スクリプト記述コントロールのイベント
アドバンススクリプト記述コントロールでは、イベント駆動型モデルが使用されます。モデルにより以下の 3 つの基本イベントが定義されます。
• Start
• Exec
• Stop
これらは、スクリプトの内部条件が満たされたとき (外部アプリケーションからデータが戻ってきたときなど)、またはユーザーがボタンをクリックするか押したときに、ワークシートの再計算中に Mathcad によってトリガーされます。さらに、アドバンスコントロール (ボタン、ラジオボタン、リストボックス、チェックボックス、テキストボックス、およびスライダー) に対して定義されているイベントを使用できます。
コントロールに対して 1 回だけ設定する必要のあるプロパティを設定するには、Start イベントを使用します。コントロールとの交互作用および出力の作成に必要なプロパティを設定するには、Exec イベントとその他のコントロール固有のイベントを使用します。
VBScript と JScript の構文
イベント関数の構文は言語に固有です。ほとんどのスクリプト言語では、イベント関数の標準的なメカニズムが提供されており、通常、イベントを定義する (イベントの "ソース" となる) オブジェクトとイベント名の組み合わせから成ります。たとえば、VBScript では、イベントソースの名前、アンダースコア、イベント名の順の形式が使用されます。
Sub MyEventSrc_Event1()
'add your code here
End Sub
JScript イベントハンドラでは大文字と小文字が区別されますが、VBScript では区別されません。JScript のイベントメカニズムでは、オブジェクト名、アンダースコア (_)、イベント名の順の形式によってイベントが指定されます。
function MyEventSrc_Event1()
{
// add your code here
}