フェデレーション
フェデレーションは、大きなソリューションワークロードを ThingWorx サーバー間でオフロード可能にするための概念です。独立した地域サーバーまたはサーバークラスタがある場合、フェデレーションを使用してピアツーピアのデータ接続を確立することによって、データをオフロードおよび操作できます。ThingWorx を使用してこのような接続を実装でき、ThingWorx の Thing はサーバー間でプロパティとサービスをオフロードできます。すべてのフェデレーションインスタンス間で同じバージョンの ThingWorx が使用されていなければなりません。
フェデレーションの主な用途は、ボリュームの大きなディスク IO (高頻度のストリーム書き込みなど) を最適化された永続化サーバーに肩代わりさせて負荷を減らすことにあります。このためには、データを受信する Remote Thing をサーバー上に作成し、Remote Thing は実際の永続化オブジェクトが動作しているフェデレーションサーバーに対するプロキシオブジェクトとして機能します。
ThingWorx では、フェデレーションを使用してその他の Thing のサービスおよびプロパティを取得できます。パブリッシュされた Thing には Remote Thing としてフェデレーションサーバーからアクセスできます。
ThingWorx でフェデレーションを設定するには、Thing (ストリーム、値ストリーム、データテーブル、Wiki、ブログ) の情報を Remote Thing にパブリッシュします。認証のため、アプリケーションキーが Remote Thing のサーバー上に作成され、データをオフロードする際にはこのアプリケーションキーが必要となります。フェデレーションリモート Wiki またはリモートブログを設定する際に、データシェイプを指定する必要はありません。