ラベルについて
PTC Mathcad Prime では、単位ラベルや定数ラベルなどのいずれかのラベルが数式要素に付けられています。ラベルによって、異なる数式要素を簡単に見分けることができます。
ラベルの使用
可能な場合、PTC Mathcad Prime は自動的にラベルを数式要素に割り当てます。ユーザーが個別の数式要素にラベルを適用することもできます。
ラベルを使用すると、複数の数式要素を同じ名前で定義できます。たとえば、次のように入力します。
予想したとおり、PTC Mathcad Prime は方程式の右側に kg、cm、m のラベルを自動的に割り当てます。また、PTC Mathcad Prime は最新の定義を評価で使用します。意図を明確にするために、最初のコラムの m に定数ラベルを適用できます。
これにより、m はワークシート全体でラベルに応じて 2kg または 1m を示します。
数式要素をクリックすると、「数式」タブの「スタイル」グループ内にラベルが表示されます。
ラベルが括弧内に表示される場合、そのラベルは PTC Mathcad Prime がコンテキストに従って割り当てたものです。
ラベルが括弧なしで表示される場合、そのラベルはユーザーにより適用されたラベルか、計算により推測されたラベルです。
定義または評価する前の数式要素にラベルは付いていません。
ラベルタイプ
使用できるラベルタイプは以下のとおりです。
「自動」 - PTC Mathcad Prime が計算に基づいて自動的にラベルを割り当てます。たとえば、m の値を計算した場合、m の解は組み込み単位のメートルで求められます。
「変数」 - ユーザー定義変数およびユーザー定義関数として識別します。
「単位」 - 組み込み単位として識別します。
「定数」 - 組み込み定数として識別します。
「関数」 - 組み込み関数として識別します。
「システム」 - 組み込みシステム変数 ORIGINTOLCTOLPRNPRECISIONPRNCOLWIDTHCWD に付けるラベルです。
「キーワード」
- 特別な関数構成要素であるキーワードを数式要素に設定します。ソルブブロックのキーワードにはfind、minerrmaximize、minimize、およびodesolveがあります。その他のキーワードはifおよびrootです。
キーボードショートカット Ctrl+Q を使用して、前述のラベルを繰り返し使用できます。
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