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既存のオブジェクトのセキュリティラベルの確認と設定
オブジェクトに Null 以外のセキュリティラベル値が設定されている場合、そのオブジェクトの情報ページでは、オブジェクト ID の横に、セキュリティラベルが適用されていることを示す「セキュリティラベル」アイコン が表示されます。
オブジェクトの操作リストから「セキュリティラベルを編集」ウィンドウを開いて、そのオブジェクトに設定されているセキュリティラベルを確認したり変更したりできます。カスタムテーブルビューに「すべてのセキュリティラベル」列を追加することで、オブジェクトに設定されているすべてのセキュリティラベル値の列を表示することもできます。詳細については、「テーブルビューの作成と編集」を参照してください。
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「すべてのセキュリティラベル」列を使用してテーブルビューに列が追加された場合、セキュリティラベル列に対する変更を保存することはできません。セキュリティラベル列が個別に追加された場合は、セキュリティラベル列に対する変更を保存できます。
「セキュリティラベルを編集」ウィンドウには、そのオブジェクトの最新のセキュリティラベル値が表示されます。選択されているオブジェクトタイプと設定されているコレクション規則によっては、「オブジェクトリスト」テーブルにその他の関連オブジェクトが表示されることもあります。コレクション規則の設定については、アドバンスモードでの収集を参照してください。
そのオブジェクトに対するセキュリティラベル修正のアクセス許可を持ち、そのオブジェクトに現在設定されているセキュリティラベルの承認された参加者である場合、セキュリティラベル値を変更できます。コンフィギュレーションに応じて、カスタムエバリュエータクラスに基づいてセキュリティラベルを修正できる参加者としてユーザーを指定する必要もあります。免除承諾を介してオブジェクトに対するアクセス権が付与されているユーザーは、免除承諾によってアクセス権が付与されているオブジェクトのセキュリティラベル値を変更できません。
セキュリティラベルを変更するときにオブジェクトが必ずしもチェックアウトされている必要はありません。セキュリティラベルだけを変更する場合、オブジェクトをチェックアウトしないでください。オブジェクトがチェックアウトされている場合、オブジェクトの作業コピーと元のバージョンのどちらのセキュリティラベルを変更するのかに注意してください(「チェックアウト作業」テーブルから「セキュリティラベルを編集」操作を開始した場合、オブジェクトの作業コピーのセキュリティラベルが変更されます)。チェックアウトしたオブジェクトの作業コピーではなく、元のバージョンのセキュリティラベルを変更する場合は、次の点に注意してください。
オブジェクトのチェックイン後に有効になるのは作業コピーのセキュリティラベルです。
元のオブジェクトのセキュリティラベルを、オブジェクトをチェックアウトしたユーザーにそのオブジェクトに対するアクセス権を付与しない値に設定した場合、そのユーザーはオブジェクトをチェックインできなくなります。
オブジェクトに適用されているセキュリティラベル値の履歴記録を表示するには、「セキュリティラベルの変更履歴」テーブルを参照してください。
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管理者はコマンドラインユーティリティ UpdateSecurityLabels を使用して、多数のオブジェクトにセキュリティラベル値を設定できます。詳細については、UpdateSecurityLabels コマンドラインユーティリティを参照してください。
「オブジェクトバージョンでのセキュリティラベルの変更」プリファレンスで選択されている値によっては、「セキュリティラベルを編集」ウィンドウに表示されるチェックボックスを使用して、セキュリティラベルに対する変更をすべてのバージョンのオブジェクトに適用するか、オブジェクトの現在選択されているバージョンのみに適用するかを選択できます。このプリファレンスは、必ずすべてのバージョンに変更を適用するか、必ず選択したバージョンのみに変更を適用するようデフォルトで設定されていることがあり、その場合、ユーザーはセキュリティラベルに対する変更の適用方法を指定できません。このプリファレンスの詳細については、セキュリティラベルの設定を開始する前にを参照してください。
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