例: Lookup 関数における TOL の効果
1. 入力行列を定義します。
2. hlookup 関数を使用して、z を含む列と r を含む行の交点の要素を求めます。
3. hlookup 関数と変更因子 not を使用すると、r を含む列と行 z の交点の要素以外のすべての行 r の要素が返ります。
4. lookup 関数を使用して z を X で照合し、Y の同じ位置の値を返します。
a. 厳密一致を求めます。
行列 X の位置 (5,0) および (1,2) の値は 50 です。
b. "未満" を示す変更因子 lt を使用して、指定した値よりも小さい要素を照合します。
行列 X の位置 (1,0)、(2,0)、および (3,0) には 4 未満の値が 3 つあります。
c. 変更因子 range を使用して、範囲内で一致する要素を照合します。
行列 X の位置 (5,0)、(6,0)、(1,2) には 50 から 70 までの範囲の値が 3 つあります。
5. vhlookup 関数を使用して 1 列目の z1 および z2 と行 A をそれぞれ照合し、一致する行および列の交点にある値を返します。
a. 厳密一致を求めます。
A の列 0 には z1 と一致する値が 1 つ含まれており、行 0 には z2 と一致する値が 1 つ含まれています。
A の列 0 には z1 と一致する値が 2 つ含まれています。
b. 変更因子 near を使用して、指定した z1 に近い要素を求めます。
A の列 0 には z1 に近い要素値が 2 つ (5 および 6) 含まれています。
c. 公差を新しく指定して、上記の一致検索を繰り返します。
公差を大きくすると精度が下がり、指定した変更因子と公差による条件を満たす新しい要素 (4) が表示されるようになります。
6. TOL の値を元に戻します。
7. vlookup 関数を使用して z を A の 1 列目で照合し、一致した行と c で指定した列の交点の値を返します。
a. 厳密一致を求めます。
b. 変更因子 near を使用して、値が指定した z. に近い要素を求めます。
A の列 0 には、行 1、行 2、および行 3 に 1.5 に近い値が 3 つあります。
c. 公差を新しく指定して、上記の一致検索を繰り返します。
8. TOL の値を元に戻します。
9. match 関数を使用して A で z1 を照合し、一致した値の添字を返します。
a. 厳密一致を求めます。
b. 変更因子 near を使用して、指定した z2 の値に一致する要素を照合します。
c. 公差を新しく指定して、上記の一致検索を繰り返します。
d. TOL の値を元に戻します。
e. less-than 変更因子 lt を使用して、値が指定した z3 より小さい要素を求めます。
f. 公差を新しく指定して、上記の一致検索を繰り返します。
lt 変更因子の使用中に公差を大きくすると、指定した変更因子と公差による条件を満たさなくなる要素が出てきます。
g. TOL の値を元に戻します。
h. 変更因子 range を使用して、z4 で指定した範囲内の要素を照合します。
i. 公差を新しく指定して、上記の一致検索を繰り返します。
10. TOL の値を元に戻します。