データファイル
Excel、区切りテキスト、固定幅テキストファイルの読み書きには次の 2 つの関数を使用します。
READFILE("file", "type", [colwidths, [rows, [cols, [emptyfill,["decsymb"]]]]]) - file のデータが格納されている配列を返します。READFILE は、Excel、区切りテキスト、固定幅テキストファイルの汎用ファイル入力関数として使用されます。
WRITEFILE("file", M) - Excel ファイル (.xls または .xlsx) あるいは .txt.dat などのタブ区切りテキストファイルを、指定した値の行列 M から書き込みます。
実行するためには、PTC Mathcad ワークシート内の定義式は次のように代入文または評価文でなければなりません。
または
引数
file にはファイル名またはフルパス名を指定します。絶対パスでない場合、現在の作業ディレクトリに対する相対パスとして処理されます。
type は、ファイルで使用されているデータ形式を指定する文字列です。
delimited - 同じ区切り記号によって区切られたデータ列 (デフォルト)。
区切り記号は自動的に選択されます。
READFILE が区切り記号を検出しない場合は、READTEXT を使用して、区切り記号を明示的に指定します。
fixed - 列幅が固定のデータ。
Excel - Excel ファイル形式。
colwidths (オプション、データ型が fixed の場合に必要、その他の場合は省略) は、固定幅の各列の文字数を指定する n × 1 の列ベクトルです。n はファイルの合計列数です。
rows (オプション) は、ファイルから読み込む最初の行を指定するスカラー、または読み込む行の範囲を指定する (両端を含む) 2 成分ベクトルです。この引数を省略すると、READFILE はファイルのすべての行を読み込みます。
cols (オプション) は、ファイルから読み込む最初の列を指定するスカラー、またはファイルから読み込む列の範囲 (両端を含む) を指定する 2 成分ベクトルです。この引数を省略すると、READFILE はファイルのすべての列を読み込みます。
emptyfill (オプション) は、データファイル内の欠落しているエントリを置き換える文字列、スカラー、または NaN (デフォルト) です。
decsymb (オプション) は使用する小数点記号です。"," (コンマ) または "." (点) を指定できます。デフォルトは "." (点) です。
通常、M は、単一の書き込み操作を使用して、指定したファイルに書き込まれる r x c 要素の行列です。
* 
指定したファイルに単一の値を書き込む必要がある場合は、引数 M の代わりにその値を指定できます。
レンジ演算子の定義を WRITEFILE 関数の引数として使用する際には、特別な注意が必要です。
その他の情報
rowscols はどちらも 1 から始まる添字です。ORIGINREADFILE の振る舞いに影響しません。
オプションの引数は最後の引数から順番にのみ省略できます。たとえば、READFILE では、rows を省略して cols と emptyfill を指定することはできません。rows を省略した場合、cols の値が rows として使用されます。
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