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KNITRO のソルバ
PTC Mathcad Prime の最適化ソルバは、高度な最適化ソフトウェアライブラリ KNITRO に置き換わっています。KNITRO ライブラリは Interior-Point (Barrier 方式) と Active-Set という 2 つのアルゴリズムを備えることで、古いソルバにパフォーマンスの向上と堅牢性をもたらします。
次の点が変更されています。
制約なしの最適化を行う関数 findおよび minerrや、2 連立方程式 (線形および非線形) は、以前と同様にデフォルトで既存の LM (Levenberg-Marquardt) アルゴリズムを使用します。LM が失敗した場合、問題は最適化問題として再提示され、PTC Mathcad は KNITRO エンジンを使用して解を求めます。
制約付き最適化を行う関数 minimizeおよび maximizeは KNITRO ソルバーに依存するようになりました。ソルバは自動的に複数のアルゴリズムを試行するよう設定されており、失敗するのは問題に合理解がない場合のみです。
鞍点の挙動を示す問題ではごくまれに、さまざまな数値的理由により、同じ初期条件で開始される 2 つのソルバが 2 つの異なる値の結果を出力する場合があります。ソルブブロックが PTC Mathcad の以前のバージョンと異なる結果を返した場合、結果を検討してより適切な最小要素または最大要素を求めてください。
公差は内部公差として設定されているので、KNITRO ソルバでは TOL を使用しないでください。
CTOL は以前と同様に、関数 find および minerr について公差が制約を満たすよう制御します。ソルブブロックが失敗した場合、解が得られそうであれば別の初期条件を試行できます。