サーバー側ウォーターマークの一般的なワークフロー
サーバー側ウォーターマークを設定するときに行う主なタスクは、以下のとおりです。
サーバー側ウォーターマークの設計と作成
サーバー側ウォーターマークを作成するには、次の手順を実行します。
1. 表示されるウォーターマークを駆動する Creo View 属性および値を決定します。
2. 駆動する属性の値について、ビューデータタイプごとに、ウォーターマークに表示する情報 (属性、テキスト、イメージなど) を決定します。
3. Creo View ウォーターマークエディタを使用して、ウォーターマークを作成します。
a. Creo View クライアントインストールメディアにバンドルされているオプションのインストーラを使用して、ウォーターマークエディタをインストールします。
詳細については、Creo View Installation Guide の「実行ファイルを使用したウォーターマークエディタのインストール」を参照してください。
Creo View インストールメディアのルートフォルダから setup.vbs を実行することによってウォーターマークエディタをインストールすることもできます。
詳細については、テクニカルサポートの知識ベースのアーティクル
CS47028 を参照してください。
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Creo View がすでにインストールされているマシンにスタンドアロンのウォーターマークエディタをインストールしないでください。これを行うと、インストールされているクライアントの共有コンポーネントが破損する可能性があります。代わりに、Creo View クライアントインストールにバンドルされているウォーターマークエディタを使用してください。
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b. ウォーターマークエディタを使用して、ウォーターマークを設計します。
詳細については、テクニカルサポートの知識ベースのアーティクル
CS35006 を参照してください。
c. 設計が完了した後、ウォーターマークを保存し、ウォーターマークエディタを閉じます。
Creo View でのウォーターマーク表示の設定
1. Creo View クライアントをスタンドアロンモードで起動します。
2. > の順にクリックします。「Creo View オプション」ダイアログボックスが開きます。
3. 「表示」の横にある「グローバル」を選択します。「一般」で「ウォーターマーク」を選択します。「一般-ウォーターマーク」ページが開きます。
4. 「追加」をクリックします。「ウォーターマークを追加」ダイアログボックスが開きます。
5. 「名前」ボックスに新しいウォーターマークの名前を入力します。
6. 「ファイル」ボックスで、ウォーターマークファイルのパスを入力するか、「ブラウズ」を選択して .ini ファイルのリストからファイルを選択します。
7. 「OK」をクリックします。新しいウォーターマークがウォーターマークリストに追加されます。
8. 新しいウォーターマークをデフォルトとして設定するには、ウォーターマークリストからそれを選択し、「デフォルトとして設定」をクリックします。
9. 印刷するときにウォーターマークを表示するには、「印刷時にウォーターマークを含む」を選択します。
10. 表示するときにウォーターマークを表示するには、「表示にウォーターマークを含む」を選択します。
11. 「ウォーターマークマップ」をクリックします。「ウォーターマークマップ」ダイアログボックスが開きます。
12. 「プロパティ名」テキストボックスに、ウォーターマークに使用する Creo View スタイル属性名を入力します。
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Creo View スタイルの属性名では大文字と小文字が区別されます。
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◦ epmdoc_lifeCycleState - EMPDocument オブジェクト
◦ part_lifeCycleState - WTPart
◦ doc_lifeCycleState - WTDocument
複数の Creo View 属性を持つウォーターマークを設定するには、「プロパティ名」テキストフィールドに属性名のコンマ区切りリストを入力します。
13. 複数のプロパティ名に対応するようにウォーターマークを設定する方法については、
CS35681 を参照してください。
14. 属性値を追加するには、「追加」をクリックします。2 つ目の「ウォーターマークマップ」ダイアログボックスが開きます。
15. 「属性値」テキストボックスに属性値を入力します。
16. 「ウォーターマーク」メニューから対応するウォーターマークを選択します。
17. 「OK」をクリックして変更を適用し、「ウォーターマークマップ」ダイアログボックスを閉じます。
18. %appdata%\PTC\ProductView に移動します。user_prefs.xml、wmk000.ini ファイル、および参照先スタンプファイル (ビットマップイメージ) が表示されます。
設定済みのクライアント側ウォーターマークのテスト
ウォーターマークパッケージを作成して Windchill で展開する前に、設定済みのスタンドアロン Creo View クライアントでウォーターマークをテストできます。ウォーターマークをテストするには、保存されている製品表現をターゲット Windchill サーバーから開きます。
1. 「コンテンツ」タブの「製品表現/アノテーション」テーブルで、パブリッシング済みの製品表現を持つ CAD ドキュメントを選択します。製品表現が選択されます。
2. 右クリックして、「製品表現を保存」を選択します。
