IIR フィルタの係数
• bessel(n, scale) - n 次アナログベッセルフィルタの係数を返します。scale でカットオフのゲインを指定します。この関数の出力は IIR フィルタ関数への引数の 1 つとして使用されます。
• butter(n) - n 次アナログ Butterworth フィルタの係数を返します。この関数の出力は IIR フィルタ関数への引数の 1 つとして使用されます。
• cheby1(n, e) - チェビシェフの第 1 種 n 次アナログフィルタの係数を返します。パラメータ e によってリップルを制御します。この関数の出力は IIR フィルタ関数への引数の 1 つとして使用されます。
• cheby2(n, scale, atten) - チェビシェフの第 2 種 n 次アナログフィルタの係数を返します。阻止域の加減を scale、阻止域減衰を atten として指定します。この関数の出力は IIR フィルタ関数への引数として使用されます。
引数
• n は、フィルタの次数を表す整数です。
◦ bessel フィルタの場合、n は 1 から 35 です。
◦ その他のフィルタでは、n は 1 から 200 です。
• e は、通過帯域の許容リップルを表す正の実数です。
• scale は、阻止域の下限を設定する、1 より大きい計算された実数です。
◦ bessel フィルタの場合、カットオフ周波数におけるゲインを制御する、0 より大きい実数です。
◦ cheby2 フィルタの場合、阻止域の下限を設定する、1 より大きい計算された実数です。
• atten は、阻止域減衰係数を表す、1 より大きい実数です。
追加情報
これらの関数では、偶数の列から成る係数の配列が返ります。
• bessel の出力のように 2 つの列がある場合、このフィルタは 1 つのセクションから成り、列 1 には変換関数の分子の係数、列 2 には分母の係数が格納されています。
• 4 つ以上の列がある場合、各ペアがカスケード形式のフィルタの 1 つのセクションを表します。