプロジェクトの作成時に 1 つしか識別できない場合は、架空の電子メールアドレスを使用するプレースホルダーを定義して不明なデザイナーを表します。これらのメンバーのリソースを識別できるようになったら、プレースホルダーのユーザーを実際のユーザーに置換します。
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「参加者を検索」ウィンドウの「電子メールの参加要請」フィールドを使用してユーザーがチームに追加され、Windchill ユーザーとして登録されていない場合、「メンバー」テーブルの「役割/メンバー」列には、保留中のチームメンバーの電子メールアドレスが表示されます。
サードパーティの LDAP ツール (Windchill ではない) を使用してディレクトリサービス内のグループを更新することにより、ユーザー定義グループに新規メンバーが追加されたり、メンバーが除去されたときを除き、チームとユーザー定義グループの同期は自動的に行われます。詳細については、ユーザー定義グループとのチームの同期を参照してください。
定義されたコンテキストチームに共有チームが含まれていると、共有チームで定義された役割とメンバーはコンテキストチームの役割とメンバーになります。共有チームについてを参照してください。
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