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ThingWorx Platform 9.3.3 での機能強化と修正された問題
ThingWorx Platform 9.3.3 では次のような機能強化が行われました。
機能強化
プラットフォーム
StreamEntryProcessor の機能強化
StreamEntryProcessor はキューへのすべてのアクセスに 1 つのロックを使用し、キューがいっぱいになった場合には条件付きでスレッドを保持します。これにより、基礎となるキューがバックプレッシャ状態になり、次の 1 つまたは複数の結果が生じます。
ThingWorx Platform は応答に非常に時間がかかり、機能の一部がフリーズ状態になります。
永続プロパティキューのサイズが変わりません。
イベントキュー、WSExecution、またはその両方がオーバーフローし始めます。
デバイスはオフラインになります。
スレッドダンプで、ソケット読み取りで待機しているスレッドや、ロック状態を保持しているほかのスレッドを待機しているスレッドを多数確認できます。
この状態から抜け出す唯一の方法は、ThingWorx を再起動することです。
汎用 JDBC 永続化プロバイダパッケージが追加され、ユーザーと拡張機能が外部データベースをターゲットにした永続化プロバイダを作成できるようになりました。詳細については、外部データベースへの接続を参照してください。
Mashup Builder
ユーザーインタフェース
キャンバスの下の領域が折りたたみ可能なドックになり、ほかのパネルをそこにドラッグできるようになりました。デフォルトでは、ドックには「バインド」パネルと「リマインダー」パネルがあります。
Margin プロパティの値を設定可能な新しいダイアログボックスが追加されました。
レイアウトコンテナ
コンテナの内側パディングを定義可能なスタイルプロパティが追加されました。
コンテナの外側余白を定義可能なプロパティが追加されました。
コンテナが展開/折りたたみ可能に設定されている場合のタブアイコンをカスタマイズ可能なプロパティが追加されました。
「レイアウト」パネルに、レイアウト内の新しいコンテナへのスタイルの適用方法を指定可能な新しいオプションが追加されました。
日時ピッカーウィジェット
範囲選択モードが有効になっている場合の時刻選択のサポートが追加されました。
時刻範囲の選択をサポートし、操作性を改善するために、ウィジェットのユーザーインタフェースが更新されました。
チップベースのデータフィルタ
時刻範囲選択のラベルを指定可能な新しいプロパティが追加されました。
メニューバーウィジェット
アイテムを選択したときにアコーディオンセクションを開いたままにできるブールプロパティが追加されました。
ページ付けウィジェット
双方向バインドをサポートするように PageSize プロパティが更新されました。このプロパティをランタイムで動的に設定できるようになりました。
ダイナミックパネルウィジェット
ヘッダーとボディコンテナが表示される折りたたみ可能なセクションとしてウィジェットを設定可能な新しいプロパティが追加されました。
折れ線グラフウィジェット
凡例内の各データ系列のマーカーシェイプを指定可能なプロパティが追加されました。
Google マップ拡張機能 3.1.3
一般的なバグの修正
MQTT 拡張機能 3.1.0
MQTT Thing にメッセージマッピングを追加する際にメッセージを保持可能なブールオプションが追加されました。メッセージが保持されることで、新しいクライアントデバイスがブローカーに接続したときに、最新の送信済みメッセージを永続化できます。
ThingWorx Platform 9.3.3 では次のような問題が修正されました。
修正された問題
セキュリティ
脆弱性スキャンソフトウェアまたは PTC 品質管理テストによって事前に識別されたアイテムを含む、セキュリティの潜在的な問題が修正されました。できるだけ速やかにアップグレードしてこれらの重要な改善を利用してください。
PTC は最近、ID とアクセスの管理 (IAM) のソリューションに関する新しいサポートポリシーを実装しました。詳細については、該当する eSupport センターのセクションを参照してください。
ThingWorx のサードパーティソフトウェアの使用と更新に関する重要な推奨事項については、このテクニカルサポートのアーティクルを参照してください。
プラットフォーム
追跡番号
ThingWorx 9.3 のグリッドに編集ボタンが完全に表示されないことに関連する問題が修正されました。
TW-97253
ThingworxSSOAuthenticator で LoginSucceeded イベントが 2 回発生する問題が修正されました。
TW-96642
SSO が有効になっている場合に Websocket ベースの通信で getAccessToken() が発生する問題が修正されました。
TW-96004
多数の外部バインドエンティティが存在する Thing のインポートに失敗する問題が修正されました。
TW-95929
QueryDataTableEntries と SearchDataTableEntries が正しい結果を返さなかった問題が修正されました。
TW-95681
values パラメータを持つ QueryDataTableEntries と FindDataTableEntries が行を返さなかった問題が修正されました。
TW-95476
コンテナのサイズ = サイズ範囲の場合のコンテナのオーバーレイオプションの問題が修正されました。
TW-95197
Mashup Builder
追跡番号
折れ線グラフに未定義のエントリが取り込まれた場合に ThingWorx マッシュアップがランタイムでクラッシュすることに関連する問題が修正されました。
TW-97189
折れ線グラフウィジェットのツールヒントで X 軸ラベルの日付のフォーマットが適用されないことに関連する問題が修正されました。
TW-96939
ウィジェットで BLOB タイプの入力の BLOB サービス出力をバインドできない問題が修正されました。
TW-96293
グリッドウィジェットでチェックボックスがオンになっているときに間違ったツールヒントが表示される問題が修正されました。
TW-96191
データが再表示されたときにコレクションウィジェットが一番上までスクロールする問題が修正されました。
TW-95937
マッシュアップの「データを追加」のフィルタフィールドでワイルドカードが機能しない問題が修正されました。
TW-95485
「エクスポート」ボタンがある場所まで「データのエクスポート」ウィジェットが自動的にスクロールする問題が修正されました。
TW-95278
AutoSelectFirstRow オプションを使用した最初の行の選択に一貫性がないことに関連する問題が修正されました。
TW-95129
サービスの選択行が JSON オブジェクトで機能しない問題が修正されました。
TW-93641
既知の問題と制約事項
以下の項目は既知の問題であり、将来のリリースで修正される予定です。
プラットフォーム
追跡番号
プロジェクトに 500 以上のエンティティがある場合に、いずれかのエンティティを修正すると、501 個目以降のエンティティは PTCDefaultProject に割り当てられます。
TW-97587
モーダルポップアップ内でアドバンスグリッドを使用しているときに、モーダルポップアップを閉じると、メモリヒープが増加します。
TW-97711
以前のバージョンの ThingWorx では、コンテナを埋めるためにイメージが拡張されたときに、イメージウィジェットの Width および Height プロパティが正しく表示されませんでした。コンテナを埋めるために拡張されるイメージに固定の幅または高さを指定すると、ThingWorx 9.3.3 への移行時にスケールの問題が発生する可能性があります。この問題が発生するかどうかは、元のイメージの寸法、コンテナに対するイメージの高さまたは幅の比率、選択されているスケールオプション、コンテナのサイズによります。この問題を解決するには、アップグレードの後でイメージのスケールを手動で調整する必要があります。
TW-97333
列のサイズを非常に狭くすると、グリッドがゆがんでデータが 1 つの列に表示されます。
TW-97228
ptcs-textfield または ptcs-textarea の "テキスト" プロパティと動的 Thing Template の "エンティティ名" をバインドすると、ページを再ロードしたときにデータバインドが失われます。
TW-97163
コレクションウィジェット内のセルを iPad でのタッチによってクリックできません。
TW-96847
入力タイプが JSON のサービスが、マッシュアップでランタイム中に想定どおりに動作しません。
TW-96951
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