Composer での ThingWorx モデルの定義 > データストレージ > 永続化プロバイダ > ThingWorx 用 MSSQL データベースのセットアップ: Linux
ThingWorx 用 MSSQL データベースのセットアップ: Linux
MSSQL Server では、ユーザーを作成する前にログインを作成しなければなりません。ログインはデータベースの外に作成されます。この後で、データベースが作成されます。データベース内にユーザーが作成され、作成したログインが割り当てられます。次に、データベース内にスキーマが作成されます。最後に、前の手順で作成されたユーザーがスキーマの所有者になります。ThingWorx に関しては、SSMS を使用して twadmin ログインを手動で作成します。残りのステップは、コマンドラインから shell スクリプトを実行することによって行います。
twadmin ログインの作成
* 
Linux を使用していない場合、 ThingWorx 用 MSSQL データベースのセットアップ: Windowsのセクションに進みます。
1. Linux クライアントでコマンドプロンプトを開きます。
2. 以下のコマンドを使用して、SQL Server 上にログインを作成します。
sqlcmd –s <database-server-name> -u <sql-administrator-username> -p <password>
CREATE LOGIN twadmin WITH PASSWORD = '<password> ‘
GO
exit
データベースセットアップスクリプトの設定および実行
1. ThingWorx ソフトウェアダウンロードフォルダを取得してコピーします。このフォルダには、このセクションで説明するスクリプトが含まれています。
* 
ソフトウェアダウンロードは PTC eSupport ページで提供されています。
2. コマンドプロンプトを開き、ディレクトリをスクリプトフォルダに変更します。
3. 以下のコマンドを入力します。
thingworxMssqlDBSetup.sh -h <server> -i <server-instance> -p <port> -a <database-admin-user-name> -r <password> -l <login-name> -d <thingworx-database-name> -u <thingworx-user-name> -s <schema-name>
実行時に、database-admin-user のパスワードが尋ねられます。パスワードを入力し、Enter キーを押します。スクリプトが実行されると、ユーザーとそれに関連付けられているログインが格納されたデータベースが作成されます。このユーザーに、作成されたデータベース上の db_owner ロールが割り当てられます。コマンドラインで指定した場合、スキーマも作成されます。作成されたユーザーに、このスキーマの認証が与えられます。
パラメータの説明
オプション
パラメータ
デフォルト
説明
-h
server
localhost
データベースサーバーの FQDN または IP
-h 10.0.0.221
-i
server-instance
<空白>
データベースのインストール時に指定したインスタンス名
-i SQLEXPRESS
-p
port
1433
SQL Server のポート
-p 1433
-a
database-admin-user-name
sa
適切な権限を持つ管理者ユーザーの名前。
-a sa
-r
password
Password@123
データベース管理者ユーザーのパスワード
Password@123
-l
login-name
twadmin
上記で手動で作成したログインの名前。
-l twadmin
-d
thingworx-database-name
thingworx
データベースの名前。
-d thingworx
-u
thingworx-user-name
<ログイン名と同じ>
データベース内に作成されるユーザーの名前
-u twadmin
-s
schema-name
twschema
ThingWorx データベース内に作成されるスキーマの名前。
-s twschema
モデル/データプロバイダスキーマスクリプトの設定および実行
1. コマンドプロンプトで、以下の shell ファイルに適切なパラメータを指定して実行します。
thingworxMssqlSchemaSetup.sh -h <server> -i <server-instance> -p <port> -l <login-name> -r <password> -d <thingworx-database-name> -o <option (all,model,data,property,modelwithproperty)>
この shell ファイルを実行すると、スクリプトごとに、(上の手順で手動で作成した) ログインのパスワードが尋ねられます。毎回パスワードを入力し、Enter キーを押します。これらのスクリプトを実行すると、ThingWorx Platform のセットアップに必要なすべてのテーブル、インデックス、プロシージャが、twschema という名前のデフォルトスキーマを使用した thingworx データベース内に作成されます。
パラメータの説明
オプション
パラメータ
デフォルト
説明
-h
server
localhost
データベースサーバーの FQDN または IP
-h 10.0.0.221
-i
server-instance
<空白>
データベースのインストール時に指定したインスタンス名
-i SQLEXPRESS
-p
port
1433
SQL Server のポート
-p 1433
-l
login-name
twadmin
上記で手動で作成したログインの名前。
-l twadmin
-r
password
Password@123
データベース管理者ユーザーのパスワード
Password@123
-d
thingworx-database-name
thingworx
データベースの名前。
-d thingworx
-o
option
all
すべてのスクリプトを実行します。モデル、データ、プロパティ、モデル+プロパティが実行されます。
-o all
データベースクリーンアップスクリプトの設定および実行
便宜上および開発/テスト用に、データベースクリーンアップ shell スクリプトが提供されています。これは、データベースのすべてのオブジェクトとデータを消去して、再び新たに開始しなければならない場合にだけ必要です。
1. コマンドプロンプトで、以下の shell ファイルに適切なパラメータを指定して実行します。
thingworxMssqlDBCleanup.sh -h <server> -i <server-instance> -p <port> -a <database-admin-user-name> -r <password> -d <thingworx-database-name>
パラメータの説明
オプション
パラメータ
デフォルト
説明
-h
server
localhost
データベースサーバーの FQDN または IP
-h 10.0.0.221
-i
server-instance
<空白>
データベースのインストール時に指定したインスタンス名
-i SQLEXPRESS
-p
port
1433
SQL Server のポート
-p 1433
-a
database-admin-user-name
sa
適切な権限を持つ管理者ユーザーの名前。
-a sa
-r
password
Password@123
データベース管理者ユーザーのパスワード
Password@123
-d
thingworx-database-name
thingworx
データベースの名前。
-d thingworx