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Excel データファイル
次の 2 つの関数を使用して Excel ファイルの読み書きを行います。
READEXCEL("file", [“range”, [emptyfill, [blankrows]]]) - Excel ファイルの定義された範囲のセルが格納されている行列を返します。
WRITEEXCEL("file", M, [rows, [cols]], [“range”]) - 行列 M を指定した Excel ファイルの定義された範囲に書き込みます。
どちらの関数もファイル拡張子 XLSXLSX をサポートします。
これらの関数を実行するには、変数割り当てまたは式の評価を次のように使用する必要があります。
引数
“file” にはファイル名またはフルパス名を指定します。ファイル拡張子 XLS または XLSX を含める必要があります (例: heat.xlsx)。絶対パスでない場合、現在の作業ディレクトリに対する相対パスとして処理されます。
“range” (オプション) はセル範囲を含む文字列です。この引数を省略した場合、READEXCEL は指定したファイルの "Sheet1" のすべてのデータを読み込み、WRITEEXCEL は指定した行列のすべてのデータを指定したファイルの "Sheet1" に書き込みます。
range は次のいずれかの形式で指定できます。
"Sheet1!A1:B3" - ワークシート名、左上のセル、右下のセルを指定します。"Sheet1!A1"Sheet1 のセル A1 を意味し、"Sheet1" はワークシート全体を意味します。
"[1]A1:B3" - ワークシート番号、左上のセル、右下のセルを指定します。"[1]A1"Sheet1 のセル A1 を意味し、"[1]" はワークシート全体を意味します。
emptyfill (オプション) は、データファイル内の欠落しているエントリを置き換える文字列、スカラー、または NaN (デフォルト) です。
“blankrows” (オプション) は、空の行が見つかった場合の処理を指定する文字列です。
skip - 現在の行をスキップします。
read - (デフォルト) 空白行を読み込みます。
stop - 読み込みを中止します。
M はスカラーの行列です。M に単位、関数、または埋め込み行列が含まれる場合、PTC Mathcad はファイルに書き込むことができません。
rows または cols (オプション) は、書き込む行列 M の最初の行または列を指定するスカラーか、書き込む行列 M の行または列の範囲 (両端を含む) を指定する 2 成分ベクトルのいずれかです。この引数を省略した場合、WRITEEXCEL は行列のすべての行および列を指定したファイルに書き出します。
その他の情報
rowscols はどちらも 1 から始まる添字です。システム変数 ORIGIN は関数 READEXCELWRITEEXCEL の動作に影響を与えません。
オプションの引数は最後の引数から順番にのみ省略できます。たとえば、WRITEEXCEL では、rows を省略して cols を指定することはできません。rows を省略した場合、cols の値が rows として使用されます。
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