例: 結合行列用ツール
extract、replace、subcolor、augment関数を使用して、カラー画像を構成する結合行列から 1 つのカラー成分の行列を抽出し、結合行列に 1 つのカラー成分の行列を挿入し、3 つのカラー成分を結合し、結合カラー行列のサブセットを選択します。
この例の使用方法については、画像処理の例についてを参照してください。
extract
1. RGB の結合カラー行列を読み込みます。
(strike_rgb.bmp)
2. extract 関数を使用して、画像の赤色成分を抽出します。
3. 青色成分と緑色成分にゼロの値を割り当てることで、この行列を RGB 画像に変換します。
(strike_red1.bmp)
replace
画像の個々の色を操作して合成し直します。
1. サンプル画像の赤色成分の輝度を半分に減らした新しい変数を定義します。
2. replace 関数を画像に適用します。
(strike_new.bmp)
画像行列 M の赤色成分が newred に完全に置き換えられました。この方法によって、赤 (1)、緑 (2)、青 (3) の各行列を置き換えることができます。
augment と subcolor
augment 関数を使用して、赤、緑、青などの 3 つの行列を 1 つのカラー行列に結合します。この関数は RGB、HLS、HSV、YIQ、YCbCr の各画像で使用できます。
subcolor 関数を使用して、結合された行列の 3 つのカラーセクションそれぞれから適切な部分行列を取り出して、カラー行列のサブセット (RGB、HLS など) を抽出します。
1. augment を使用して H、S、V の各部分を結合することで、HSV 画像を作成します。
カラーホイールを表示するには、先に HSV を RGB に変換する必要があります。
2. subcolor を使用して、画像のサブセットを選択します。
3. 画像全体とそのサブセットを表示します。
 (wheel.bmp) |  (wheel_sub1.bmp) |