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マッシュアップ移行のトラブルシューティング
以下のトピックでは、既存のマッシュアップ内のレガシーウィジェットとレガシーレイアウトを移行する際に生じる可能性がある一般的な問題について説明します。
リピーターウィジェットのスタイルが正しく移行されていない
リピーターウィジェットに適用されているデフォルトのスタイルは、コレクションウィジェットのデフォルトのスタイルと競合している場合、移行されません。たとえば、リピーターセル間に表示されている境界線はコレクションに移行されません。ただし、境界の色を定義するカスタムスタイルがリピーターに適用されている場合、そのスタイルは移行されます。
ウィジェットのさまざまな状態のスタイルプロパティが正しく表示されない
9.0.x リリースの ThingWorx では、さまざまな状態に対して設定したウィジェットの一部のスタイルプロパティが、ベース状態の背景色が変更されたときに正しく適用されませんでした。この問題は ThingWorx 9.1 で修正され、ウィジェットの状態は、デフォルトのスタイルまたは設定した値に従って設定されます。9.0.x バージョンでこの問題の次善策を適用した場合、スタイルプロパティを調整する必要があります。
たとえば、イメージウィジェットの上に透明なボタンを配置した場合、ボタンはマウスポインタを合わせた状態のデフォルトのスタイルに変わります。これによって、ボタンの背後にあるイメージが隠れることがあります。この問題を回避するには、各状態での背景色を透明に設定します。
フォーカスボックスのカスタムスタイルが移行されない
リストやドロップダウンなどのレガシーウィジェットでは、スタイル定義を使用してウィジェットレベルでフォーカスボックスのスタイルを編集できます。これらのスタイルは移行されません。ただし、スタイルテーマエディタを使用して、マッシュアップレベルでフォーカスボックスのスタイルを手動で変更できます。
1. Composer で、マッシュアップに適用されているスタイルテーマを編集してから、「スタイル」タブを開きます。
2. 「グローバル」で、「フォーカス」を展開し、線種、太さ、または色を編集します。
3. 「保存」をクリックします。
ウィジェットの透明背景色が正しく移行されない
RefreshToggleStyle スタイルプロパティに透明な背景が設定されている自動再表示レガシーウィジェットを移行した場合、透明背景色は保持されません。この問題を回避するには、移行した後、「スタイルプロパティ」パネルの「マウスポインタを合わせる & 選択済み」 > 「長方形」を使用して ptcs-togglebackground プロパティを手動で更新する必要があります。
ウィジェットのグラデーション色が正しく移行されない
ThingWorx 9.3.0 では、カスタムスタイル定義を移行した場合、グラデーション色は保持されません。ボタンや日付ピッカーなどのウィジェットのプライマリ色だけが移行されます。テーマ指定されたウィジェットへのグラデーション色の適用は、レガシースタイルのテーマを使用している場合にのみサポートされます。
グラデーション色を移行、定義、編集するには、ThingWorx 9.3.1 にアップグレードします。
テキスト領域ウィジェットのサイズが変更されている
ThingWorx 9.3.2 以降では、テキスト領域ウィジェットがコンテナ内の使用可能なすべての領域を使用するレスポンシブウィジェットにアップデートされています。コンテナに 1 つのテキスト領域ウィジェットがあるマッシュアップを移行する場合、ウィジェットが展開し、レイアウトに影響を与える可能性があります。コンテナに 2 つ目のウィジェットを追加して、テキスト領域の固定サイズを指定できます。詳細については、テキスト領域ウィジェットを参照してください。
ファイルアップロードウィジェットにスクロールバーが表示される
ThingWorx 9.3.4 以降では、レガシーテーマを使用して移行する場合、ファイルアップロードウィジェットの高さが保持されます。一部のレイアウトでは、移行後にスクロールバーが表示されることがあります。この問題を解決するには、ウィジェットの高さを手動で調整します。
グリッド
問題
説明
グリッドのヘッダースタイルが正しく移行されない
新しいグリッドウィジェットでは、グリッドヘッダーの左、右、上の線の個別のスタイル設定はサポートされていません。レガシーグリッドウィジェットを移行すると、カスタム境界スタイルが失われることがあります。ヘッダーのスタイル設定には、ウィジェットの境界と分割バーの線のスタイルプロパティのみを使用できます。
レガシーグリッドウィジェットのスタイルが移行されない。
アドバンスグリッドウィジェットのスタイルのみが移行されます。レガシーグリッドウィジェットに適用されているスタイル定義は移行されません。
グリッドデータが表示されない。
動的コンフィギュレーションサービスに間違ったデータサービス出力を使用すると、ウィジェットでデータが正しく表示されなくなります。
アドバンスグリッドウィジェットを移行する場合、Composer でコンフィギュレーションデータサービスの出力を JSON に更新してください。
アドバンスグリッドの動的コンフィギュレーションは ThingWorx 9.3.4 以降ではウィジェットの LegacyConfiguration テキストプロパティに移行されます。新しいコンフィギュレーションを作成する際には、代わりにウィジェットの Configuration JSON プロパティを使用することをお勧めします。
チャート
問題
説明
チャートルーラーの線のスタイルが移行されない。
新しいチャートウィジェットでは、ルーラーの線の幅、色、タイプをカスタマイズできません。レガシーウィジェット内のこれらの線のカスタムスタイルは移行されません。
折れ線グラフ内の領域の境界の色が系列の色と一致していません。
ThingWorx 9.4.1 以降では、折れ線グラフの領域の境界のスタイル設定のサポートが折れ線グラフウィジェットに追加されました。データ系列にカスタム色を使用する面グラフを移行する場合、Stroke スタイルプロパティを使用して、カスタム色と一致するように領域の境界の色を更新する必要があります。
関数
問題
説明
確認ダイアログボックスのテキストスタイルが移行されない。
確認ダイアログボックスでは、適用されているスタイルテーマに基づいて、ラベルのデフォルトスタイルが使用されます。レガシーウィジェットのテキストのカスタムスタイルは移行されません。ただし、スタイルテーマでヘッダーと本文のラベルタイプを編集することによって、移行の後でスタイルをカスタマイズできます。
コンテナとレイアウト
問題
説明
コンテナ間のスペースが移行後に保持されない。
レガシーレイアウトウィジェットには、レイアウト内のコンテナ間のスペースを設定可能なプロパティが含まれていました。この機能は、ThingWorx 9.3.2 以前の Flexbox コンテナに移行する場合にはサポートされません。ThingWorx 9.3.3 以降では、Margin プロパティを使用してコンテナ間のスペースを設定できます。
非表示の列または行によって使用されるスペースは、移行後は保持されません。
ThingWorx 9.3.6 以降では、非表示の列または行は、Visible プロパティが False に設定されたフレキシブルコンテナに変換されます。非表示のコンテナによって使用されるスペースはレイアウトで保持されません。
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