複数のサイトの設定
バイナリ更新コンフィギュレーションを使用して、複数のサイトへのロードを改善できます。このコンフィギュレーションでは、すべてのコア関連操作を 1 つのサイト (マスターサイト) に対してのみ実行し、その他のサイトはマスターサイトからのバイナリ更新を受信します。これによって全体のロード時間が大幅に短縮されます。
このセットアップでクローンコンフィギュレーションを使用することで、システムの初期ロード時間も短縮できます。その場合、すべての初期バンドルのロードはマスターサイトで行われ、その他のサイトはマスターサイトからのデータを複製します。
このコンフィギュレーションをサポートするため、ファイル SitesDescriptor.xml に siteUpdateType という名前の属性が用意されています。このファイルで、マスターサイトの master 属性は YES に設定し、siteUpdateType 属性は TEXTUAL に設定しています。すべてのリモートサイトの siteUpdateType 属性は BINARY に設定しています。以下に例を示します。
<Group id="Runtime">
<Distribution type="FS">
<Datatransfer OS="linux" path="${package.destination.folder}"/>
</Distribution>
<Site siteType="REMOTE" id="Runtime-Site1" siteUpdateType="TEXTUAL" master="YES"/>
<Site siteType="REMOTE" id="Runtime-Site2" siteUpdateType="BINARY" />
</Group>
この例では、Runtime-Site1 サイトがマスターサイトであり、Runtime-Site2 がバイナリ更新をサポートしているサイトです。以下の図では、N 個のサイトでの更新を設定しています。
この場合に「Deploy Collection」タスクを実行すると、すべてのバイナリサイトにすべての新規セグメントが自動的に複製されます。それ以降にそのセグメントに対して行われた更新もすべて複製されます。このタスクを使用してデータを再インデックシングした場合、再インデックシングはマスターサイトでのみ行われ、バイナリサイトに複製されます。これによって再インデックシングの時間が大幅に短縮されます。
マルチサイト環境では以下の方法でバンドルをロードできます。
• 「TransformManagement」タスクを使用した通常のアプローチ
この場合、「TransfomManagment」タスクを使用して TAL プロセスが開始され、これによって「PublishToPreviewPreparation」タスクと「PublishToPreview」タスクがトリガされます。「PublishToPreview」はデータをテキスト更新としてマスターサイトにロードします。
挿入やインデックシングなどのすべてのコア操作はマスターサイトに対してのみ実行します。マスターサイトに、更新されたリポジトリのバイナリ更新を含む差分パケットがアップロードされます。siteUpdateType="BINARY" として設定されているサイトは、通常の更新パケットとともに差分パケットをダウンロードします。バイナリ更新サイトに対してコア操作は実行されません。これらは受信した差分のインポートのみを行います。コア操作が実行されないので、バイナリサイトへのロードはテキストサイトへのロードよりもはるかに短時間ですみます。このアプローチは増分ロードにのみ使用することをお勧めします。
• 「TransformMgmtInitialLoad」タスクと「P2RTInitialLoad」タスクを使用して初期ロードを行い、フルクローンは行わないアプローチ
この場合、「TransformMgmtInitialLoad」を使用して TAL プロセスが開始され、これによって「PublishToPreviewPreparation」タスクと「PublishToPreview」タスクがトリガされます。初期ロードモードでは、「PublishToPreview」がパブリッシングマネージャにデータをロードしてから停止します。
すべての初期バンドルが変換されてパブリッシングマネージャにロードされた後で、「P2RTInitialLoad」タスクを実行すると、コレクションごとに「Publish2RT」タスクが 1 回トリガされます。「Publish2RT」はデータをマスターサイトにはテキスト更新としてロードし、バイナリがサポートされているサイトにはバイナリ更新としてロードします。このアプローチは通常のアプローチよりも短時間で処理されます。
• 「TransformMgmtInitialLoad」タスクと「P2RTInitialLoadToMaster」タスクを使用して初期ロードを行い、「FullCloneFromMaster」タスクを使用してフルクローンを行うアプローチ
この場合、「TransformMgmtInitialLoad」を使用して TAL プロセスが開始され、これによって「PublishToPreviewPreparation」タスクと「PublishToPreview」タスクがトリガされます。初期ロードモードでは、「PublishToPreview」がパブリッシングマネージャにデータをロードしてから停止します。
すべての初期バンドルが変換されてパブリッシングマネージャにロードされた後で、「P2RTInitialLoad」タスクを実行すると、コレクションごとに「Publish2RT」タスクが 1 回トリガされます。「Publish2RT」はデータをマスターサイトにのみロードします。バイナリサイトにはデータをロードしません。「Publish2RT」が完了すると、マスターサイトにデータがロードされて使用可能になります。
次に、「FullCloneFromMaster」タスクを実行します。このタスクはマスターサイトからフルクローンパケットを作成し、共通の共有の場所 ${package.destination.folder} にこのパケットをアップロードし、各バイナリサイトに対して「CloneToSite」タスクをトリガします。「CloneToSite」タスクはフルクローンパケットをダウンロードしてサイト上に展開します。この場合、各バイナリサイトにデータが並行してロードされ、個別に使用可能になります。
以下の Task Manager タスクでマルチサイトコンフィギュレーションがサポートされています。
• P2RTInitialLoadToMaster
• FullCloneFromMaster
• CloneToSite
• FullBackupFromSite
これらのタスクの詳細については、
マルチサイトでのロードタスクを参照してください。
| すべてのサイトのデータディレクトリ構造が同じでなければなりません。バイナリサイトのディレクトリ構造がマスターサイトと異なる場合、想定される構造にない任意のディレクトリを指すシンボリックリンクを使用し、3C.properties および setEnv.sh/bat ファイルでこれを設定します。 |