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デプロイメントの自動再試行
パッケージのデプロイメントが失敗した場合は、デプロイメントを自動的に再試行するようにシステムを設定できます。ThingWorx UtilitiesThingWorx Software Content Management でデプロイメントの自動再試行を有効にすることにより、ユーザーは失敗またはタイムアウト時に自動的に再試行されるデプロイメントを作成できます。
デプロイメントと自動再試行を監視するには、「デプロイメント」テーブルでデプロイメントをダブルクリックして、「デプロイメントのアセットを表示」ページに移動します。各ターゲットアセットのこのページには、ダウンロードとインストールの状態で選択したデプロイメントとタイムスタンプのステータスが表示されます。
「自動再試行の実行回数」 - デプロイメントが作成され、自動再試行数が有限である場合、この列には再試行の実行回数/最大再試行回数が表示されます。デプロイメントで自動再試行回数が無制限に設定されている場合、この列には再試行の実行回数が表示されます。
自動再試行のしくみ
デプロイメントが失敗して自動再試行されると、次のテーブルに示すように、複数の状態が発生します。
状態
説明
保留中の再試行
サーバーが再試行を開始するのを待機するとき、送信ターゲットは保留中の再試行状態になります。デプロイメントに自動再試行の設定 (間隔またはウィンドウ) が適用されている場合、送信ターゲットは次の自動再試行時間に達するまで保留中の再試行状態で待機します。動作を理解するためのいくつかの例を以下に示します。
1. 「間隔」: 30 分
「ウィンドウ」: 10:00 - 18:00
「日」: 月曜日、火曜日
月曜日の 09:00 に送信ターゲットが失敗した場合、次の自動再試行は月曜日の 10:00 に実行されます。
2. 「間隔」: 30 分
「ウィンドウ」: 10:00 – 18:00
「日」: 月曜日、火曜日
月曜日の 13:00 に送信ターゲットが失敗した場合、次の自動再試行は月曜日の 13:30 に実行されます。
3. 「間隔」: 30 分
「ウィンドウ」: 10:00 - 18:00
「日」: 月曜日、火曜日
月曜日の 19:00 に送信ターゲットが失敗した場合、次の自動再試行は火曜日の 10:00 に実行されます。
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保留中の再試行状態の送信ターゲットを検索するスキャンは、自動再試行コンフィギュレーション「自動再試行間隔」に記載されているスキャン速度に従って実行されます。デフォルトでは、30 秒です。これが、デプロイメンの作成中に定義された自動再試行間隔 (30 分など) より大きい値 (たとえば 1 時間) に設定されている場合、送信ターゲットは 30 分で再試行されず、次のスキャンが実行された後にのみ再試行されます。
再試行中
「再試行中」状態は、サーバーがデプロイメントを再試行していることを示します。
再試行が成功すると、パッケージのデプロイメントは「再試行中」状態から「完了」状態になります。
再試行が失敗した場合の別の状態への移行は、プロセスが失敗した状態によって異なります。次のようなシナリオについて考えます。
ファイルベースのパッケージの場合、「通知送信中」状態の間に、Edge デバイスが指定された期間内に応答しない場合、デプロイメントは「中止」状態に直接移行します。通知がその他の理由で失敗した場合、デプロイメントは「失敗」状態に移行します。
ファイルベースのパッケージでは、「ダウンロード中」状態の間に、ダウンロードがタイムアウトしたり、ネットワークイベントによって中断されてダウンロードが失敗した場合、デプロイメントは「失敗」または「中止」状態に移行します。
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次の点に注意してください。
エージェントに対するデプロイメントがタイムアウトまたは中断し、ダウンロードがまだ開始していない場合、そのエージェントに対するデプロイメントは、「通知送信中」状態から再び開始されます。
デプロイメントがタイムアウトまたは中断し、エージェントへのデプロイメントが失敗したときにファイルが部分的にエージェントにダウンロードされている場合、そのエージェントに対するデプロイメントが「通知送信中」状態から開始されます。ただし、デプロイメントが再試行の「ダウンロード中」状態に入ると、ダウンロードが再開されます。
ファイルのダウンロードが完了した後にデプロイメントが失敗した場合、またはダウンロードしたファイル上で md5 チェックが失敗した場合、デプロイメントは再び開始し、ファイル全体が再度ダウンロードされます。
ユーザーがデプロイメントを中止すると、再試行は行われません。送信ターゲットは、「ユーザーによってキャンセル」状態に直接移行します。
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