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コネクタ成果物のバージョン管理
ThingWorx Flow は操作、トリガー、接続のバージョン管理をサポートしています。バージョン管理によって、複数のバージョンの成果物が存在可能になります。さらに、既存のフローを機能させながら、成果物を強化することも可能になります。機能強化やバグ修正で既存のワークフローが中断しない場合、成果物のバージョン増分は必要ありません。コネクタパッケージのバージョン増分のみが必要です。修正を配布するには、新しいバージョンのコネクタパッケージを作成するだけで十分です。ただし、操作、トリガー、接続の入力と出力のスキーマが変更される可能性がある場合、新しいバージョンの操作、トリガー、接続を作成する必要があります。
ThingWorx Flow CLI では artifactVersion-v オプションを使用して成果物のバージョンを指定します。ThingWorx Flow を使用して作成されたワークフローは、個々の成果物のバージョンを参照します。いつでも、新規ワークフローで使用可能な成果物のバージョンが 1 つ存在します。成果物を作成または編集する際には、その成果物の最新バージョンが ThingWorx Flow ワークフローエディタに表示されます。各操作、接続、またはトリガーのバージョンが一度に 1 つだけ作成されます。どのタイプの成果物でも、published フラグを true に設定できるのは 1 つのバージョンだけです。新規バージョンを追加する際には、古いバージョンに適切なマークを付けることができます。
成果物の json ファイルで published フラグを true に設定することによって、成果物をアクティブとしてマークします。ある成果物の複数のバージョンの published フラグが true に設定されていることが検出された場合、flow-deploy コマンドはエラーで失敗します。flow-deploy ツールを実行した場合、既存の操作でスキーマ変更がないかチェックされます。既存のバージョンでスキーマ変更が検出された場合、エラーが返されます。-- allow_schema_overwrite を渡すことでこのエラーを回避できます。操作の新規バージョンまたは 1 つ目のバージョンを開発中にスキーマを変更する場合、このフラグを使用できます。
展開ツールの詳細については、 コネクタの展開のトピックを参照してください。