ThingWorx はモデルベースのラピッドアプリケーション開発プラットフォームです。コンテンツの開発者はコーディングの代わりにモデルリングを使用することで、コードのデバッグやメンテナンス、更新よりも、俊敏性とアプリケーション構成に集中できます。モデル成果物は、新しいアプリケーションを組み立てるための再利用可能な構成要素セットになります。

モデルを作成した後、Mashup Builder を介してモデルのデータ、サービス、機能を組み立て、Web アプリケーションを構築できます。

生産ラインの一連のマシンを想像してみましょう。個々のマシンが Thing です。生産ラインが個々のマシンで構成される 1 つの Thing であることもあります。生産ラインを Thing としてモデルに含める必要はありませんが、アプリケーション要件に重要な生産ラインレベルのデータがあれば便利です。このシナリオでは、生産ライン Thing のプロパティとして生産ラインをモデリングし、ダッシュボードやマッシュアップにそれらのオブジェクトを簡単に含めることができます。さらに、プラントを Thing として表現し、プラント全体にわたって生産データのロールアップとして使用することもできます。

また、別のユースケースとして、さまざまな場所に展開されたアセット (リース機器、リモートサービスや診断の提供が可能な装置、電気器具の配電設備のような分散装置) を使用することもあります。各エンティティとその場所を Thing としてモデリングし、データ属性の数を追跡できます。その後、それらをマップにプロットし、ステータス、場所、移動を追跡します。

次のようにさまざまなオプションがあります。Thing によって、データを収集する計装を表すことができます。ユーザーおよびアプリケーションも Thing としてモデリングができます。ThingWorx では、アセット、ユーザー、システムが、ビジネスプロセスとそれらをサポートするアプリケーションにおいて同等に扱われます。