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切り捨て関数と丸め関数
floor(z) - ≤ z の最大の整数を返します。
Floor(z, y) - y の整数倍のうち、z 以下で最大のものを返します (Returns the greatest multiple of y≤ z)。
ceil(z) - ≥ z の最小の整数を返します。
Ceil(z, y) - y の整数倍のうち、z 以上で最小のものを返します (Returns the smallest multiple of y≥ z)。
round(z, [n]) - z を小数点以下 n 桁目までに丸めた値を返します。
n を省略した場合、最も近い整数に丸められた z が返ります (n は 0 と見なされます)。
n < 0 のときは、z は整数部 n 桁に丸められます。
(n + 1)th 桁目の数値が 5 より小さい場合、その数値は切り捨てられます。5 以上の場合は切り上げられます。
Round(z, y) - round(z/y) · y を返し、zy の倍数のうち最も近い値に丸めます。round(z, 1) = Round(z, 0.1) です。
trunc(z) - z の小数部を切り捨てて、整数部を返します。
Trunc(z, y) - trunc(z/y) · y を返します。
これらの大文字形式の関数は、単位のある値の切り捨てを正しく評価するために使います。たとえば、x := 3.23m をフィートに換算して端数を切り上げるには、Ceil(x, ft)=11ft のように計算します。
floor が正のときは、関数 truncz は同じ結果を返しますが、z が負のときは、floor(−2.6) = −3trunc(−2.6) = −2 と結果が異なります。
引数
z は、実数または複素数のスカラーまたはベクトルです。小文字の関数では、z は無次元でなければなりません。引数が 2 つの大文字の関数では、zy の単位が整合していなければなりません。z が複素数の場合、切り捨てと丸めは実部と虚部で別々に行われます。
y は実数の 0 以外のスカラーまたはベクトルです。
n (オプション) は整数です。n のデフォルト値は 0 です。
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