3. 「OK」をクリックして、製品表現を default.zip ファイルとして保存します。
4. default.zip ファイルをスタンドアロンの Creo View で開きます。ビューデータ上にウォーターマークが表示されます。
5. テストを繰り返して、ビューデータファイルタイプおよび属性の組み合わせごとに正しいウォーターマークが表示されることを確認します。
Creo View ウォーターマークコンフィギュレーションのウォーターマークパッケージの作成
1. Windows エクスプローラーで %APPDATA%\PTC\ProductView フォルダに移動します。
2. この場所から以下のファイルをテンポラリフォルダの場所にコピーします。
◦ user_prefs.xml
◦ markup (wmk###).ini ファイル
◦ 参照先スタンプ (ビットマップイメージ) ファイル
3. user_prefs.xml ファイルの名前を server_prefs.xml に変更します。
4. テキストエディタで server_prefs.xml ファイルを開き、ウォーターマークプリファレンス以外のすべてのプリファレンスを除去します。
5. <preferences> <category name="General"> の下にある <category name="Watermarks"> ブロックを見つけます。
6. これ以外のエントリをすべて削除します。以下に例を示します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<preferences>
<category
name="General">
<category
name="Watermarks">
<preferenceList
name="watermark_map">
<preferenceItem>
<preference
name="watermark"
value="Sample_WM"/>
<preference
name="property_value"
value="In Work"/>
</preferenceItem>
</preferenceList>
<preference
name="mapped_property"
value="epmdoc_lifeCycleState"/>
<preference
name="default_watermark"
value="Sample_WM"/>
<preferenceList
name="watermarks">
<preferenceItem>
<preference
name="file"
value="wmk0000.ini"/>
<preference
name="name"
value="Sample_WM"/>
</preferenceItem>
</preferenceList>
<preference
name="show_when_viewing"
value="true"/>
<preference
name="show_when_printing"
value="true"/>
</category>
</category>
</preferences>
Windchill での Creo View ウォーターマークコンフィギュレーションの展開
1. 関連するコンテキストの管理者アカウントとして Windchill にログインします。
2. コンフィギュレーションを展開する Windchill コンテキストの > をクリックします。
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この手順は製品、プロジェクト、組織、サイトなどの現在のコンテナコンテキストにこのコンフィギュレーションを追加します。たとえば、製品レベルに追加されたコンフィギュレーションは、組織レベルに追加されたコンフィギュレーションより優先的に使用され、組織レベルに追加されたコンフィギュレーションはサイトレベルに追加されたコンフィギュレーションより優先されます。
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3. 「コンフィギュレーションを作成」アイコンをクリックすると、オプションのコンフィギュレーションタイプを入力するよう要求されます。または、このフィールドを空のままにし、「作成」をクリックして「デフォルトタイプ」を作成します。使用可能なコンフィギュレーションタイプおよびその使用の詳細については、productview.modifyingconfig プロパティを参照してください。
4. 新しく作成されたコンフィギュレーションタイプのリンクをクリックして、その下に「ファイル」テーブルを表示します。
5. 「ファイルをコンフィギュレーションに追加」ツールアイコンをクリックします。作成したウォーターマークパッケージの zip ファイル (defaultwatermark.zip) をブラウズして選択し、「ファイルを追加」をクリックします。ファイルがコンフィギュレーションに追加されます。
設定したサーバー側ウォーターマークのテスト
1. Creo View クライアントを再起動します。
2. %APPDATA%\PTC\ProductView サブフォルダのコンテンツを削除して、スタンドアロンのクライアントコンフィギュレーションをデフォルトにリセットします。
3. サポートされているブラウザで Windchill にアクセスし、設定済みの Windchill コンテキスト内にあるパブリッシング済みの CAD ドキュメントの情報ページに移動します。
4. 詳細ページで Creo View サムネイルイメージをクリックして、統合 Creo View セッションを表示します。
5. 設定したサーバー側ウォーターマークを表示および印刷できることを確定します。
6. 設定したビューデータタイプのウォーターマークごとに繰り返します。
Creo View でのウォーターマークの表示の詳細については、Creo View ヘルプを参照してください。